2001.3.31 更新

2000年7月1日(土)ほたる

週末なので、車で買い出しに出かける。帰り、だいぶ暗くなってきた。森の真ん中をぶち抜いている道で帰ってくる。道ばたで、鹿が草を食べていた。げげ〜、頼むから飛び出さないでね〜。

ヘッドライトで照らしている中に、ときどきピカっと光るものがある。蛾かなんかが反射してるのかな? 「そう言えば、蛍がいるらしいよ」とダンナ。家に帰って夜のお散歩をしてみる。たしかに蛍だ〜。あっちにもこっちにも! 街頭の届かない小さな池のほとりに行ってみると、蛍の光で地面がぼお〜っと光ったりしている。ああ、きれい。すごくうれしいな〜。ダンナは蛍見たの、初めてなんだって。いや〜、感激! それで、平家? 源氏? なんていう種類なんだろうね?

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2000年7月2日(日)野菜スタンド

あさっては独立記念日なので、いつもより星条旗を多く見かける。なんでもないときだって、あっちこっちに星条旗あるけどね。

高速道路を1時間ほど西に走ってみる。クリントンというところで降りると、農場があって、牛や馬や羊やあひるや……いっぱいいる。なんか広い。チャタムに来たとき、「アメリカは広いなぁ。家も敷地もでかいなぁ」と思ったが、そんな比ではない。「野菜スタンド、こっち」という看板があったので、枝道に入ってみると、道ばたにすてきなスタンドがあった。無人ではなく高校生くらいの女の子が店番をしている。大きいワンルームくらいの広さで、冷蔵庫も完備。美しく野菜が並べてある。こういうお店もあるのね〜。もっと近かったら、たびたび来られるのに。昨日、中華系マーケットで買い物してしまったので、アメリカン・チェリーとレタスだけ買う。値段はおぼえてないけど、おいしかった♪

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2000年7月3日(月)近代美術館

月曜日だけど、明日の独立記念日が休日なので、ダンナの会社は今日はお休み。4連休でうれしい。初めてウォーターウェイ・フェリーに乗ってマンハッタンへ行く。NJのWeehawken ウィーホーケンから出ていて、ハドソン川を横断し、39丁目くらいに到着する。そこから町中まで無料バスが何路線か出ているのだ。片道5ドル。電車で行くよりチト高いが、楽かもしれない。

明日の独立記念日を祝うために、各国から船が来ている。ハドソン川にカナダの国旗を掲げた軍艦が1杯。なんか見たことがあるような別の軍艦もいる。遠くて国旗が識別できないけど、海上自衛隊じゃないかな。お祝いに軍隊がかけつけるって、なんか変な気がするが……。イギリス海軍は来ないのかなぁ。来てケンカになったら面白いのに。

近代美術館MoMAに行ってみた。入り口の前で一部職員がストライキをしている。保険制度がどうとかと、訴えているんだけど、「モマに入るな、恥を知れ」と叫んでるのには閉口。入場者を攻撃してどうするんじゃ。気分悪いぞ。

夏休みだからか、1Fの一画にガイドブックに出ているような有名な画をばーっと展示してある。シャガール、ピカソ、ロートレック、セザンヌ……。美術の教科書で見たような画があるある。人出も多いけど、日本の企画展みたいに満員電車状態ってことはないから、ゆっくり見られる。でも、ガイドブックには出ていない展示品はミテにはちょっと(^◇^;)。「はぁ、これがゲイジツ……??」ってのが多かった。

それと発見。生のゴッホは怖くて見られない……。波長が違いすぎるみたい〜。

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2000年7月4日(火)アメリカ独立記念日

朝8時ごろ、号砲が聞こえた。

夢を見た。私をマスターだか、聖人だかにしてくれるという。「私などまだまだです」と言うと、「あなたがマスターになれば、『あんなに不完全でも大丈夫なんだぁ』とほかの人が安心するから」と言われる。

