2001.2.4 更新

2000年8月1日(火)「面倒」を超える

クライアントさんに「やすらぎの部屋」を教えてもらった。メールしてリンクをはらせてもらった。メルマガを作っていらっしゃるので、読ませていただいた。おむすびで人の心を癒す佐藤初女さんのことが書いてあった。「面倒くさいからこれくらいでいいよね」とやめないで、一歩踏み込んでみると、自分にもこんなコトができるんだってことがわかるって。自分で制限をつくってしまえば、それしかできない。でも、ほんとはもっともっと力をもってるんだね

ダンナを見ていると、ミテは人の世話をするのにもう一歩踏み込んでないなぁと思う。面倒って気持ち、あることがある。無理しちゃうと反動が来るから、できる範囲で心がけてみよう。自分自身を信頼して、そして相手を信頼して。

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2000年8月2日(水)感情は人を殺さない

"Ghost Girl"を読んでる。怒り狂っている生徒にトリイ(著者)が言う。「感情は人を殺さない」って。だから安心して怒っていいし、怒っている人の前でも安心していられる……。それはまだミテには難しい。久しぶりにこの言葉と出会った。前よりも心に響いたみたい。

蒸し暑い。眠いのに瞑想したら、脳貧血起こしそうな感じになったからやめた。無理はしないよ〜。

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2000年8月3日(木)HPに何人来たかな?

ホームページのカウンターを毎日見てると、だんだんぜいたくになって「なんだ〜、今日はこれだけか〜」って思ってしまう。でも、昔に較べると少しずつ増えてるんだよね。その日、10人でも20人でも、見てくれた人に感謝するってことを忘れてた。それに気づいたら、次の日、すごくカウンターが増えてた。不思議。

夕方、ダンナを迎えに行った。家を出るときには降っていなかったが、ぽつりぽつりと降り出して、会社に着いたときにはすごい土砂降り。運転を交代してもらって帰った。大雷雨。空は真っ黒。ワイパーを最速にしても全然追いつかない感じ。自然の猛威ですがな……。すごいです。

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2000年8月4日(火)洗い流す

アラスカのエッセンスが届いた。環境セット12本。ストックボトルなので、使用ボトルに使う瓶も注文してしめて80ドル+送料。ブランデーと水を買ってきて、使用ボトルを作る。「世界のフラワーエッセンス」を参考にして、水4にブランデー1を入れ、ストックボトルからエッセンスを数滴落とす。これからが楽しみ。

自分でOリングテストをして選んだ。変化を受け入れ、古くなったエネルギーを洗い流すというエッセンス6本が当選。よろしくね〜。

最近、昼寝ばかりしてる。今月第3週には、ダンナの出張にくっついてカリフォルニアに行く。フェデックスで航空券が届いた。呼び鈴を押して、玄関の前に置いていくの。ハンコとかサインとかは必要じゃないのかな〜?(郵便屋さんも同じ)。ま〜、ここは安全地帯だから、ね。

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2000年8月5日(土)お祭り

昨日から気温が下がって、朝は寒くて目が覚めた。久しぶりにすっきりした目覚め。久しぶりに瞑想した。アメジストのクラスターを手に持っていたら、「思いやりをもつこと」という印象がきた。

最近、くしゃみを連発することが多い。アレルギーになったかな。くしゃみをしてると、手も顔もむくんでくる。まぶたも腫れる。朝起きたときに肩こりを感じる。これはアレルギーじゃないな。なんか抵抗してる感じ。昨日と同じエッセンスを飲む。

今日はミツワ・マーケットプレイス(日本系のスーパーマーケット。旧ヤオハン)でお祭りがあって、楽しみに出かけた。浴衣を着た人は買い物が20%OFF。焼き鳥、焼きそば、焼きイカ、かき氷、綿あめなどの屋台が出てる。子どもたちは風船をもらったり、楽しそう。焼き鳥、焼きそば、焼きイカを堪能。日本の味だな〜。焼きそばは家でも食べてるけど、屋台で食べるのはまた違うもんね。ミツワの駐車場が満杯だったので、隣のモールに車をとめた。こんなに混むのね〜。やっぱ懐かしいから……。会社の人にも3家族くらい会った。

来月日本に帰る人がいて、カラーボックスをもらった。本棚を探していたので、うれしい。夜お邪魔しに行くと、もう一組お友だちが来ていた。彼らはコーヒーテーブルをもらうのだ。ホストがサラダや炊き込みご飯を振る舞ってくれたの。マメだな〜。おしゃべりして、ちょっと飲んで、とても楽しかった。

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2000年8月6日(日)近眼の訳?

