2001.7.12 更新

2001.5.18(金)どうなりたいのだろう。

「受け入れがたい人」への憎しみがまたメラメラと燃えている。いろいろ考えてしまうことがエネルギーを与える……とわかってはいても、手放せない。

ちょうどそんな状態の時に、その人とのできごとをHPに書いてアップした。狙い澄ましたようなタイミング。瞑想。水晶を流水につける。フラワー・エッセンスを飲む。できることはなんでも試してみる。この問題をハイアー・セルフに託して、「解決して下さい、お願いします」と頼む。頼んだあとは、考えないようにする。これは結構きいた。

相手には「受け入れられない」としか言わなかった。具体的なことを伝えると、傷つけるかと思って控えたのだ。ほんとに、正直に、思ったことを伝えたらどうだったろう? ……というより、自分自身が「その程度の人」と思われるのを恐れて、表面を取り繕っていたから、相手にはわからないのかもしれない。

にこにこしながら、「なに、このバカ!」と腹の中で罵倒してるのと、「卑怯者なんですね」と言いながら、腹の中には何もないのとどっちがいいだろう。

普通、「英雄なんだ!」と言うときには賛嘆の気持ちがある。「小心者ですね」と言うときには蔑む気持ちがある。でも、気持ちを切り離して、単なる事実として「正直ですね」「太ってますね」と言えたらいいのだろうか? 少なくとも、怒ることなしにはっきり言えたらいいのかも。

「小さな宇宙人」のなかで、アミはペドリートの欠点を指摘する。そのたびにペドリートは大立腹。だけど、ペドリートが成長するために、アミはひるまない。……とはいえ、そんな勇気は……。

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2001.5.19(土)心配は呪い

遊園地フォート・リーの広い空き地に、遊園地が「来ていた」(写真)。組立式なのね〜。こういう遊園地が各地を転々とするらしい。開拓時代の名残? まだ整備中でガラーンとしてた。

唐突に「心配するのはやめる!」と宣言したくなって、大天使ウリエルにお願いした。「もう、心配するのをやめますから、手伝って下さい!」って。心配ってしてもしょうがない。アタマではわかってきたから、あとは実践だな。

それからまた思いついた。誰かの心配をするということは、その人の「悪い未来」を思い描くことだ。思いは実現する。「ダンナが事故にあったらどうしよう?」と思うことは、彼を事故に向かわせる力になってしまう。「○子さんがガンだったらどうしよう?」との心配は、○子さんをガンにしてしまうかもしれない。

そう考えると自分でも他人でも、心配することは「呪いをかける」ことではないか!

誰だって、自分の現実を創る力をもっている。ひとりでもやってける力をもっているんだ。心配することは、相手を信頼してないことだ。ならば、心配(呪い)はやめて、代わりに愛と光をおくろう。その人を信頼して。

昨日、ハイアーセルフに「受け入れがたい人」の問題解決を頼んでから、エネルギーが流れ出した気がする。体調が悪かったのは、このことで憎しみに凝り固まって、大きなブロックができていたから……だと思う。「今のアンタにもう憎しみはいらない」と瞑想中に言われた。いつもエネルギーを流しているようにしよう。そうするともっと元気になる!

夜、近くの高校でアマチュア・オーケストラの演奏会があった。高校の講堂が会場で、なかなか立派。プロの歌手をまねいて、オペラからの抜粋をやった。少々下手でも、気楽に楽しんでるようでいいなぁ。

学校の食堂も外からのぞいてみた。壁に大きな肖像画が描いてあった。マザー・テレサ、ジョン・レノン、ベートーベン、アインシュタイン。もう一人はヨハネ・パウロ2世かな? なんとなく嬉しい組み合わせだな〜。

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2001.5.20(日)メッツ見に行く

しえいスタジアム!日本から熱烈なメッツファンがやってきて、みんなでShea Stadium まで観戦に行った。マンハッタンでその人と待ち合わせて、地下鉄で球場へ。対ドジャースの3連戦。おとといは負け。昨日は勝ち。今日は?? このところ、成績はよくない。