再来週、友人が日本から遊びに来るので、車に乗せて出かけなくてはならない。行きそうなところをピックアップして運転の練習する。休日のせいか、車が少なくて走りやすい。1車線の道ばかりならいいんだけどなぁ〜。はぁ。

夜、ドンドンと花火の音がする。音を頼りに車を出した。チャタムの町で花火大会なのだった。会場の公園に近い住宅街から花火を見る。真下に近いので、音も光もすごい! ズドンと体に響きますねぇ。ときどき燃えかすが落ちてきて、そこらの木が一瞬燃え上がったりする。だけど、ちゃんと消防車が控えてるから大丈夫。NYあたりではもっとすごい花火をやってるみたいだけど、大満足。面白かった!

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2000年7月5日(水)怖さをかわいがる?

大きなダウ・クリスタルをもって瞑想した。瞑想からさめて、クリスタルをみつめる。中の模様が複雑で、はっきりと見えない。心の中に対話が浮かんできた……。

「はっきりと見えないとどう感じる?」……こわい。これから、どうなるかわからない怖さ。
「流れに身を任せてないってことだね」……そうだね。
「見えないから怖いのではなくて、まず怖くって、その理由を探している?」……うん、理由がわかれば少しは楽になるかと思って。
「はやく怖さをなくしたいんだ」……そう。解放したい、手放したい、なくなってしまえばいいって思ってる。
そんなに嫌わないで、もうちょっと『怖さ』をかわいがってみたら? 受けとめて、受け入れてみたら?」……ああ、そうか。そういうこと、忘れてた。

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2000年7月6日(木)初自発的運転

ダンナを会社に送っていって、家にいたらどうしても行きたくなってロアンタカの森に行った。ゆっくりと森をお散歩。平日はほんとに人が少なくて、週末よりもっと素敵。わぁ、すごいじゃん。できるじゃん。ひとりで車に乗って、行きたいとこに行けるんだなぁ……。

最近思う。ミテの中にはものすごくたくさん「怖さ」があるんだなぁって。いままで気がつかなかった。気がつかないようにしてたのね。そういう自分を直視したくなかったんだな。自分で「怖い」って言う分にはいいんだけど、いまでも人に指摘されると、やな気分になるみたい。怖さとのおつきあいはまだまだこれからかな。

「もっと気楽に!」。メールにもよくそう書くけど、自分になかなかできないから、ことさらそう言ってるんだな。

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2000年7月7日(金)車交換

うちの車はハーツのレンタカーなので、最長5ヶ月しか借りられません。てことで、今日は車の交換。赤いフォード・トーラスSE ちゃん、さようなら。いままでありがとね〜。

新しい車は同じトーラスSE でしたが、製造年が違うのか、ちょ〜っと形が違うのよね。あ、ナビもついてない〜。残念(ミテにはナビは使いこなせないが……。だいたいあの日本語を理解できる人はすごいと思う)。色は緑色。なかなかしぶいぞ。走り始めると自動的にドアのロックがかかる。へ〜、すごい〜。

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2000年7月8日(土)海軍さんがたくさん

またまたフェリーでマンハッタンへ出かける。マンハッタン側のフェリー乗り場のすぐそばにはイントレピッドという退役した空母が係留してあって、博物館になっている。今日は又、そばに現役の空母JFKが来て、一般公開しているのですごい人出。艦載機が飛んできて、空中停止して見せたり(そんなことができるとは! でも超うるさくてメイワク)、パラシュートで空母に着陸して見せたりとパフォーマンスも目白押し。落下傘を見て、アメリカ人のオバチャンが「まぁっ、みたいね〜」って感心していた(^◇^;)。

独立記念日に各国から集まった帆船もまだ何隻かいて、船によっては中を見せてくれる。ウクライナから来た船は、Tシャツやマトリョーシカ、バッジなどを商いしていてなかなか盛況。ダンナもポケットに入るサイズのお酒を入れる水筒を買った(キリル文字でKGBと書いてあるもよう(^^;)。