広島原爆の日

エッセンスを飲んで「洗い流している」気分。よい気分。

瞑想する。目に入っている力について(ミテはド近眼)。とくに目頭の方に力が入ってるように思う。顔をしかめてるみたい。もしかして、「批判」がそこに力を入れさせているのかも。他人への批判は自分に返ってくるし、常に自分を批判していることだとわかってはいるんだけど……。批判を手放す。洗い流す。少しずつでも、ね。

昨日、西原理恵子(さいばら・りえこ)さんの「鳥頭紀行」を借りてきて、今日はサイバラ・ワールドに浸ってしまった。笑ったり、共感したり、反発を感じたり、考えちゃったり……。はまりそう。

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2000年8月7日(月)アメリカ自然史博物館

お友だちと3人でマンハッタンまで出かけた。新しくプラネタリウムができてとても評判なんだって。でも、お友だちのお目当ては恐竜。ミテは、宝石や鉱物。どんなクリスタルがあるかな〜。

ペン・ステーションから地下鉄1本で行けちゃうので、とても便利。地下1階に駅の出入り口がある。雨でも濡れずにすむね。博物館は広いので、どこを見るかによって入場料が選べるのだが、よくわからないので10ドルのを買った。本館とプラネタリウム、ローズ・センターが見られるチケットだったかな?? 紙製のバッジをくれるので、襟などに付けて入場する。館内地図 floor plan は日本語のもある。

入ったところには動物の剥製が、それぞれの住んでる環境を模したジオラマの中に飾られていた。象に、いろんな種類の鹿に、大きな牛に……。分布を示す地図や説明文もある。なんかこれだけでも「すごい〜」って感じ。生きてる動物の美しさはないけど、そばでじっくり眺められるのがすてき。夏休みの宿題なのか(宿題ってないんだっけ?)、説明文を一生懸命書き写してる子どももいる。次に人類の進化と、様々な生活様式の展示。自然史ってのは、文化も含んでいるのね〜。

でも、いちいち見ていたら、キリがないことに気づいた。見たいところを見ないと、時間がいくらあっても足りなそう。一直線に恐竜のある3階に。化石がい〜っぱい。恐竜ってのはこんなに大きかったのね〜。あちこちにDINOSAURって書いてある。恐竜の種類を指すのかと思ってたら、これが恐竜って意味だった。そっか〜。ここは人気のフロアで混んでる。でもみんな楽しそう。恐竜って夢があるんだよね。

最後に鉱物の展示に行く。まだ本や図鑑でしか見たことがなかった鉱物もいっぱい。宝石もいっぱい。数が多いので、同じクリスタルでも色の違うものを実際に見ることができる。大きなトパーズの原石や、アメジストのジオードや……。ああ、じゅるじゅる。一部はさわることもできるのだ。ただ、薄暗い照明のせいか、輝きがいまいち鈍いような気もする。全部浄化したら、もっと輝くんだろうに……! 夢中になっていたら、予定より帰りが電車1本遅れちゃった(^◇^;)。ああ、絶対何回でも行きたい〜!

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2000年8月9日(水)戦争がらみの日

ショスタコーヴィチ命日('75)、ショスタコーヴィチ交響曲第7番「レニングラード」初演('42)、長崎原爆の日('45)

昨日、エッセンスを選び直した。

このごろ掃除が好き。どうしたんだろ。アレルギーの原因、ペンダント(おメダイという聖人の姿を描いたもの)かな〜と思いはずしてみる。今日も2時間昼寝。

コンチネンタル航空に太平洋の島々を結ぶ路線があることを知る。アメリカから、ハワイ、トラック、サイパン、グアムを経て日本に行けるらしい。やっぱりガダルカナルやサイパン、テニアンなど戦跡は巡ってみたいな。朝日新聞にいたとき、日本兵の遺品が元米兵から送られてきて、持ち主探しをしたことがある。ガダルカナルで戦死した方や、テニアンに住んでいた方のものだったので、思い入れがあるのだ……。

