2001.4.26 更新

2001.2.1(木)不機嫌

実家からファックスが届いた。日本に帰ったとき、どうするか、提案してきたのだ。検討してるうちに、届いたかというメールがダンナのパソコンに届いた。文面を読まないうちに「返事がないと怒ってる」と勝手に思いこみ、不機嫌に電話した。でもほんとうはそんな文面じゃなかった。いつでも親からはケチをつけられる、と過剰反応してしまう。インナーチャイルド・ヒーリングの終着点はまだ先だなぁ……。

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2001.2.2(金)焼き肉

日本からマンハッタンに出張者が来た。NJまで来る余裕はないというので、山田さん(仮名。そのときどきで思いついた名前を使うので、同じ人でも違う仮名だったりします)とダンナと3人でまたまた夜のNYCに出かけた。

日本の本屋さん紀伊国屋で待ち合わせ(ロックフェラーセンターのすぐそばで、便利なのだ)。売れ残りの本をたたき売っていた。雑誌「ムー」にパニック障害の記事が載っていたので買う。最近、パニック障害の人からメールをいただくことが多いので。「大霊界3 恐怖の霊媒体質」(隈本確著、弘文出版)も買う。なんか題名が恐ろしいんですけど……(^^;。霊媒体質という言葉をよく聞くし、ミテもそうだと思うんだけど、それがなんなのか実はよく知らないから、勉強しなくちゃ……ということで。

今日はプルコギ・レストラン。スピリッツ連載の「ギャラリー・フェイク」ではプルコギに焼き肉レストランとルビがふってあった。フジタがメットにいたとき、部下を連れていったんだよね! 実際にはプルコギはカルビとか、ロースなどと同じく肉の種類のことらしい。

日系スーパー「ミツワ」のある地域にはコリアンがたくさん住んでいて、おいしい豆腐チゲのお店などがある。でも、焼き肉はアメリカに来てから、食べてないのだ。期待に胸が膨らんでいたのだが……。牛タンがぺらっぺらに薄くてガッカリ。なんだか違うな〜。これで一人50ドル!? 高い〜。マンハッタンだから高くて、まずくても仕方がないのか? コリアン料理はFort Lee, NJ に限るのかも知れない。

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2001.2.3(土)恐怖の霊媒体質

日本へのNY土産を買いに、またまたマンハッタンへ!! 13日間に6回も出かけたなんて〜。空前絶後。

ジュリアード音楽院のショップでオーケストラ仲間へのお土産を買う。スポーツショップで、スポーツ愛好者へのお土産を買う。その人はハンドボールをするので、そういうリーグのグッズがないか店員さんに聞いてみた。プロスポーツは数あれど、ハンドボールはないとのこと。残念。代わりにNYメッツのグッズを探す。これがないのだ! あっても種類がちょっとしかない。ヤンキース・グッズはあふれるほどあるのになぁ。くやしい!

NJに帰って、友だちに薦められたイタリア料理店に行く。まずまずだったし、お客も大入り。評判通りだった。食べ残した分はもって帰ってきた。

帰宅して、昨日仕入れた本を読む。まず「ムー」のパニック障害の記事。最近、増えているらしい。そして「恐怖の霊媒体質」を読み始めたのだが……。猛烈なめまいに見舞われた。吐き気がするし、これはたまらん! 最近、めまいで大変というメールをいただいたのだけど、身をもって体験したら、ほんとに辛い。

パニック障害の中にはこんなめまいを体験する人もいるかも知れない。なんの前触れもなく、こんな症状が起きたら、すごく怖いだろう。しかも外出時だったら?? 出かけるのがひどく怖くなるだろうな。

いきなり猛烈な吐き気が襲ってきて、せっかく食べたものを全部吐いてしまった。お酒以外で吐くなんて何年ぶりだろう? お酒ではしょっちゅう失敗してたものだけど……。吐いたら、峠を越したようで、めまいもゆっくりと消えていった。

