2000.11.27 更新

2000年10月1日(日)ゲティスバーグ2日目

相変わらずいいお天気。ファミリー・レストランのFriedly's で朝ご飯。パンケーキを食べてたら、隣の席から「もしもし?」。なんだろー? 「テーブルにジャムもありますよ」。あ、ありがとう。でも、アメリカのジャムは甘すぎて……。ご親切にどうも……(^◇^;)。

小さなシアターや博物館がたくさんある。リー将軍率いる南軍と、ミード将軍の北軍。どこに陣取り、どんな布陣で臨んだか。どんな地形を利用したか。最後は南軍のピケット突撃 (charge) で幕を閉じる。なんだって、そんな突撃を命じたのか謎とされる無駄死に。勝敗を決したわけではなく、でも南軍は退却した。

明るい秋の午後。当時の服装と装備の南軍兵が鉄砲を撃って見せてくれたりする。車を降りて、戦場跡を歩くと、うしろに人の気配。でも、振り返っても誰もいない。

いたずらに英雄視しないで、彼らの怖さ、悲しみをわかってあげないと、いつまでもとどまっているのでは? 殺し合いの歴史を美化しないで! どこの国もいっしょね。どうか浄化がすすんでいきますように。

観光地なんだけど、いるのは白人ばかり。黒人、ヒスパニック、アジア人には数えるほどしか会わなかった。マッチョな人が目につく。治安はよさそう。戦争がらみのお店も多いけど、ギフトショップも多い。珍しくローズクォーツに惹かれて、磨いた石(タンブルド・ストーン)をたくさん買った(安いのだ〜)。

30号沿いに中華があるとの情報を頼りに、店を探した。町には洋食(?)しかないから、貴重! 食べ残しの持ち帰りを頼むと、箱を持ってきてくれた。自分で詰めるのね。初めてだわ〜。(家の近所ではお店で詰めてくれる)。

帰り道、渋滞に巻き込まれる。前の車に「中絶は虐殺だ」というステッカー。もしかしたら「人の命は大事だ〜っ」と中絶医を殺しちゃう人なのか〜!? 戦慄……。「命を大切にする」のは難しいこと?

家に帰って、ジュニパー(アロマ・オイル)でオーラを浄化した。

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2000年10月2日(月)ヤロウ・スペシャル・フォーミュラ

ワイルド・オーツでWakame(乾燥ワカメ)を買っている白人女性がいた。おみおつけが大好きで、自分で作るって言ってた。そんな人もいるんだ〜。だしはどうやってとってるんだろう? 聞きたかったけど、語学力がおいつかん。挫折。

注文してあった「不思議クリニック」5巻(最終巻)が届いた。フラワーエッセンスの「ヤロウ・スペシャル・フォーミュラ」が登場! ゲティスバーグに行く前に買って、飲んでるやつ。電磁波から守る、と聞いていたヤツ。な〜んと! 「霊的な影響を受けている場合に効く」って書いてあるじゃござんせんか!! ゲティスバーグで霊的な影響を受けすぎないように、守ってくれていたんですね。感謝です。

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2000年10月3日(火)苦いお茶

ワイルド・オーツでハーブティーを買った。箱に植物の絵がついてるので、気に入った絵を選んだの。"Blessed Thistle" 。とげとげのアザミ。我ながら、どうして気に入ったものやら?

これが苦い! 風邪薬のように苦い! 濃くいれすぎて、あわててチョコを口に放り込んだ!

なんに効くのぉ(;_;)。 あれ? 手持ちのハーブの本には書いてない〜。もう、こんなの捨てちゃおうか! んでも、ちょっと待って? 体がぽかぽかしてくるみたい……。結局、なんでかやっぱり気に入って、薄目に入れて飲んでます。ダンナまでお気に入りになったみたい。不思議〜。

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2000年10月4日(水)修道生活

郵送したロゲイン。無事日本に届いた。よかった〜。

「不思議クリニック」を読んで思った。私も修道生活をしてたことがあるんだろうな。どんな? ……規則の好きなシスター。厳しい規則を守ることが生きがいで、他人にも強制するの。些細なことでも、戒律を守れないと悩んで自分を責める。でもどこかで、規則規則と言えば言うほど、愛の生活から遠ざかっていくことにも気づいてる……。