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2000年8月11日(金)かみなり

おとといは暑くて寝苦しかったのに、昨日の朝は寒かった。熱帯夜がないのは、ありがたいよね〜。今日は午前中に小雷雨、夕方5時ごろ大雷雨。暗いし、音がすごいし怖かった。そして寒い! またまた変化の大きさにびっくり。停電しなくてよかった。

エッセンスを選び直す。久しぶりに「ライトボディの覚醒化」系の瞑想をする。難しい気もしたけど、深いところまで行ったみたい。おなかと頭のあたりに、ふぅ〜とエネルギーが流れるような涼しい感じがした。

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2000年8月12日(土)メイジャー・リーグ

もぉのすご〜い雨だった。車軸を流すとか言うんだろうか。「でも、マンハッタンは降っていないらしいので……」とのお友だちの言葉。今日は会社の人たちと野球を見に行くのだった。お天気情報のアキュ・ウェザーで確認したら、NJ方面だけの局地的な雨とのこと。半信半疑ながら車を出した。

さすがに高速道路でもみなゆっくり走っている。車体に当たる雨の音でラジオも聞こえないくらい。ちょっとした冒険の雰囲気。でも本当に途中で雨は小やみになり路面が乾いてくる。信じられないなぁ。車でたった1時間の距離だってのに。

シア・スタジアムでニューヨーク・メッツ対サン・フランシスコ・ジャイアンツの試合。ここでビートルズがコンサートをしたのね〜。巨大なスタジアム。客席は高く高くそびえている。駐車場も広い〜。駐車場のあちこちにはバーベキューをしてる家族がいる。本当に外で食べるのが好きなのね。

球場にはいるともれなく野球帽がもらえる。え〜、ただでくれるの?? ありがとう。その分、入場料が安くなった方がありがたいかな(今日は30ドル)。売ってるのはビールにホットドッグに、綿あめに……。探せば、牛丼もあるんだって。ビールの缶入りは紙コップに移し替えてくれる。プラスティックのびんはそのまま飲める。ピッチャーの球の速さも表示される。けど、単位がマイルなんだよね。

2回が終わったくらいで雨が降り出し、一時中断。内野に大きなシートをかぶせて、あれるのを防いでいる。幸い雨は上がって、再開。途中で「ウェーブ」が始まった。試合が面白くないとするんだって。はじまで行かないで消えてしまうことも多い。でも、それも楽しんでいるんだよね。いいプレイにも、どじなプレイにも盛り上がって、客席はタイヘン賑やか。

メッツが守っていたとき、なんと1アウト満塁に。打者がフライを打ち上げ、レフトが捕って、タッチアップのはず……ランナーは走り始めてるのに、キャッチャーまで球が返ってこない。はて〜?? レフトが3アウトと勘違いして、球をお客さんにあげちゃったのだった(多分ね。なにが起きたのか、そのときはわからなかった)。ジャイアンツは2点獲得。をいをい、ベニー君……(^◇^;)。

セブンス・イニング・ストレッチのほかに、客席同士で歓声の大きさを競ったりもした。とにかく大声で騒げて、飲んで気分い〜。「レッツ・ゴー・メッツ」は「かっとばせ」と同じ節回しってこともわかった。

午後7時開始。中断があったので、試合終了は11時。今日は特別に試合後、コンサートがあった。帰りの混雑を避けて、ちょっと聴いたので、帰宅は午前1時半。疲れたけど、さわやか! 試合は3対2でメッツの勝ちでした。よかったね!

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2000年8月14日(月)掃除。浄化?

明け方、雷が鳴っていて目が覚めた。寒いな〜。会社まで送っていくと、風は秋。さびし〜。昼からは雨が降り出して、長袖Tシャツの上にトレーナーを着ている。

大掃除をする。洗濯する。ガレージもほうきで掃く。車の中も掃除機をかける。ぞうきんで拭き掃除する。掃除機の中のゴミも捨てる。どうしたんだ! すごいぞ! そして下痢する。体の中まで大掃除??