旭屋書店、紀伊国屋書店、BOOK OFFなど日本語の本屋さんに自衛隊の若い男性がたくさんいた(制服を着ていたのでわかる)。やっぱ先週見た船は海上自衛隊だったのかな。今日は自衛隊に限らず、マンハッタンで海軍さんをたくさん見かける。海軍の制服は白いので目立つのだ。

Little Yokohamaというお蕎麦屋さんを発見。46丁目と9番街の交差点そばなので、ミッドタウンの賑わっているところからはちょっと遠い。定員12人くらいのこじんまりしたお店だけど、おいしかった。また行きたいな。

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2000年7月9日(日)おこりんぼ

緑のトーラスを運転してみた。加速が遅い〜。ブレーキの利きが前のより甘い。ふーん、車によってこんなに違うんだ〜。

なんで自我を捨てて、流れにしたがって生きるのかわからなかった。いま思っているのはその方が喜びに生きることができるから。重く苦しく生きるより、軽やかに喜びに満ちて生きる方がいいよなぁ、とわかってきた。

昨日、軍艦祭り(?)でアジア人とアメリカ人が口論していた。どうやらアメリカ人が列に横入りしたのを、アジア人が咎めたら逆ギレしたらしい。英語でケンカしてるので、アメリカ人の方が有利だ。彼は「私は悪くない!」なんて叫んだりしてた。きっと内心ギクギクしてたに違いない。ほんとに正しいと思ってれば、そんな科白、言わないもんね。近くにいたんだけど、あまりネガティブな影響を受けずにすんだ。進歩したかな。

そのアメリカ人のおっちゃん、「だから日本人はキライなんだ」と奥さんにぶつぶつ言ってた。ケンカの相手、中国系だと思うけどね(でも最近のミテの識別は当てにならない)。ささいなことで腹を立てて、自分を正当化して、まわりから白い目で見られて、おっちゃんも大変だ。でも、ま、自分の姿もそこに見えたりするのだった……(-o-;。

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2000年7月11日(火)目から鱗

瞑想を途中で切り上げて眠ってしまった。そういう日もあるよね……。

夢を見た。両親が出てきたが、呆けてて私のことがわからない。小学校か高校の友人も出てきたが、私のことがわからない。誰もわたしのことを知らない。なんだろ?

エドガー・ケイシーの伝記を読んでいる。なんか自分が少し素直になった気がする。「信じないぞ、だまされないぞ、失敗しないぞ」って気持ちがほぐれてきたみたい。なんだかすごくかたくなだったな……。

お友だちからメールをもらった。「どこに行かなくても、一年外国で暮らせるなんていいですね」とあった。ほんとにそうだよね。改めて目から鱗。

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2000年7月12日(水)非難されたら

いつもと違う靴だったせいか、渋滞中に前の車にぶつかりそうになっちゃった。怖かった〜。まだこの車になれてないせいもあるかもね。瞑想したら、「車をぶつける」ことより、「非難される」ことを怖がっていることがわかった。「非難されると死んでしまう」という思い。でも、死んだって存在を消すことはできないんだよね。私はもうすでに存在してるんだから。ではどうすればいいのかな。「自分で責任をとる」「いつでも愛され、守られている」「なにがあっても傷つくことはない」ってことを理解する……かな。まぁ、そのうちに答えはわかるでしょう。

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2000年7月13日(木)スモーキー・クォーツ

お友だちとショート・ヒルズ・モール(近所のショッピング・アーケード。メイシーズ、サックス・フィフス・アヴェニューというデパートとブランド屋さんがたくさん入ってる。NJは洋服に税金かかんないし、NYでうろうろ買い物するよりずっと楽でお得ではと思っている。自分では服を買わないくせに)に行く。大きなスモーキー・クォーツを買った。65ドルのところ、セールで10ドル引き。ラッキー。アメリカで初めて買ったクリスタルだね。よろしく。グラウンディング、センタリングにとてもきくみたい。