なるほろ。それで、規則だけが売り物のカトリック系高校に転校して、すごく反発を感じたんだなぁ。規則を押しつける馬鹿らしさを体験した訳だ。

非難されることをとても恐れているんだけど、非難と言えば、マザーテレサや鈴木秀子さん(なぜか両方ともシスター……(^^;?)を非難する人だっているんだよね〜。てことは、「非難される側」の問題じゃなくて、「非難する側」の問題なんだ〜。単に……。

午後から久々に微熱。いつもより0.2℃高いだけだけど、けだるい……。ここちよい、けど。

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2000年10月6日(金)鳥取地震

日課でUSGSのサイトをチェック。ん? 日本で大きな地震が……?

朝日新聞のサイトを見て、震源地や被害の状況を知る。ふるさとの広島県福山市も揺れたんだ! お見舞いメールを打つ。幸い被害はなかったそう。同じ市内でも、揺れ方はすごく違ったんだって。

こちらのニュースでもとりあげていた。日本地図に同心円が書いてあって、震央を表してるんだろうけど、そこは四国よ〜

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2000年10月7日(土)日没の時間

ミツワまでお買い物に行く。かつ重を食べる。うま! 天ぷらそばを食べる。まず!

午後6時半には日が沈み、7時にはまっくら。日が短くなった〜。夕方、車の外に出ると寒い。Tシャツに長袖トレーナーを重ねてるんだけどね。

iBookのCD-ROMドライブが開かなくなった。閉まりもしなくて、ちょっと口を開いたまま。ホームページに画像があったほうがわかりやすいだろうと、カードリーダーのドライバをインストールしようと思ったのに。当分オアズケ。

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2000年10月8日(日)ウォッチュング自然公園

近所にある公園だが、初めて訪ねた。大部分が山の上の森で、管理事務所、小さな博物館、プラネタリウムなどがある。短い遊歩道をお散歩した後、博物館を目指す。入場は無料。お世辞にもりっぱな施設とは言えないが、ここら辺に住んでいる動物の剥製や、近辺でとれる石が展示してある! なんと〜、フルオライト(蛍石)がとれるの〜!? おお、さっきみかけた動物はウッドチャックさんか〜。キツネは2種類いるのね。そんで、コヨーテ? まじ? 意外に楽しんでしまう。

こんどは管理事務所。歴史や、生態系の展示があって、おみやげ物を売っている。あ〜、石売ってる〜! すっごくいいモノではないが、喜んでオブシディアンとブラック・トルマリンを1個ずつ買う。それぞれ50セント。るん♪

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2000年10月10日(火)美香先生のすごさ

不思議クリニックを読んでいるとわかる。美香先生のすごさはテクニックや霊能力じゃない。受け入れる力なんだ。ありのままのクライアントさんを認める力。あたたかさ。愛。

セッションするとき、クライアントさんががっかりするのを怖がる必要はないんだって……思う。「見えなかった」「ダメだった」ってがっかりされたら、どうしようという思いがあったけれど。誰にどんな評価をされても関係ない。自分で自分を認めることの方が大切。

ほめられても、けなされても同じこと。判断を手放す!

体調下降気味。車に乗るとスカッとするかな。うーん!?

iBook、再び修理に出す。

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2000年10月12日(木)買い物共同作戦

どこのご夫婦も週末かなりの時間を買い物に費やしてる。お友だちは運転には自信があるけど、道を覚えてない。ミテは道は知ってるけど、運転には臆病。なら、組み合わせればいいじゃんってことで、3人連れで22号の中華系スーパーにお買い物に行った。チンゲンサイなどは袋に詰めて売っているが、量が多いのでなかなか食べきれない。そういうものも分けられるしね(といいつつ、この日は分けるのを忘れてしまった(^^;)。

買い物後は我が家でお茶とおしゃべり。買ってきたケーキをつまみつつ……70セントのケーキはそれなりのお味(チョコレートケーキはまぁまぁ。コーヒーケーキはしょっぱかった)。

夕飯の支度があるので、お二人は夕方には帰っていった。さて、ミテんちはというと、日本から出張者が来ているので、ダンナは彼と食事をする予定。作業が早く終わればミテも同行するし、トラブって遅くなるようなら別々に食べる。どっちにしても迎えに行かなくちゃいけないけどね。