心の平安とはまわりの状況が否定的でも、心をオープンにして愛を注ぐこと……。相手が怒っていても、がっかりしていても……。できる範囲からやってみよう。できないことを数えるより、できることを考えてる方がいいじゃん。

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2000年8月15日(火)くよくよしたっていいじゃん

終戦の日

何回も何回も心に浮かんでくること。「くよくよ考えるのをやめよう」と努力するより、そのまま受け入れると、メッセージがわかる。「あ、そーか」って気がつくと、もう浮かんでくることはない。考えすぎて疲れるときは、そこに「見たくないもの」が含まれてるのかも知れない。見ないようにすることにエネルギーを費やして、疲労困憊するのかな。

「君が教えてくれたこと」というドラマが始まった。主人公(ともさか・りえ)は自閉症の女の子。おもしろいので次回が楽しみ。自閉症の人は他人の感情がわからないという。それってうちのおとうさんも一緒。きっと自分を守るために、他人の感情も自分の感情も閉め出していたんだろうな。

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2000年8月17日(木)人生という舞台で

「リビング・ウィズ・ジョイ」を読んでいて。私たちは誰かとなにかあって傷つくことがある。それは「傷つくことを選んだ」から。たとえば、メールや手紙に返事が来ないとき。ばかにされたとき。理想像をおしつけられたとき。裏切られたとき。嘘ばかりつかれたとき……。でも別の選択もできる。許して内なる平和を選ぶこと。

許すってできそうだけど、「でもあれだけは許せない」こと、考えてると次々に出てくる。あれ〜、こんなにたくさん。一番ヒドイと思うのを考えてみる。ほんとにひどいよ。なんなのアイツ。私はホントに傷ついてる……。

「でもあの人は、私の人生で『ひどい人の役』を完璧に演じてくれただけなんだ」。舞台を降りたら、もうひどい人じゃないし、次のステージではまた違う役をするのかもしれない。そうだとしたら、愛と祝福をおくることができる。……多分ね。

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2000年8月18日(金)女性と結婚!?

宝塚の男役と結婚する夢を見た。つまり女性と結婚するんだけど……(ミテも女性)。家族、親戚は大反対。あまりにすごいので「やめてもいい」と言い出しそうになる。でも、彼女は明るくさわやかで強い。びっくりしてしまう。そしてステキ! この人と結婚したら、男性性と女性性のバランスがとれるだろうなぁと思う。ときには役割を入れ替わることもできるし……。

だるくて昼寝をしたら、正午から6時まで起きなかった。強烈な夢を見た気がするけど、忘れた。

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2000年8月19日(土)クリスタル屋さ〜ん、どこ?

来週は旅行なので、郵便をとめてくれるように頼みに行く。郵便局に黄色い用紙があって、書き込んで窓口に出す。再開するときは、局まで取りに行くか、まとめて配達してもらうか選ぶ。そんな量にはならないだろうから、配達を希望。簡単だった。あれ、日本ではどうしてたっけ? 新聞をとめてもらった記憶はあるけど……?

久々に電車でNYに行く。SoHOにクリスタル屋さんがあると教えてもらったので、さっそく偵察。まずチャイナ・タウンに行ってご飯を食べる。すごい活気。魚屋さんでは、勢い余ったお魚が桶から路上に飛び出してる。隣の桶にはカメがいて、その隣にはカエル! やっぱ食べるの?? ビデオ屋さんには、「ちびまる子ちゃん」の中国語のポスターが! チェイス・マンハッタン銀行も「大通銀行(うろ覚え)」と中国語で表記が! 中国パワーはすごい。

クリスタル屋さん「AZINA」は日本人の経営。アクセサリーが中心なので、ちょっとミテのほしいのとは違うかな。でも、アメジスト、水晶のすごいクラスターがあって、よだれが出ちゃう。アーカンソー州に買い付けに行くそうだ。東洋人など見たこともない、って人たちが住んでいるので、ちょっと怖い思いもするんだって。以前はソーホーにももっとクリスタル屋さんがあって、無愛想なオヤジが鉱物標本のような原石を色気なく並べてたりしたんだそう。あ〜、そういうお店に行きたいっ! ところが水晶ブームで、大金持ちの顧客がたくさんついたお店は、もう店舗を持たなくてもよくなって次々消えていったとのこと。大金持ちの家にはすっごい水晶があるんだって……。うーん、地下にもぐったのか……。どうやって探そう。

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2000年8月21日(月)カリフォルニア州サンノゼ

北米大陸の端からはしへ。飛行機は6時間くらい、時差は3時間。今日は時間を得したことになる。一日27時間。着陸直前、窓から外を見ると砂漠。まばらに木が生えている禿げ山が見えた。