瞑想の時にもパチュリーやベチバーを選んでいる。地面に足をつけて、自分の中心にいることがとても大切な時期なのかも知れない。

この前、スーパーマーケットの駐車場で、たどたどしく運転するインド人女性を見た。ダンナさんが助手席に乗ってた。ミテ同様、アメリカで運転せざるを得なくなって特訓中なんだな。思わず応援しちゃった。

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2000年7月14日(金)ヌアーク

日本から友だちが遊びに来た。Newark 空港まで迎えに行く。いままでNew Ark だと思ってたが、よく見るとひとつながりじゃん。発音もニュー・アークじゃなくて、ヌアークって感じ。がーん。

コンチネンタル航空8便でご到着。ちゃんと飛んでるかなとコンチネンタルのホームページで確認した。グラフィックスでどこを飛んでいるか表示してくれるから面白い。空港の駐車場が混んでてちょっと焦った。

日曜日にダンナの友だちが来て、NYを案内することになっているので、NJにあるリバティー・ステート・パークに下見に行く。自由の女神の後ろ姿が見える。平日の夕方だし、公園はがらがら。風も冷たくて、そうそうに引き揚げた。大きな星条旗が何本もはためいてたのが印象的。

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2000年7月15日(土)名前違いで勘違い

友だちも一緒にウェンディの家に行く。彼女が来るとメールしたら、「一緒に庭を見に来たら?」と誘ってくれたのだ。車から降りると裸足で飛び出してきて、ハグしてくれた。うれしいな。庭のお花を見て、お茶とお菓子をご馳走になる。いつもながら、楽しいおしゃべり。

彼女に「うちには息子が2人いて」と説明するのをきいて、ミテはびっくり。いままで3人だとばかり思っていたのだ。初めて下の息子を紹介してくれたとき、間違って上の息子の名前(ジョナサン)の愛称(ジョンジョン)で呼んだのが、混乱の元だった。小さい方がジョンジョンだと思いこんだので、ジョンが彼を連れて来て「クリスだ」と言ったときに、同一人物と特定できなかったのです。どこの国でも親は子供の名前を取り違えるのね〜(^◇^;)。それにいろんな愛称を使うから、余計……。

友だちはNYに宿をとっていたので、ダンナと3人でマンハッタンまで電車で行く。雨降りの一日。ウェンディがポンチョを貸してくれた。ミッキーマウスが背中に描いてある♪ ホテルはミッドタウンのマンスフィールド・ホテル。こぢんまりした規模、ヨーロッパ調の内装。ロビーの隣にあるバー(だと思う)は落ち着いた雰囲気ですてき。昼間は営業してないので、勝手に入り込んでゆっくりと座れるの。NYのホテルは夏になると普段より安くなるので、この時期はいいかもね(と言っても高い(-o-;)。

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2000年7月16日(日)自由の女神

うって変わっていい天気。暑い〜。今日はミテのお友だちと、ダンナのお友だちと4人で行動。マンハッタンまで車で行き、ヒルトンホテルで待ち合わせ。リンカーントンネルをくぐって、NJからフェリーに乗り、自由の女神へ。フェリー乗り場は昔の鉄道駅跡にあるの。いまは巨大な鳥の巣と化してるけど、もとはどんな駅だったのかな? 説明文くらい置いといてくれればいいのに。

自由の女神は超観光地なのに、フェリーの便数が少ないので並ぶのです。これがNYからのフェリーだともっと大変なんだって。フェリー代は7ドル。フェリーはまず、昔、移民局があったエリス島に泊まります。移民局の建物が昔のまま保存されていて、博物館になってます。映画なんかも上映してて、十分楽しめるかも。でも今日は時間がないので、すぐフェリーに戻って自由の女神に行きました。

そばから見るとさすがにでかい。中にのぼれるハズですが、すごい行列……。別にこんなもん、のぼれなくていいわい。帰りの船はNJのフェリー乗り場に直行でした。船と船がすれちがうときには、お客同士で「やっほー(とは言わないか)」と手を振ったりします。ノリのいい船と悪い船があるのはなぜ?