「うーん、駄目だぁ」と電話が入る。明日帰国の予定だったが、終わりそうもないのでフライトもキャンセルした由。ほえ〜。結局、夜11時ごろお迎えに行った。道がすいてて快適! でもまだ終わりそうもない。日本と電話でやりとりしながら、仕事を進めていたが、今日を逃すと日本は土曜日。お休みになっちゃう。それでケリがつくまでガンバッテるのだ。昨日、こちらに着いた時差ボケの彼には酷だろう……な〜んて考える。

午前2時に帰宅したです。暗闇の中、うちのすぐそばで鹿がお食事中であった。

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2000年10月13日(金)鹿クロッシング

あ〜、気力がない〜。体力もない〜。一日中、少年マガジンと成田美名子さんの「NATURAL」を読んですごす。今朝届いたのさ。

夜は出張の彼を交えて、モーリスタウンのイタリア料理へ。「スパゲティ・スクワッシュのなんちゃら」という料理を注文してみる。パスタだと信じて……。出てきたのはソウメン瓜(と言うんでしたっけ?)の煮たようなやつでしたよ。洋の東西を問わず麺の名前を付けるとは、おんなじ発想だったわけだ。そんなにオイシーもんじゃないな。

またまた夜の道を帰る。田舎の道は真っ暗ざんす。を? 光る点が道路上を動いている! 鹿が横切って(crossing, Xing なんて書く)たのだ。目が光ったから気づいたですよ。はー、やれやれ。さらにロアンタカでは、複数の光る点が移動していた! 鹿の群が道を渡ってるぅ〜。念のため、停車すると鹿さんたちも立ち止まってくれた。「ありがとう」といいつつ、発進。昼間も見かけるけど、夜も起きてるのね。いつ寝てるんだろう?

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2000年10月14日(土)お見送り

出張に来てた彼はめでたく今日ご帰国。午前10時半発の日本行きコンク(なんて言わない(^^;? コンチネンタル9便のコト。旅行会社の人は日本発の8便……午後5時ニューアーク着……をコンパチと言うらしい)に乗る。ホテルにお迎えに行き、空港まで送る。来て仕事しかしてないので、ちょいと足を伸ばしてリバティー・ステート・パークに寄る。朝靄の中、浮かび上がるマンハッタンのシルエットと、ハドソン川、自由の女神の後ろ姿が見える。

片道十何時間もかけて出張に来てるんだから、一日ぐらいゆっくり観光してけばいいのに、って思う。みーんな慌ただしく帰っちゃうのよね〜。つまらん。

日本行きのチェックインは、日本語で対応してくれる。やっぱホッとするよね。係の人はほとんどが日本人(多分)だが、見るからにガイコクジンの人もいる。生粋の黒人が流暢に「次の方どうぞ〜」って言ったので、びっくり。すごいな〜。日本語をマスターするのは、英語以上に骨が折れるだろうと思うよ。

ついでなので、ミツワに寄って帰る。連日寝不足だったので、午後は眠りこけてた。

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2000年10月15日(日)マンハッタン巡回コース

まだ不調。バランスが悪い感じ。メールの返事が溜まってる!

「この世は安全」だと信頼したい。瞑想中に、心の中でそう言った途端、肩の緊張(肩こり)がブワッと自分を主張! 痛い! 反対意見を述べてるらしい。

でも、マンハッタンに出かけた。Book Offで本を売る。3ドルになる。ほくほく。旭屋書店、紀伊国屋書店、HMVを巡り、さっぽろで食べて帰る。

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2000年10月16日(月)メッツ優勝

ナショナル・リーグで、ニューヨーク・メッツが優勝! ナショナル・リーグ東部地区では2位だったのにね。わはは。

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2000年10月17日(火)サブウェイ・シリーズ

日曜日、古本屋さんで「ファミリー・シークレット 傷ついた魂のための家族学」(青山出版社)というのを見つけて、迷わず買ってきた。家に帰って気がついた。著者のジョン・ブラッドショウは、「インナーチャイルド 本当のあなたを取り戻す方法」(NHK出版)を書いた人じゃん。ミテの先生、トリシアさんもお薦めの本なのだ。

ではまず、ツンドクになってた「インナーチャイルド」から読もう!