なんと牛丼の吉野屋がある。場所をきいてきたので、レンタカーに乗って探す。基本的に道は碁盤の目なので、わかりやすい。多少間違っても、すぐ元に戻れるので気が楽。

ダンナは牛丼、ミテは天丼を食べる。あ〜、懐かしい! 日本の吉野屋とはちょっと違うけど(朝10時開店←遅い〜。生卵がない。日本語が書いてない。ケーキが置いてあるなど)、すごく近い。西海岸は日本に近いせいなのか? ミツワにも行く。お店の規模はNJと同じくらいかな。でも、みかけないカップ麺がたくさん。新製品か? 紀伊国屋書店もある。NJ、NYのお店より大きくて、品揃えがいい感じ。隣の芝生なのかな?

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2000年8月22日(火)サンノゼを歩く

ダンナは昼間お仕事。ひとりでダウンタウンに行く。町の中心街だと思うんだけど、テナント募集しているスペースが多い。シリコン・ヴァレーの中心都市なのに? 好景気のアメリカの中でも、景気のいい町なのに? 不思議。

お昼を食べて、美術館を見て、本屋さんを覗く。シャーリー・マクレーンの新しい本があった。でも、大きいし、高いから却下。「もういちど会えたら」の続編があったから買う。探してたの。特にすることもないから、ホテルに帰る。

乗り物に乗るのが怖いので、歩いて帰ることにする。晴天。雲一つないの。強い日射し。でも風が吹くと心地よい。からっからだから。交差点に来ると、歩行者信号用のボタンがある。これを押さないと、車の信号が青でも歩行者信号は赤のまま。どういう仕組みなんだろ。そういえば、この町には電柱がない。ハイテクの町だから?

町の東側と西側には山が連なってる。たしかにヴァレー(谷)なのね。東側(太平洋側)の山は緑だけど、西側の山は禿げてる。

道幅はゆったりと広い気がする。カリフォルニアに暮らしたことのある友人が「アメリカの道は広いから、運転も大丈夫よ」って言っていたのはこれか? 高速道路の入り口に信号がある。混雑時に稼働するらしい。信号が青になったら1台ずつ、高速に入れるのだ。面白いのぉ。

家々の様子がまたNJとは違う。白い壁に赤い瓦の家もあって、沖縄みたい。南欧風というべきか? 椰子の木はえてるし。ローズマリーやラベンダーなど、乾燥に強いハーブを植え込んでいる家もある。見事な茂み。いい香り! すてき!

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2000年8月23日(水)日本町

今日もひとりで町に行く。「地球の歩き方 サンフランシスコとシリコンバレー」には、サンノゼに日本町 Japantown があると書いてある。でも、その場所が書いてない。だめじゃん。朝食係のおじさんが東洋系のお顔だったので、聞いてみた。おじさんは中国系で、知らないって。がっかり(でもお話しできてうれしかった)。ホテルのフロントで聞いてみた。「サンフランシスコのチャイナタウンなら知ってるケド……?」。がっかり。

「地球の歩き方」のダイニング・リストに載っている1軒の住所に"San Jose Japantown" と書いてあるのを発見! これですよっ。別に買った地図とつきあわせて、場所の見当をつける。

サンノゼにはLight railという路面電車があって、昨日は線路に沿って歩いて帰ってきた。駅のひとつが「日本町/エイヤー」だったんだよね〜。ライトレイルに乗って、日本町駅で降りたら歩いて探そう! 切符はシングル・ライド(二時間有効)と一日券(バスにも乗れる)の2種類。大人はシングル・ライド1.25ドル、一日券が3ドル。駅の自動販売機でチケットを買う。コインと一ドル札しか使えない。お釣りも出ない。「日本町/エイヤー」で降りる。あれ? 改札がなかったな。乗って降りただけ。良心におまかせ?

日本町はJackson St. 添い、3rd St. から6th St. の間だった。レストラン、スーパー、床屋さん、ビデオ屋さん、合気道の道場……。広くはないけど、日本て感じ。移民として渡ってきた人たちのにおいがするようだ。刀屋ラーメン(154 E. Jackson St.)というお店に入る。「ひとり? こっちへどうぞ!」。わぁ、日本語だ〜。店にあったビッグ・コミック(去年の春ごろのやつ)を読みながら、味噌ワカメラーメンを食べる。これこれ! 懐かしいなぁ。ああ、なんておいしいんだろう!! 感激! おいしいラーメン屋さんは貴重だ〜っ!