ミテのお友だちはミュージカルを見に行くので、途中で別れ、ダンナの友だちを案内。彼も楽器弾きなので、カーネギーホール、楽譜屋さん、リンカーンセンター、ジュリアードなどへ。でも、日曜日はジュリアードのお店は閉まってるのよね。残念。小さいお店だけど、楽譜や本、Tシャツ、トレーナーなんかがいっぱいあるのです。セントラルパークでリスが寄ってきたのはかわいかったな(エサがもらえると思ったらしい)。

車で彼をフィラデルフィア郊外まで送り、家に帰って「ビューティフル・ライフ」(キムタクが美容師してるドラマ。佳境に入っている)を見て、バタンキュー……。

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2000年7月17日(月)SoHO

友だちがソーホーに行くというので、アメリカで知り合ったお友だちと4人で探検に。11時少しすぎぐらいに到着したんだけど、ここら辺は朝が遅いみたい。まだ開いてないお店が多い。

ガイドブックを頼りに、ここあそことお店を覗くのはやっぱり楽しい。自然化粧品屋さん(?)でツボ押しを発見したり、チベット雑貨屋さんがあったり。ハンス・コッチという鞄屋さんには、日本人のおねえさんがいて、日本語でおしゃべりに花が咲いた。全部手作りという鞄が並んでいて、お店には皮のにおいが充満。同じデザインでも、色が違うと全然雰囲気が違うのが面白い。

黒人のお兄さんもいてお話ししたんだけど、「こんなに優しい人がいるかしら?」という感じだった。鞄が好きな人はぜひ行ってみてね。

PROVENCEというフランス料理のレストランで食事をして帰りました。ちょっと高いけど、味も雰囲気もよかったなぁ。道ばたでアクセサリーを売っている人に日本語を教えてあげたりして(いろんな国の人が来るので、いろいろお勉強してるんだって)、なかなか面白かった。

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2000年7月18日(火)サポートを拒むもの

友だちはまだNYに滞在しているので、つかの間の休日。3日続けてマンハッタンは疲れるな〜。

「なにがサポートを拒んでいるのか」という瞑想をした。幼稚園の時、「もう大きいんだから、しっかりしなくちゃ」と思ったのを覚えている。しっかりしてないから、相手は手を貸さざるを得ないのだ。面倒くさいのに、やってやんなきゃいけないのだ。相手が「まったくもおっ」と怒っているのがわかる。サポートを受けるというのは、敗者になること。サポートしてくれる相手は怒っている。サポートとは勝者が敗者にお情けで手を貸すこと……そんな思いが渦巻いていて、素直にサポートを受け取れないらしい。よくわかった……。

蝉が鳴いてる。機械みたいな音だけど、絶対セミだ。

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2000年7月19日(水)マック・ワールド・エキスポ

ウィーホーケンからフェリーに乗って、着いたところの真ん前にコンベンション・センターがある。今日はそこでマック・ワールド・エキスポなのだ。午前中にスティーブ・ジョブスの講演がある。いったいどんな新製品が発表されるか、わくわくしながら出かけた。平日は道路が混んでいて、ちょっと遅れちゃったが、8インチ・キューブを発表する瞬間には間に合った。わぁ、なんてかわいいデザインなんだろう。絶対ポスターもらって帰らなくちゃね〜。

展示してある新しいiMac、8インチ・キューブを間近に見る。ほんとに小さい〜。会場には髪の毛をそれぞれ赤、緑、青、オレンジに染めた男の子4人組が来てたりする。iMac色に染めたのね。4人一緒にいないとアピールしないぞ〜。いろんなブースを回って、もらえるものはもらう。登録証が磁気カードになっているので、気に入ったブースには名刺を置いてくる代わりに、登録証を機械にスライドさせる。それでメーリング・リストに入ることになるらしい。すごいね〜。

当然のコトながら、人気のブースもあれば、寂しいブースもある。不機嫌なオジサンがひとりで座っているようなところもある。なにかしゃべるとか、わかりやすい説明パネルをつくるとかすればいいのに……。出展したからって顧客がつくわけじゃなかろう