……読めない! なんというか、波動が合わないのだ。訳者が違うから、「ファミリー・シークレット」なら……。

……よ、読めない!! 読み進められない。集中できない。気分が落ち込む……。内容の善し悪しではなくて、ときどきこういうことがある。うーん。残念だけど、放棄!

ヤンキースの試合を見ていたら、佐々木がブルペンで投げてた。でも、8回表でヤンキースのリーグ優勝が決まっちゃったので、出番なし。44年ぶりのサブウェイ・シリーズ(ニューヨークのチーム同士でワールド・シリーズを戦うこと)だ〜。

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2000年10月18日(水)運動不足か?

一日中、パソコンに向かってた。疲れ果てて、瞑想する。息が苦しい! 耳がキーンとする!

でも、過去生の影響でも、子どものころのなにかでもない。ただ苦しさを感じていればいいらしい……。

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2000年10月19日(木)グースはまずい

ちょっと元気。紅葉があんまりキレイなので、デジカメを持ってロアンタカに行く。あー、なんてきれいなんだろう……!!!

行き会ったオジサンがミテの写真を撮ってくれた。ありがとう! 池に白い鳥が見えたので、「あれは白鳥?」と聞いてみた。「そう。そしてたくさんいるのがカナダ・グース。たくさんいてうっとおしいからねー、白鳥が来ておっぱらってくれたらいいんだけど。あの一羽しか居着かないんだよ」。ミテはグースさんを見るのが好きなので、ちょっと意外なご意見だった。たしかに池の畔はグースさんの糞だらけなんだけどね。

「グースはまずいし……」。えっ、オジサン、食べたの! ……と口に出しては言わなかったけど、そういう顔をしてしまったんだろう。オジサン、あわてて「い、いや、友だちがね、そう言ってたよ」。ちょっと沈黙。二人並んでしばしグースさんを見てた。でもやっぱりオジサン、ぽつんと「脂が多くてまずいんだ……」。食べたのはキミだね!

写真を撮ってくれたお礼を言うと、謎の言葉で答えてくれた。「それは……何語?」「中国語だけど。ごめんね〜、てっきり中国人だと思って……」。それでグースさんを食べた話もしてくれたのかな。なんでも食べる民族だと……。

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2000年10月20日(金)最悪の体調

うーん。最高に具合が悪い。最低に、か? 頭の中が焼け付くようだ。苦しい……。昼間ほとんど寝てた。夕方6時に起きて、なんとか元気に。ふー、いったいなんなんだろ……。

日本のお友だちからFESフラワーエッセンスのハンドブックが届いた。ありがとう! そっかー、体調不良はフラワーエッセンスの飲み過ぎ、ってこともあるかも〜。7種類ぐらい飲んでる欲張りだから〜。と、ちょっと反省。

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2000年10月21日(土)首都ワシントンDC

寒くなる前にアチコチ旅行しなくては! と、飛行機でDCに向かった。ヌアーク空港のモノレールは相変わらず動かない。いつ復旧するのかのぉ。

DCへは40分ぐらいのフライト。飲み物のサービスがある。ロナルド・レーガン国際空港に着く。そんな名前でホントにいいのか? でもすごくきれいな空港だ。すぐメトロの駅があって、簡単に市内に出られる。地下鉄もきれい! ニューヨークとは大違いだなぁ。

古くて大きい建物が多い。道がゆったりしていて、広く感じる。電線も地下に埋めてある。土曜日で人が少ないこともあるけど、いい感じ。ガイドブックに載っていたOLD POST OFFICEで昼食をとる。昔の郵政省の建物を手直ししたものでいまでは、レストランと土産物屋になっている。外観がいかめしく古い建物なので、「ホントにここに入っていいの?」って気分になる。レストランと言うより、屋台村かな。中央に椅子とテーブルが並んだスペースがあって、まわりにお店がぐるり。日本食、インド料理、ピッツァ、アイスクリームなどなどを店で買って、真ん中のスペースで食べる。気軽でいいね。