ライトレイルでダウンタウンまで出て、The Teck Museum of Innovation 革新技術博物館(?)へ。子どもたちで賑わっている。工学系のハイテクだけでなく、生体への応用、遺伝子技術など生物・医学系の展示も豊富。見て、さわって、考えて、遊びながら、楽しみながらおベンキョウできる。子どもたちに付き添って、所在なげにしてた大人がいつの間にか夢中になって顕微鏡を覗いてたりする。

夜はダンナが参加しているフォーラムのパーティーに顔を出す。ビール醸造所の敷地に大きなテントを張って、飲み放題、食べ放題。チェス、ダーツ、バックギャモン、ストライク・ゲーム、卓球などが用意してあって、生バンドが入って遊び放題! みんなワイワイ楽しんでる。陽気。サンノゼ在住のご夫婦と話をする。近郊のモントレーという町を観光したいと告げると、道順など教えてくれた。

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2000年8月24日(木)ハチドリ

今日で、ダンナのお仕事は終わり。金曜日、土曜日はまるまる遊べる。うれしいな。

昼も夜も二人で日本町に。昼は昨日の刀屋ラーメン。夜は評判の高い「ごんべい」(刀屋ラーメンの向かいをちょっと行ったとこ)。定食、うどん、そばなどがある。活気に満ちていて、おいしくて。日本人じゃないお客さんも半分くらい。昼も夜も行列ができるお店なんだって。納得。

昼間、ホテルのプールで泳ぐ。小さなspa 温泉(小さな温水プールというか?)もある。うちのお風呂では全身ゆっくりお湯につかるなんてできないからうれしい。小さくてくちばしの細長い鳥が、一瞬ワタシのそばで空中停止。か、かわいい……。もしかしてハチドリってやつ!? 南米にいる鳥かと思ってた。カリフォルニアにもいるんだね〜! 高い声で鳴いて、かわいかったよ。

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2000年8月25日(金)モントレーとビッグ・サー

ダンナがビッグ・サーに行こうとしている。名前だけは知っているけど、それがどんなとこかは知らないらしい。「地球の歩き方」には出ていない。ホテルのフロントも知らない(ここの人はなにも知らない(^^;)。ホテルに置いてあるガイドにもない。モントレーよりも南だということだけわかった。

17号を南に下る。山道。狭いのにみんな飛ばしてるぅ。こわい。40分ほどでサンタ・クルーズに到着。海沿いの町で、霧がかかっている。観光案内所があって、ビッグ・サーのことを教えてくれた。モントレーから海沿いに1号を下っていったところにあるのだ。ミテはモントレーの水族館だけでいいんだけど、ビッグ・サーにも行くみたい。

サンタ・クルーズから一時間でモントレーに着いた。砂浜やヨット・ハーバーがある。ふと海を見たら、海面にボールが浮かんでいた。でもくるくるまわってる。近くに寄っていくと、ラッコだった!!! え〜っ! だって2メートルと離れてないよ! こんなところに!? 水もキレイだし、ステキ。

2本桟橋が見える。1本はフィッシャーマンズ・ワーフ、1本は水産会社がある。水産会社のほうに行ってみる。SAPPOROというお寿司屋さんがあった。でもパス。遠くから「オウ、オウ、オウ」という音がする。聞いたことがあるぞ、もしかして? アザラシだか、アシカだかがいて、泳ぎ回って、昼寝をして、鳴いているのだった! 野生なんだよね? すっごーい。

大きなレッド・ウッドフィッシャーマンズ・ワーフはレストラン、おみやげ物屋さんがいっぱい。クラム・チャウダーを食べる。おいしい! ワーフの突端にはホェール・ウォッチングや、湾内クルーズの船屋さんがたくさん。ガイドブックではクジラは季節はずれのはずだけど、クジラ船も出ている。往復3時間かかるので、やめた。グラス・ボートに乗った。ぜんぜんたいしたことなかった。