そういえば、新庄が出ているのだった。今日もスタメン。で、心配はやめたはずのミテなんだけど、新庄にフライが上がると「落としたらどうしよう(>_<)!」。失礼極まりないが、そう思ってしまう……。応援してんだか、足引っ張ってるんだか……。

2回裏で3点リード。いーぞ、このまま行けぇ〜。ところが8回で抜かれ、裏でおいつく。9回表は無得点。裏で点を取らないと、延長戦だ。打順は新庄まで回るか回らないか、というところ。同行したまる子さん(仮名)が新庄応援のボードをつくってきてくれたので、われわれが日本人だということが周りにバレバレ。どうか、新庄まで回って三振なんてことがありませんよーに!!

しんじょうところがピアッツァさまを敬遠したりで、回ってきてしまったのだ。2アウトでランナーが何人か出てる。隣の席はがたいのいい白人。ビールでだいぶご機嫌なのだ。「おい、次はシンジョーだ」と嬉しそうに声をかけてくれる。「そ、そ、そーですね、ははは」。ここで三振したら、このおっちゃんに殴られるかも……(^◇^;)。

ああ〜、どうしよう! 神さま仏さま……! すると、なんといい当たり! メッツ、勝ったのだった〜! 周り中の人から、「シンジョー、やったな!」と祝福されて、ばしっと手と手を打ち付けて、大騒ぎ。うわー、うれしかったよ〜、うわーうわーうわー。いい試合が見れてよかった〜!

いままでの心配はどこへやら。現金な私たちでございました。

そのあとは、マンハッタンの「焼き鳥イースト」に繰り出して、祝杯を挙げました。日本の大衆居酒屋さん、という雰囲気でよかった〜。ビールがおいしかった〜(あれ? 最近は飲んでないんだ。ウーロン茶だったかも(^◇^;))。

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2001.5.21(月)好物はすぐ食べる

今日は熱烈なメッツ・ファンを家に招いて、テレビで観戦。ピノ子さん(仮名)と買い出し、料理をして、メッツ・ファン、ダンナ連がやってきた。

ピノ子さんが「うちのダンナは好きなモノをとっといて、あとで食べるから見てて」と言った。大好物の茶碗蒸しのことなんだ。はっ! でもね〜、ミテも実はそうなのだ〜。いつだったか「好きなモノから食べる」「好きなことをまずする」と誓ったのに、忘れてたよ。またまた肝に銘じなくては……。

今日もメッツ勝ち! われわれが応援してると調子がいいのかしら〜♪

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2001.5.22(火)本心は口に聞け?

今日はオケ(オーケストラ)の練習日。ダンナは夕方、早めに帰宅。楽器を積み込んで、練習に出かけていった。

同僚のアメリカ人がテューバ吹きで、ときどきオケの話などするらしい。「友だちの紹介でアマオケを見つけて、参加することにした」と話したとき、すごくうれしがっていることに気づいたんだって。「だって楽器の先生、怖いんだもん」と口に出してから、「そうだったのか!」と気づいたように、思わぬ発言から本心がわかることってあるんだね。意識って面白い。

練習は夜10時に終わり。40分ごろ帰ってきた。練習あと1回で、次は本番だよ。それでも弾けるんだから、すごい〜。

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2001.5.24(木)今ここ

今ここにいるために、自分がしてることに集中する努力をしてる、とHPに書いた。そしたら読んだ人からメールをいただいた。「なにかやってると、それに没頭してほかのことができなくて困ってます」と。つまりジャガイモの皮をむいていると、ほうれん草を茹でてることを忘れてしまうそうな。それは不便かもしれない……。

じゃあ、単に集中が問題じゃないんだな。とすると、なに?