数あるスミソニアン博物館。でも、お目当ては自然史の鉱物コーナー航空宇宙の零戦 いざ自然史へ! NYのより小さいが、ひととおり化石だのなんだの楽しめる。宝石の展示は黒山のひとだかり(黒髪の人は少ないから、「茶山の」が正しい??)。マリー・アントワネットが身につけた首飾りだとかが飾ってあるのよね。

スミソニアン石人混みは避けて、奥へ! 鉱物! あーなんて綺麗な展示なんだ〜! 照明をあてて、美しく展示してある。色とりどり。飽きない〜。なになにカルサイトと言っても、こんなに種類があるわけ〜!? うわぁ、ハーキマー・ダイアモンド(水晶だけど)って、こんな風な原石なのねー! すっごく大きなダイオプテーズ! もっ、最高! 石を売っているギフト・ショップも発見。あとで買わなくちゃね(いま買うと荷物が重くなる)。

航空宇宙博物館に行く。飛行機の歴史は、戦争の歴史と切り離せないから手放しで喜べない部分がある。でもやっぱり見てると楽しい。ホンモノの零戦を見たのは、初めてじゃないかな〜。感激! (小さいころは、お小遣いで戦艦や戦闘機のプラモデルを買って作っていた)。52型ってとこもいい〜。

閉館間際、自然史にとって返して布製の鞄を買う。ポケットがたくさんあって、軽くて、縫製がしっかりしてて気に入ったの。グアテマラの女性たちが作っているそう。自助活動のようだ。

食事をしてホテルにチェックイン。ボールルームでパーティーがあり、ガウン(日本で言うドレス)を着た女性がたくさん。きらびやかな世界〜(男性は普通のスーツだった)。

今日はサブウェイ・シリーズ(米大リーグのチャンピオンを決めるワールドシリーズ。NYメッツ対NYヤンキースの時はこう呼ぶ)1回戦。メッツが1点リードしてる。はらはらどきどき。でも長い試合でいつまでたっても終わらない。0時半まで見てたけど、疲れて寝た!

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2000年10月22日(日)DC2日目

起きたらメッツ、逆転負けしてた。

今日は日本語ツアーに参加してあちこち回る予定。ホテルのロビーに集合。総勢10人ぐらいで、小さなバスで行く。日本語だから気楽だし、そんなに歩かなくていいし、やっぱりラクチン。しかし! 今日は海兵隊マラソンをしていて(海兵隊員以外の人が多かった。へばって歩いてる人もたくさん)、封鎖されている道路が多い。まずリンカーン記念堂に行くはずが、道を阻まれて近づけない! しょうがないのでホワイトハウスを外から眺める。クリントン大統領は不在のようだ(いるときは屋上に兵士がいるんだって)。

ホワイトハウスの前にあるラファイエット公園には、核兵器廃絶を訴えるコンセプション・ピシオットさんが住んでいる。住んでいる? そう、彼女はヒロシマ・ナガサキも含めた写真を貼った立て看を公園に置いて、1981年から昼も夜も休みなくここですごしている(もう20年!)。アメリカ大統領に、世界中から来る観光客に、反核を訴えているのだ。家財道具もいっさい売り払って、これを始めた。収入はゼロ。警官の暴行を受けたり、牢屋にぶち込まれたこともあるという。だからヘルメットをかぶり、その上にカツラをつけている。大統領が彼女を訪れたことはまだない。

ちょうどゴルゴ13で、ネバダの核実験で健康を損ねた米兵の話を読んだばかり(ビッグコミックは定期購読してるの)。アメリカ政府は彼らに何の補償もしてないし、ほかにも生体実験をしているという(マンガでは……だけどね)。核兵器や原発。広島県で育ったせいもあるけど、私も反対。とくに欲や無知にまみれた、不透明な管理の元では……。ピシオットさんの姿に打たれると同時に、「私は何もしていない」と罪悪感のようなものを感じた。それをうち消すようにちょっとばかりの寄付……。

ユニオン駅でお昼を食べる。昨日の郵便局と同じ仕組みの屋台村だった。次に議事堂。丸いドームのてっぺんに人の像がある。ポカホンタスをモデルにした「自由の像」なんだって。ニューヨークの女神はthe Statue of Liberty というんだけど、こちらは the Statue of Freedom。辞書によるとliberty は選択の自由。freedom は束縛からの自由。うーん、まだよく消化してません……。