フェリー乗り場で友だちと待ち合わせ。ミツワに寄って家に帰る。

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2000年7月21日(金)近所で観光

昨日、今日は友だちがうちに泊まったので、ご近所を案内して回る。きのうはロアンタカの森をお散歩した。駐車場から池まで森の中を歩く。1頭の牡鹿と遭遇。池では目の前でグースさんたちが水浴びをしてくれて、のんびりそいつを眺めていた。マディソンのまちでお昼を食べて、スーパーマーケット「エドワーズ」に。アメリカの大きなスーパーは面白かろう。彼女はここでいくつかおみやげを買った。

今日はショートヒルズ・モールに。バナナ・リパブリックなどでお買い物。夜、ダンナも合流してホーム・デポにご案内。大規模な東急ハンズとでも言おうか。木材、玄関などの扉、バスタブ、便器、電灯、芝刈り機、ペンキ、電線、大きなパイプ……家を建てる材料が揃っちゃうような店。ここで洗面台を買って自分で付け替えるのかなぁ。プロでなくてもできるのかしらん。

帰り、ロアンタカの隣にある馬術学校の馬場を見る。馬に混じって鹿もちらほら。ははは。馬場の向かいには会社があるが、その敷地の森にも鹿がいた。近寄ると一人の男性がいて「鹿がいる」と教えてくれる。バックパックをしょって、双眼鏡とカメラを胸にぶら下げてる。旅の人かと思ったが、会社帰りなのだった。そうか、入館証も首から下げてるね。短パンで仕事してるんだ……。親切な人で「牡鹿はbuck、stagと言うんだよ」としばし英会話教室。発音練習までつきあってくれた。

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2000年7月22日(土)お見送り

コンチネンタル9便で彼女は日本へ。ヌアーク空港まで送りに行く。日本だと手荷物検査を受けるところでバイバイだが、ここでは見送り人も搭乗口まで一緒に行ける。飛行機に乗り込むまで見届けられるので、「見送った」って気になる。

空港でなにか食べることにした。店が混んでて列ができている。いつもながらお店の人がのんびりしているのだ。そしたら、サンドイッチを作っていた肝っ玉母さん風の店員さんが、もう一人の店員さんに「テキパキやんな!」と言ったかと思うと、次々に注文を受けてさばき始めた。アメリカにもテキパキした人がいるんだ!!! そりゃそうか。でもびっくり。

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2000年7月23日(日)NY水族館

お友だちの家族と車で。1時間くらいかかったかな。ボルチモアの水族館に行けなかったので、そのぶんワクワクした。説明が英語なのはしょうがないか。でも、日本でだっていちいち読みながら見てないもんね。

海岸に近いところに平屋の建物がいくつも建っていて、中に水槽がある。屋外ではペンギンや海獣をプールで飼ってる。このプールは建物の中から見ることもできる。水の中の様子が見えるのだ。アザラシがお腹を上にして水の中泳いでるのとか、ね。

屋外プールの一つに人だかりがしてる。なーんとカブトガニ!! 係の人がカブトガニを手に持って、お客さんにさわらせてくれるの! お腹側をじっくり見ることができた。そんで、カブトガニと握手もしちゃった♪(指をはさみではさんでもらったの)。うれしー!!

お魚の他にもウニやヒトデ、イソギンチャク、カニ、タコ、クラゲもいる。日本でみかけるのより大きい。タコなんて大きすぎて全体像がわかんなかった。ほんと。

イルカのショーも見る。イルカは2頭だけだけど、いろんな工夫があって、イルカについての説明も詳しくてグー。いろんな鳴き方を聞かせてくれたり。途中で客席から小学生くらいの女の子をひとり呼びだした。お客さんの代表なのね。イルカにさわらせてもらったり、彼女の合図でイルカたちがジャンプしたり。でも、なんと最後に飼育係のお兄さんの合図で、イルカ君たちがその子に尻尾で水をばちゃばちゃかけて、びしょぬれにしちゃったのだ。うわー、かわいそう!! 「でも、キミだけにそんな思いをさせないよ」。今度は尻尾で水をはねかせながら、イルカ君がプールを一周。前の方で見ていたお客さんたちはこれまた水もしたたる有様に。安全圏で見てたわれわれはげらげら笑ってしまったけど、ワイルドですね〜。