翌日、店から持ってきた食べ残しを暖めて食べた。ぜんぜん平気だし、ダンナもぴんぴんしてるし、めまいの原因ではなさそう。……とすると、めまいを起こしたのは「大霊界3 恐怖の霊媒体質」!? きゃ〜っ!! 怖くて、続きを読んでないのでした。

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2001.2.4(日)高次の存在とワーク

「MAP 聖なる癒し」を読み始める。デーヴァやパンなど高次の存在とつながって、セルフヒーリングをする、という本。半信半疑だけど、やってみたいという気もする。でも日本行きが控えてるから、アメリカに帰ってきてからはじめた方がいいかな。

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2001.2.5(月)大雪

朝から大雪。いったん会社に行ったものの、ダンナも午後1時に帰ってきた。オフィスが閉鎖になったんだって。マルシアから電話あり。

外を眺めていたら、すぐそこで車が雪にタイヤをとられて立ち往生。どうしよう、なんか助けてあげられることはあるかな? すぐには出ていく勇気がない(^^;。ドライバーは女性で、どうしたらいいか困っている様子。2人ほど、車のそばをうろうろしてる。しばらく様子を見ていたが、意を決してオーヴァーを着、シャベルを担いでダンナと助っ人に出かけた。そばにいる人は、犬の散歩をしてて通りがかったみたい。

FF車なので、前輪に足元シート(なんて言うんだ? 車の中に敷いてあるヤツ)をかませて、前に後ろに動かそうとしてる。雪が掘れて、タイヤは穴にすっぽり。だから空回りしてるのね。なら、タイヤの回りの雪をどかせたら? 作戦は正しいと思うけど、なかなか動かない。

また犬の散歩の人が来て(こんな雪だってのに!)、そばに立ってなんだかんだ言ってる。でも言うだけで、なにもしないの。ただの野次馬? こういう態度って、なんか理解できないな〜(^◇^;)。

やれやれと思いながら、素手で雪をかく。シートをかませ直す。"Let's go!" あ〜、動いた〜!! やった〜! ありがとうと言われて嬉しかった。

ダンナもミテも役に立つジャン! こんなことができるとは思わなかったよ〜!

午後3時、電気が落ちた。久々の停電だ〜。電気がないと音楽が聴けない。テレビが映らない。エッセンシャル・オイルをたけない。DSLモデムが使えないから、インターネットできない。できないことだらけ〜。でもロウソクの明かりはロマンチックだよね。ダンナは友だちに電話をかけまくり。電話くらいしか、することないもんね。停電は夜9時半ごろまで及んだ。

お友だちは車で20分くらいの職場から家まで、数時間もかかったそうだ。雪の重みに耐えかね、あちこちで木が倒れて道路が封鎖されていたという。

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2001.2.6(火)MAPスキャニング・セッション

SIRIUSさんがリンクして下さったおかげで、HPの訪問者が増えた。問い合わせのメールもたくさんいただいた。

ふと、MAP セッションをしたい、という気分になった。明後日から日本だし、日本にいる間はできないと思うのだが(だいたい週1、2回のペースでするものらしい)。迷ってOリングテスト(キネシオロジー・テスト)をしたら、「やる」だったので、やることに決めた。

初めてなので、スキャニング・セッション。眠っちゃうかと思ったけど、起きていた。最後にチーム・コードをもらっておしまい。ふ〜む。なにか起きたのかしらん??

日本でメールを読むかどうか、迷っている。返事を書く時間なんかとれるだろうか? iBookを持っていくか、置いていくか……。キネシオロジーでは、「置いていく」と出た。うーん、置いていっていいものか?