「NATURAL」(成田美名子作)というマンガにこんなシーンがあった。無心に弓を引いてるとき、あたりのことが全部わかることがある、と。誰がいる、なにをしてるなど見えないけど、気配がわかるんだって。目指すのはその境地かな。

キャベツの千切りをしていた。指の皮までそぎ落とした! 直径7ミリ、厚さ2ミリぐらい? いやーん、包丁に皮がついてる……。とりあえず、ばんそこをはる。みるみる血がにじんでくる。じんじん痛い。あーん、どうしよう〜。

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2001.5.25(金)怪我

怪我にずっと絆創膏をはっているのは好きじゃない。空気に触れていた方が早く乾いてよくなるような気がする。で、はがしてみる。風が当たるだけで痛い〜。ひーん。

マラカイト(孔雀石)に痛みを取ってと、お願いする。そして痛みからのがれるために、眠った。ずいぶんぐっすりと眠ったみたい。ほんとは身体も休息が必要だったのね。

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2001.5.26(土)自分への関心

怪我をした左手の指が曲がらない。したがってヴァイオリンはお休み。弦を押さえられないからね。

最近、横になってるけど眠ってないことが多い。寝付けなかったり、朝早く目が覚めたり。気がつくといろんなことを考えてる。メイルの返事をどう書こう、とかね。

何も考えないようにしてみる。数秒はもつ。でも気がつくと、なにか考えてる。カラダの感覚を感じようとする。気がつくと、別のことを考え始めてる。

カラダの感覚、いままでの人生でどれくらい感じてた? 感情は何時間くらい、感じてきた? ……もしかして感じないために、考えていたかも。自分の感じをナイガシロにしてきたかも。瞑想中しか、感じてこなかったのかもしれない。

他人の気は感じても、自分に気を配ってなかった? そうなのかもしれない。

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2001.5.27(日)アイザック・スターン

ロアンタカの森までグースの雛を見に行った。だいぶ大きくなったね。ダンナは雛を見て、「ジュラシック・パーク」を連想するらしい。2足歩行で、上体が立った感じ。わからなくもない……かな?


親について歩く様がかわいい♪


なぜかガチョウ(右端、黄色いくちばし)が紛れ込んでいた。仲間だと思ってる??

深夜、チャンネルを回していたら中国の風景が写った。そのまま見ていたら、ヴァイオリニストでいまはカーネギー・ホールの社長をしているアイザック・スターンの番組だった。20年以上前、中国を訪れて、音楽を志す子どもたちにレッスンをした記録番組"From Mao to Mozart".

面白くて見入ってしまった。かなり上手な人たちへのレッスンだから、自分には当てはまらないのかもしれない。でも心に響くものがある。同じフレーズを様々に弾いて見せて、「君はどう弾きたいんだ?」と問いかける。その楽器で何を伝えたいのか。どんなメッセージを乗せているのか。ああ、そういうふうに弾けるようになるといいなぁ……。「いいなぁ」じゃなくて、いつかそういうふうに弾くぞ! 「自分の現実は自分の思いがつくる」んだもんね。「私にはできない」ではなく、「そうやって弾く!」と思ってみるのだ!

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2001.5.28(月)滅ぶもの?

Memorial Day 戦没者慰霊の日(祝日)

日本語にすると「戦没者慰霊」の日になるし、もともと南北戦争(かな?)の死者を悼んだ日だが、いまはすべての死者を悼む日、思い出す日のよう。お盆と同じでお墓参りをする人もいるとのこと。

昨年と同じように、St. John the Devine 聖ヨハネ大聖堂でNYフィルの無料コンサートを聴きに行く。昼ごろマンハッタンに車で乗り入れ。といっても今日は新しいパターンなのだ。リンカーン・トンネルを抜けたところにPort Authority (長距離バスのターミナル)があり、その駐車場に車を停める。こうするとフェリーよりも電車よりも費用が安くすむ。マンハッタン内はバスや地下鉄で移動。なかなかいい案だ。同行したQさんに教えてもらったんだ。