園内で行われたロシア・ダンス(なぜかロシアだったの)を堪能し、外に出て海水浴場を見学。日射しの強い暑い日だったので、なかなかの盛況でした。屋台で焼きそばを売ってないのが、寂しいけど……。代わりにカバブ(串に刺した肉を焼いたもの。焼き鳥と同じだけど肉の種類が違う。なんだろ。牛? 羊?)を食べましたとさ。

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2000年7月24日(月)NYでパトカーに乗る

セントラルパークでNYフィルがショスタコの5番をやるというので、出かけました。夏の無料コンサート。お友だちを誘って、車でマンハッタンに乗り入れ。雨がぱらぱら落ちてきたりして、開催されるかどうか……。セントラルパークの入り口に「コンサート中止」の看板がありました。残念。

とりあえず車をとめて、会場まで行ってみます。会場は大きな芝生広場。敷物を広げてピクニックしてる人が結構います。せっかく用意してきたんだから、コンサートは聴けなくてもピクニックだけしちゃえ、ってことかな。中止の理由は雨ではなく、セントラルパークでウェスト・ナイル・ウィルスをもった蚊がみつかったからみたい。感染すると脳炎を起こして、悪ければ死んでしまいます。去年患者が亡くなったので、当局も殺虫剤を撒いたり、対策に追われているのです(殺虫剤が有効な対策かと言われれば、そうじゃないと思うけど……)。

食事をして、車に戻ろうとしたら、車がない!! 一応、駐車禁止じゃないところにとめたんだけど、勘違いだったかも知れない。駐禁でレッカーなら、車は戻ってくるけど、もし盗まれたんだったら! ここはNYなんだっけ。冷や汗が出ます。とりあえずそばにいた警官に尋ねてみました。どうやらレッカーされたみたい。ちょっと安心。でもどうすればいいの? 彼は無線でパトカーを呼んで、それに乗せてくれました。交番じゃない……なんとか分署まで乗せてくれるようです。パトカーの運転席付近にはいろんなパネルがついてます。お巡りさんがいじると、屋根の上に反射材のついたポールが2本立ちました。仲間が「おまえ、何やってんだよ〜」と笑ってます。この人って新米?? 屋根の上のピコピコを光らせながら、赤信号も無視して運転。警官ってなにやってもいいのね〜。リア・シートは狭くて、前の席と鉄格子で仕切られてて、面白いけど凶悪犯な気分

分署でどこに車をレッカーしたか調べてくれました。タクシーを拾って急行。うちの車はレンタカーなので、契約書Agreementがないと、車を引き渡してくれないというのです。ダンナが会社に置いてあると言うと、「レンタカー屋に電話して、契約書のコピーをファックスしてもらえ」。しかも「あと15分で、今日はおしまいだからね」。え〜、そんなぁ。電話をしてみてもなかなか話が通じません。電話はお友だちにバトンタッチして、「もしかしたらダッシュボードの中にあるかも……」。窓口の人が大急ぎで書類を書いてくれました。この書類があると車の中を探せるのです。よかった、あった! レッカー料をカードで払って、車に乗り込みました。なんだかんだ言っても、窓口の人、待っててくれたのです。ありがとう。レッカー代、駐車違反の罰金で250ドルほどかかりました(インターネットで支払いができます)。フォード・トーラス君に再び会えてヨカッタ〜。(結局レンタカー屋さんは「明日にならないとファックスできない」と言ってたんです。そしたら家に帰れないじゃん)。