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2001.2.8(木)JFK発、日本へ

長時間のフライトなので、スチュワーデスさんが優しい日本のエアラインがいい、とダンナが言う。日本へは全日空で帰ることにした。AAのスチュワーデスがおっかなかったので、懲りたらしい。

Newark 空港なら家から30分だけど、全日空に乗るためには遠くのJohn F. Kennedy 空港まで行かなくてはならない。余裕をみて片道2時間。朝7時に出発! 初めての道なので緊張する。先輩がつくってくれた道順メモをにぎりしめて、「ここは左車線にいて!」と指示を出す。

無事に到着。Long Term Parking (長期間駐車場)に車を入れる。一日8ドル。

無料シャトルバスでターミナルに行き、チェックイン。Newark からコンチネンタルに乗るときは日本語でチェックインできるけど、ここでは英語。あらま! コンチは日本人客獲得に努力してるということか。

今回は奮発してビジネスに乗った。初ビジネス! 広くて楽ちん。サービスもかゆいところに手が届く。でも、ここまでしなくっても……と思う。エコノミーと格差がありすぎる。この差を縮めて庶民(エコノミー)にもっと優しくしてくれればいいのに。

キネシオロジーの結果に反して、iBook を持ってきた。

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2001.2.10(金)久々の日本

日付変更線を越え、午後3時に成田に到着。ビジネスだとさっさと飛行機を降りられて、さっと荷物が出てきて、パスポートコントロールも税関もさっさと抜けられた。どこからどこまで至れり尽くせりジャン。

上野のビジネスホテルに泊まるので、スカイライナーに乗る。電車の中でドルをしまい、円を出す。お尻のポケットに12,000円を入れる。

上野に着き、迷路みたいな地下道を歩いていたら、雑踏の中で落ち合うはずだった叔母を発見! いきなり「こんにちは〜!」と声をかけて驚かす。こんなこともあるんだ! 上野に詳しい叔母がホテルまで案内してくれた。スーツケースが重いので、迷わずにすむのは有り難い〜!

1泊9,000円のビジネスは唖然とするほど狭かった! 叔母もあまりの狭さに笑い出す。「や〜ね〜、言ってくれればホテルとっといてあげたのに」。そ、そーすればよかったかな〜(^◇^;)。まぁ、眠るだけだから……。疲れてるだろうから、と叔母は帰っていった。どうもありがとう。

さて、実はポケットに入れたお札を出そうとしたら、なくなってたのだ。着いた早々、すられちゃったのかと、気持ちが暗くなる。とっても悲しい。「もういいから、携帯電話買いに行くよ」とダンナ。座っていたベッドから立ち上がると……あれ! 1万円札が! 魔法なのか?? なんのことはない。お札はポケットから飛び出して、トレーナーの内側にひっかかってたのだ。あーよかった! ドル紙幣はくしゃくしゃだから、おとなしくポケットに収まってるのだが、ぱっりぱりの円紙幣は元気よく飛び出したらしい。

ヨドバシカメラでプリペイドの携帯電話を買った。レンタルより安いと聞いたのだ。機能満載の携帯。使い終わったら捨てちゃうのかな? もったいない……。で、店員さんに聞いた。「使い終わったら、どうすればいいんですか? どこかでひきとってくれますか?」「へ?」。何言ってんの、って顔をされちゃった。そんなこと聞く人はいないのかな?

パソコンのフロアなど回ってホテルに帰り、9時には寝た。

久々の日本。すごい雑踏だったこともあるけど、なんか怖い人が多い。ものすごく陰気な、そんでもってじと〜っとエネルギーがからみついてくるような視線。日本てこんなだったっけ?