リンカーン大統領が撃たれたフォード劇場に寄る。観劇中に銃弾を浴びせられ、向かいの民家に運ばれたが、朝に亡くなったんだそうだ。彼のホンモノの血がついた外套や枕が展示してある。ホンモノ!? DNA鑑定もしたそうだよ(なにをどう鑑定したんだ? 本人かって? んなばかな)。

スミソニアン博物館は1カ所だけ行くことになっていた。よりによって昨日見た航空宇宙だったので、単独行動して向かいのナショナル・ギャラリーに。もう建物からしてかっこいいよね。ぐるぐるあてもなく回っていると、どこからか音楽が聞こえてくる。ダンナがハッとして叫んだ。「マーラーの『復活』(交響曲第2番)だ!」。彼の大好物。夜にギャラリー内コンサートがあって、そのリハーサルが聞こえるのだった。もう絵はそっちのけで、すこしでも音に近づこうとウロウロ。壁が巡らしてあって、姿は見えなかったけどラッキーだったね!

もう解散の時間だったのだが、マラソンのためあんまり見学できなかったので、1時間延長してアーリントン国立墓地に行ってくれた。米国防総省ペンタゴンを含む広大な墓地。戦死した人を埋葬してある。もとはリー将軍が住んでいた場所だが、彼が南軍について空き家になったすきに北軍戦死者を埋めたのが始まりらしい。ひとつの国が国であるために、これだけの死者を必要とするのだろうか……。しかもここにいるのは、北軍兵とそれ以降の米国兵の一部だけ……。テキも含めた、民間人も含めた戦争全体の死者数は??

早く、戦争でものごとを解決しようとする時代が終わって欲しい! みんなが光に還り、平和を実現するために戻ってきてくれますように!

ここでツアーとさよならして、レーガン空港に向かった。ガイドさん、一緒にまわってくださった皆さん、どうもありがとう!

夜は家でメッツの観戦。「勝て!」と思うからドキドキするんだね。勝っても負けてもメッツ。勝っても負けてもメッツが好き。と思ったら、楽になった。これが無償の愛ってもんじゃないのかい!

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2000年10月23日(月)訃報

友だちが亡くなった。メールで知らせが来た。不治の……難治の病だった。発病してから長かった。入退院を繰り返してた。だから米国に来る前に会った。元気だったけど、それからすぐ入院して、手術をしたと聞いていた。「もう会えない」とどっかでわかってもいた。だけど……悲しい。

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2000年10月24日(火)訃報ショック

きのうは訃報のメールを読んで、ショックだった。死後の世界がどんなか、知ってるのに……と初めは抵抗した。悲しくなんかない、と思おうとした。でも、それは否認だ。死を受け入れるために、誰でも経験する7つの段階があることを思い出した……。ごちゃごちゃ言わず、素直に悲しもう。ありのままの感情を認めよう。瞑想したら涙が出た。

信じられない」って思った。でも、何が? なんだろう? 彼女が目に見えない世界に行ったこと。本当にそんなことが起きること。

ダンナが尋ねた。「死んだらどこに行くの?」「光の中」「わかってるじゃん」。そう。知ってるの。でも、わかってる……かな?

夕方暗くなってから、部屋の明かりを消して瞑想。こわかった! そこに彼女の姿が見えたらどうしよう! 友だちなのにこわいの? こわい。そう、目に見えない世界があると知っているけど、こわい。この見える世界だけにかかわっていたかったんだ。しがみついていたいんだ。

正直に認めよう。こわかった。どうしてだかは、わからないけど。怖い怖いと思っていたら、何回かラップ音が鳴った。こわーい! でも怖い気持ちと一緒にいたら、少しずつ楽になった。

先週は体調が悪かった。金曜日はあんまり苦しくて、長い昼寝をした。あれは、彼女の苦しさを分けてもらっていたのかも……。

生きてる人とのお別れだって悲しいじゃん。別れは悲しくて当たり前!