せっかくなので、パトカーに乗ってるとことか、警察にいるとこを記念撮影したかったけど、怒られるかも知れないから自粛。

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2000年7月25日(火)お疲れ

誰か思いがけない人(誰かわからない)が死んでホッとして喜んでる夢を見た。自分の中のなにかが解放されたということらしい。

ここんとこ、お友だちが来たり、あちこち行ったり、いつになく活動したせいか昼間も眠りこけてる。だるいよ〜、やる気がしないよ〜。辛い〜。やっぱり疲れたんだねぇ。焦らずとにかく寝ようっと。

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2000年7月27日(木)感謝の大切さ

昨日は大雨でなんか絶好調だったけど、今日は揺り返し? 疲れた〜。だるい〜。お腹までこわしちゃった。

「リビング・ウィズ・ジョイ」を読んでる。感謝の大切さが書いてあった。感謝はオーラをきれいにしてくれるんだって。うれしいなぁ。感謝か。自分の体にも感謝する。それは大切そうだ。

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2000年7月28日(金)ラーメン届く

熊のぬいぐるみを捨てた。中学生の時に買ってもらってずぅ〜っと持ってたの。一緒に連れてきてたんだけど、なんでか捨てた方がいい気がしたの……。

聖なる香り」を読んでいる途中で、本に載っていたクリスタル・ヒーリングを試してみた。エネルギーの流れ、感じる!

日本のお友だちがヴァイオリンの教本と喜多方ラーメンを送ってくれた。うれしい。

アラスカ・フラワーエッセンスをオン・ラインで注文。アラスカは「国内」だもんね。

日本から出張の人が来ているので、夜は一緒に外食。アイルランド系アメリカ料理のベニガンズ。今日はナイスなチョイスでおいしかった(この前は失敗した)。でもサラダのドレッシングに蜂蜜が入ってるとはね。

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2000年7月30日(日)マンハッタン観光

出張に来た人たちとマンハッタンに行く。フェリー乗り場まで高速を走っていたら、巨大なトラックの後ろについてしまった。「いやだね〜」と話していたんだが、インターチェンジにさしかかったら、トラックがクラクションを鳴らして停止。ランプを乗用車が逆走して来たのだった。わーい、初めて見たよ〜。安全に見物できてよかった〜。

「札幌」でチキンカツカレーを食べ、ロックフェラーセンターを見て、セント・パトリック教会を覗く。御ミサの最中だった。厳粛な気持ちなれてすてき。雨降りなので、メトロポリタン美術館に行く。膨大なエジプトの展示に疲れてしまう。こんなに棺がずらっとあるとありがたみが薄れる(^◇^;)。楽器の部屋が面白かった。また来ようね。

セントラル・パークを下ったら、道を封鎖して歩行者天国になっていた。両脇に屋台が並んでる。食べ物屋さん、Tシャツやトレーナー屋さん、鞄、中南米のお店、ロシアのお店、中国人のやってるマッサージ屋さん。面白いので、そぞろ歩く。「焼きそばがない〜」と嘆いていたら、タイ料理屋さんが焼きそば出してた。焼きとうもろこしも売ってた。バターじゃなく、お醤油をつけてくれるんだったらカクジツに食べてたな。

自由の女神の後ろ姿を見るべく、リバティー・ステート・パークへ。お金を入れる双眼鏡が置いてあるけど、車椅子用のもあった。ほかのより低く設置してあるの。さすがアメリカ。美術館、博物館だって、車椅子の人をよく見かけるもの。

夜は「ビューティフル・ライフ」の最終回。杏子ちゃん、死んじゃった。死ぬことや、死後のことを知ってれば、こんなに苦しまなくていいのに……。くすん。

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2000年7月31日(月)森で

ロアンタカの森をお散歩。後ろから「On your left!  左側よ」と声をかけられる。左から自転車が追い抜いていった。そうやって、注意をうながしてくれるのね。雨が降りそうで、傘を持って歩いてたら、走ってきた人が「良いアイデアね〜」と言ってくれた。なんか、今日はすてきな日。4,5頭の鹿と遭遇。アチューンメントしてつながってみようとしたんだけど……できたかな?

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