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2001.2.12(月)2軒目のホテル

ここ2日、ダンナの家族・親戚巡りをし、ミテの両親と会った。両親とは温泉ホテルで落ち合ったのだが、なんか屋内が寒くて風邪をひいてしまった。

帰りに母の知り合いの家に寄ることに決め、母も誘ったが断られた。そして「この前、あの家にダンナさんと寄らなかったの?」と聞かれた。あの時は行ってない。ミテはとっさにクビを横に振り、「ううん」と答えた。すると母が「じゃ、2回目なのね」「??」。

つい英語式に答えてしまったのだ。日本語で否定文で聞かれた場合は、その文章に対して「はい(行かない)」「いいえ(行った)」と言うんだった。英語では事実に対して答える(行った→はい、行かない→いいえ)。よく逆に答えてしまうので、注意してたら日本語まであやしくなっていたとは〜。

母の知り合いは絵描きさんなんだけど、最近は画はそっちのけで、作詞作曲にいそしんでいるそうだ。ふっるーい藁葺きの傾いたようなお家。たくさんの植物。おいしい食事。すっごくビンボーなんだって。でも、とても楽しい。豊かな暮らしだなぁと思う。また会えるといいな。

新幹線で上野駅に着き、立ち食いそばを食べる。ま、まずい〜(~_~メ)。「日本ではすべてがオイシイ」は幻想だったか〜っ。

今日からホテルを池袋に移す。帰米の前日までずっと泊まるつもり(最終日だけ別のホテル)。ここ2日、メール読むヒマがなかったから、ホテルにおちついたらネットにつなごう。

車椅子可のホテルのハズ(予約したときにはそう書いてあった)なのに、ホテル入り口とフロントは地下1階。しかも階段を下りるしかない。ひーひー言いながら、スーツケースを降ろす(ダンナが(^^;)。池袋駅だってろくにエスカレーターもエレベーターもなくて苦労したのに、ホテルもなんて。

チェックインカウンターに紙が置いてあった。なになに? 「故障のため、客室から電話がかけられません」。はい(^^;?? 「復旧の見通しは?」「1週間後に部品が届く予定でございます」「はい(^^;? (ここは日本だよなぁ。まるでアメリカ……)」。

客室は上野のホテルよりも狭く、スーツケースを開けるスペースすらない。ほえ〜、どうしようかねぇ? ダンナとミテは顔を見合わすのであった……。

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2001.2.15(木)即入院!?

風邪が本格的になったので、2日間はホテルで寝込んでいた。予定は全部キャンセル。外に行けないので、ダンナにコンビニ弁当と「冷えぴた」を買ってきてもらう。コンビニはありがたいのぉ。渡米前に会社から支給された風邪薬、抗生物質をのんでひたすら寝る。

でも今日は人間ドックと海外勤務者健康診断の予定。這うように戸塚まで行く。池袋始発の山手線があって、座れた。ラッキィ!

午前中に集合。血液検査、レントゲン、超音波などやって、昼食。食べ終わったところで一人ずつ呼ばれて、医師からお説教を受ける。年輩の方もいて、結果をとても気にしてらっしゃる。でも「ぜんぶオッケーでした」と晴れ晴れとした顔をして帰って行かれた。ミテは最後になっちゃった。

呼ばれて行くと「あのねぇ、肝臓がねぇ……。どこ住んでるの?」「アメリカです」「は?」。「ほんとうなら即入院、ていう数値が出てるんだよ。B型、C型肝炎ウィルスは出てないけど、肝炎で、つまり肝臓がこわれてるんだ。いまどっか悪い?」「風邪ひいてますけど」「風邪か〜……」。風邪に伴う症状ならいいけど、ずっとこの数値が出るようなら、アメリカに行くなんてとんでもない、と脅かされた。安静を保ち、必ず再検査をしろとのことだ。

え〜、帰れなかったらどうしよう……。

この結果をもって会社の健康診断へ。ベテランの看護婦さんと若い研修医のコンビが迎えてくれた。医者は看護婦さんのいいなりのように見えたのだが、やたら薬を出したがる看護婦さんに彼は言ったのだ。「風邪薬のせいで、数値が上がった可能性もありますから」。なかなかしっかりしていたのだ。いいぞ! それでも馬に食わすほど薬をもたされてしまった(結局スーツケースに入らなくて、半分は医学部の友人にあげた)。

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