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2000年10月27日(金)メッツ負け

昨日、メッツが負けてヤンキースがワールド・シリーズ・チャンピオンになった。残念。悔しい。でも、ピアッツァ、ベニー・アグバヤニ、17番のマイク、フォンジー、ジール、アル、クック、ベルおじさん、ボビー・ヴァレンタイン監督、その他の選手たち、ありがとう! メッツ、好きだよ〜!

本「月の癒し」を引っぱり出して読む。いまなら月のリズムにしたがった生活ができるのでは?

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2000年10月28日(土)石屋さん発見

ミツワで髪を切って、中華を食べて、買い物して、隣のモールのJBC(古本屋さん)で本を売る。6ドルになる。嬉しい! フェリーでマンハッタンに渡り、グリニッチ・ビレッジのクリストファー・ストリートに行く。レインボーの旗を掲げた店(ゲイの人用のお店の印)がいっぱい。レインボーの旗は日本なら生協の旗だったりするが……。

石、お香、本、インディアン・グッズなどを売っているお店"STICK STONE & BONE"を発見! ラブラドライト、エンジェライト、マラカイトを買う。鹿の皮も買う。わーい、また行きたいな〜。

よるはタイムズ・スクエアにある立ち食いそば屋さんに行く。お店の人は日本人。カレーとうどん、おいし〜。立ち食いと言っても2階に椅子席があるのだ。安いし、いいよ! 非日本人にも人気みたいだ。

午後からどんどん気温が下がって、革ジャン着てる人も多い。でも今日は疲れなかった。彼女の病気が終わったからか?? らくになった……。

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2000年10月29日(日)夢

エンジェライトに惹かれたのは、むかしレムリアに住んでいたということらしい。ラブラドライトはシリウス。この二つに関係があるのかもね。

夢を見た。劇でお姫さまの役をする。ふだんの生活からお姫さまの暮らしを練習する。私自身は人が怖いけど、お姫さまはそうじゃない。練習しているうちに私も変わっていく。愉快だった。

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2000年10月30日(月)生きる知恵

知恵の三つ編み」を読んだ。著者はアメリカの都会で育ったインディアンの女性。お父さんから、いろんなことを教わった人。学びってすごい。小さいころから、考えることを教えてもらい、いろんな角度から考えるくせをつけるのね。ひとつはものごとに「6つの理由を考える」。そうすることで、柔軟な考え方を維持する。

人を判断しそうになったら、「その人の何を知ってる?」。生まれてから今までの何を知っているのか、自問する。データがちょっとしかないのに、判断できるか? できない……。肝に銘じなくては……。

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2000年10月31日(火)ライトボディの祈り

人のホームページを見ていたら、「ライトボディの目覚め」に載っている祈りには強い力がある、って書いてあった。最近、忘れてたので久々に本を引っぱり出した。瞑想する前に声に出してひとつを読む。ミテにはパワーがあるかどうか、直ちにはわかんない。まぁいいや。

最近のワタシの目的は何だろう? 思いついたのは「傷つく」という選択を手放すこと。その真意は……? どんな人でも受け入れて抱きしめる。愛を送る、だった。いま問題なのは? 怒っている人には、怒りに惑わされず、その人が本当にいいたいことをくみとる。なるほど〜。

「祈り」が効いて考えがまとまったかな? ホームページの「来るものめったに拒まず」には、だいぶ人を受け入れられるようになったよ、って意味があるのだ o(^o^)o。

夜8時ごろ、ハロウィーンの子どもたちが回ってきた。ミテの想像では、幼稚園くらいのかわいらしい子どもが親同伴でやってきて、たどたどしく"Trick or treat?" な〜んて言うはずだった。実際は……中学生から高校生ぐらいの、ミテよりも背の高いのが20人くらいも来て、玄関を開けたら包囲されていたのだ!! 特に扮装もしてないし〜。なんか怖いし〜。ギャアギャアうるさいし〜。しくしく(;_;)。子どもたちはサンタクロースみたいな大きな袋を持ち歩いてるので、その中に放り出すようにお菓子を入れた……。あ〜、びびった〜。

しばらくして小学校高学年くらいの男の子が一人やってきた。アジア人がいるとは思わなかったのか(ほとんど白人だけのコミュニティだもんね)、終始びっくりした顔のまま〜。そんにゃに驚かなくたっていいじゃんよ〜!

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