ラッコもアザラシも見たから、水族館はいいや。いよいよビッグ・サーに向かう。隣町カーメルを抜けるところで渋滞したが、あとはすいすい進む。州道1号はほとんど絶壁の海岸線にはりつくような道。強い風、太平洋の荒波、白い霧、茶色い荒れ地……。ガードレールのないとこもある。落ちたら、カクジツに死ぬな〜。緊張のしっぱなし。内なる平和どころじゃない。

ここら辺一帯をビッグ・サーというらしい。中心地帯らしい国立公園まで行く。いきなり森林。キャンプ地になっていた。レッド・ウッドという大きな木(写真)がたくさん生えている。もしかしたら、通ってきた荒れ地も、昔はレッド・ウッドの森だったんじゃないかな……。アウトドア好きだったら、キャンプもいいだろうな。薪や食品を売るお店もあるしね。

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2000年8月26日(土)サンフランシスコ

初めてガソリンのセルフ給油(自分で入れる)をする。機械にクレジット・カードを入れて、ガソリンのノズルを給油口にセットして、スタート・ボタンを押す。満タンになると自然に止まるので、ノズルを戻しておしまい。よくわかんなかったので、後ろで給油してた人に教えてもらった。ありがとう!

でも、NJではフル・サービス(お店の人に入れてもらう)でガロン(約4リットル)1.65〜1.80ドルくらいなのに、カリフォルニアはセルフでガロン2ドルを超えるところもある。高い!

1時間弱でサンフランシスコ市内に入る。フィッシャーマンズ・ワーフを目指して、地図をにらんで指示を出す。「あそこを斜め右に入って、まっすぐ行けば着くはず」。道はまっすぐ……なんだけど、目の前にはきりたった山がある……。あれを越えろっていうの? 交差点では道は水平になるんだけど、そこをすぎると急傾斜! おむすびみたいに、ころりんと転げ落ちるような気がしちゃう。そんなことあり得ないとはわかってるんだけど、こわいよ〜。坂の町、おそるべし。あーゆー山があるところに、碁盤状の道を造ろうと決めた人の気が知れない……。

サンフランの坂こちらのフィッシャーマンズ・ワーフは人もお店も格段に多い。アザラシもたくさんいた。でも、水は東京と同じように汚く濁っている。水族館に行く。大きな水槽の下をゆっくりとすすむ動く歩道がある。たいしたことない。あと、生き物にさわれる水槽がある。鮫やエイにさわってうれしかったけど、ウニをとり出したら、怒られてしまった。大学でウニの研究をしてたから、懐かしかったんだもん。「いいじゃん、それくらい」と思いつつも、しゅん。

ジャパン・タウンに行く。広いビルに紀伊国屋書店が入っている。NYより、NJより広いし、品揃えが充実してる! 日本食レストラン、日本的な雑貨を売るお店も多い。日本人の数が絶対的に多いんだろうな。テレビの日本語放送は、夜にNHKのニュースをしていて羨ましい……。

名物ゴールデンゲート・ブリッジを渡る。途中から霧が出て、ただただ白い世界になっちゃった。展望台も冷たい風が強く吹くだけ。なにも見えない。そのままリッジモンド・ブリッジを渡り、580,880号でサンノゼに帰った。

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2000年8月27日(日)NJへ

朝7時35分発の便に乗るので、早起きする。レンタカーはここ2日で350マイルも走った。返すのは簡単。返却場所に乗っていくと、係の人がその場で受け付けてくれる。「満タンか?」ぐらい聞かれるだけで、レシートを受け取って完了。シャトル・バスで空港まで行く。

いよいよ離陸という段になって、機長のアナウンスが入る。オイル・フィルターが不調なので、調べるがこのまま乗っていてくれという。しばらくすると、部品の交換が必要で、サンフランシスコから取り寄せる。最低でも1時間かかるから、いったん飛行機を降りて、待てと言われた。一人4ドルの朝食券を渡される。空港内の店なら、どこでも使える。アナウンスの内容が全部わかるわけではないので、搭乗口のそばにいることにする。何回か「何時何分ごろには……」と放送するけど、ずるずると時間がのびて、ついに昼食券(8ドル)までもらってしまった。サンノゼ空港でしか使えないので、明日の朝ご飯まで買って使い切る。

結局12時35分に離陸。5時間遅れ。まぁ、途中で落ちるよりはいいよね。

座席が緊急脱出口のそばだった。足下に荷物を置いていたら、スチュワーデスが置いてはいけないと言う。前方に置けと聞こえたので、指示に従ったら前方にも置いちゃいけないと言ったらしい。そうなの? この席に座った人は、非常の場合にドアを開けなくてはならない。英語が正確にわからないと困るから、と席を変えられた。なんか叱られたように感じて、落ち込む。

ニュアーク空港に近づくと、雷でときどき雲が光っていた。空の上から見るのは面白い。地上ではそんなに降ってなかった。1週間、置いてあったフォード・トーラス君もちゃんとエンジンがかかり、快調(ハーツのレンタカーはバッテリーがあがりやすい、と脅されていた)。まっすぐ家に帰って、午後10時。今週の食料を買って帰るつもりだったのになぁ……。でも、無事に帰れてよかった。緑豊かなニュージャージー。我が家に帰ってきたよ!

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2000年8月30日(水)落ち込み

旅の疲れ……というより、水族館と飛行機で「怒られた」ことをくよくよ考えて落ち込んでる。「これはウツかなぁ」なんて思う。いつかのアメリカ人のおじさんのように、自分を正当化しようと必死。

みじめな気分。でも、この気分は昔から馴染みのある気分。家でも学校でも叱られると、すごく落ち込んできた。そうするとそれまで楽しくすごしていた自分を憎んでしまうのだ。「わたしなんかが、ナマイキに楽しくすごしたから、いけないんだ……。死んでしまいたい……」。小学校3年生ぐらいでも、死んでしまいたい気分が強かった。たぶん、もっと前から私の中にあった思いだろう。

どんなインナーチャイルドが泣いているんだろう。声を聞こうと思っても、ちょっとうまくいかない。まだまだインナーチャイルドの癒しをしてあげなくちゃいけないな……。

母は「いい母親」になろうと必死の人だったと思う。子どもが何かしたとき、「このぐらいで怒っちゃいけない」と一生懸命ブレーキをかけていたのかもしれない。そして堪忍袋の緒が突然切れる。初めに怒りを感じたときから、時間がたっているので、子どもにとっては、なんで怒られたのかわからない。自分がしたことと、母が怒ることの因果関係がみえないから、いつ怒られるのかと、いつもビクビクしてた。犬のしつけと同じで、すぐに叱ってくれた方がよかったのね。

大人はなぜ怒っているのか、説明しようとする。でも、本人だってもう何に怒ったのかわかりはしない。それで、いろんな理屈を付けて、いかに子どもが悪いかを言い立てる……。大部分は屁理屈だったのだろう。弟はその状況に理屈と怒りで答えるようになった。私は怒りを押さえ込んでしまった。

弟に較べて育てやすい、いい子だったと親は言う。でも、弟が表現したのと同じか、もっと大きな怒りを自分のなかに溜め込んでしまったの……。「いい子」「育てやすい子」は、生きていくのがとっても大変なんだよ……。

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2000年8月31日(木)共時性

少し元気が出てきて、やっとメールを開くことができた。「やすらぎの部屋」のメールマガジン「フラワーヒーリング日記」が届いていた。今回はインナーチャイルドを癒すフラワー・エッセンスが載っていた。なんというタイミング! シンクロニシティ、共時性が働いているのね。

母親との関係にはFESのマリポサ・リリー、父親とはベイビー・ブルー・アイズ、そして自分を癒すためにセルフ・ヒールが勧めてあった。たしかFESのエッセンスはワイルド・オーツで売ってる。試してみたいな。

もうひとつのメールマガジン「ホリスティック・セラピー・ニュース」にはビッグ・サーの名前が! もともとはエサレン族というアメリカ・インディアンの土地だったそうだ。温泉が出て、ヒーリングの場所として大切にされていたのだという。でも、白人がやってきて、エサレン族は根絶やしにされた……。いまはトランスパーソナル心理学とボディワークを研究するエサレン研究所があるそうだ。そういう土地だったのか……。

今回の落ち込みも、アラスカのエッセンスのおかげかな、という気がする。いらないエネルギーを洗い流すとき、意識にのぼらせて解決しなくちゃいけない問題もあるということなんだろうな。ずいぶん辛かったりもするけど、いろんなサポートも受けてるってことなのね。

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