早めにマンハッタンに入り、いったんQさんたちと別行動して待ち合わせ、コンサートに行くことにする。われわれは自然史博物館に行くことにした。途中、ダコタ・ハウス(=写真)の前を通る。ジョン・レノンが住んでいた場所。撃たれた場所。オノ・ヨーコさんがすんでいる場所……。普通のアパートなので、看板はなかったけど、ドアマンの制服に「ダコタ」と縫い取りがあった。

自然史でのお目当てはなんといっても、石たち。世界最大のスター・サファイアやトパーズがある。……でもなぁ、展示が古いのだ。大昔に展示して、そのままさわってません、という感じ。宝石の背景にはってある白い布が黄ばんでいる。水晶のクラスターにほこりが積もっている。せっかくこんなに石たちがあるのに、空気がよどんでいる。ワシントンDCのスミソニアン博物館や、ヒューストン(テキサス)の自然史博物館で生き生きと輝く展示を見てしまったから、かなりガッカリ。予算がないのかなぁ。人手が足りないのかなぁ……。

そう言えば、展示当初は画期的であったジオラマもひどく古くなっていた。工夫を凝らした動物の剥製も、しなび始めている。そしてうっすらとほこりが……。去年初めて来たときは「これが世界でも有数の博物館かぁ」と興奮していたから、気づかなかった。今日は「滅びゆくもの」との思いが胸を去来する。古い展示ばかり見て、最新の施設まで行く時間がなかったせいもあるのだが。

Qさん夫妻と合流し、聖ヨハネ大聖堂まで行く。聖堂の向かいにあるインド・レストランでお食事(おいしかったよ〜!)。その後、列に並んだ。去年も来て、様子がわかっているから、余裕で行動できるね。

今年もブルックナーの交響曲だけど、その前に誰かの作品を1曲やるらしい。なになに、グバイドゥーリナ? 誰それ? と、ダンナが「あ、ショスタコーヴィチの弟子だ!」。な、なんとー!! しかし、いかにショスタコ・ファンとはいえ、いろんなことを知ってるねぇ、キミは……。日本のショスタコ・オーケストラ「ダスビダーニャ」のメーリング・リストでちょっと前に話題になったらしい。ネタもとKさん、恐るべし! 作品はばりばりの現代音楽で、よくわかんなかった(^◇^;)。

帰りは地下鉄を利用して、ポートオーソリティーへ。もう夜の10時をまわってたけど、怖い感じはなかったよ。よかった!

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2001.5.29(火)プレーリー・ディーバ

カナダの「メープルの森」からプレーリー・ディーバ・フラワーエッセンスが届いた。4本頼んだのだ。

ちょっと前まで、暑くて暑くて眠れない夜があった。頭の中が焼け付くようで苦しいときがあった。プレーリー・ディーバの説明をHPで読んだとき、それはクンダリーニのエネルギーが目覚めたからだ、と書いてあった(いまは書いてない)。ベアベリーのエッセンスが、この苦しさをなだめてくれると知って注文した。

いま、アラスカとFESとを飲んでるけど、ベアベリーも試してみた。うわぁ、具合が悪くなるよ……。脳貧血を起こして倒れた時みたいな感じ。説明にも「一時的に体調が悪くなることもある」とあるから、安心だけど。ちょっとずつ飲もうっと。

今日はダンナのオーケストラ、本番前の最後の練習。「うーん、最後まで一人もビオラがいなかったよ」とダンナ。楽器がまるまる一個抜けて、練習になるものなの? このオケを紹介して下さったエレンさん(仮名、イギリス人)によると、「練習はへろへろだけど、本番はプロの人が混じるからすごいわよ」とのこと。そ、そーゆーものなの? それでいいの? 楽しけりゃいい、って感じ(^◇^;)?

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2001.5.31(木)積極的な日

ふだんはほとんど、決まった道しか運転しない。会社への送り迎え。ロアンタカの森。あとはスーパーで買い物くらい。それが昨日、今日はどういうわけかいろんなところに車で行ってみた。ふだん一人では行かない遠くのモール、今まで行けなかった友だちの家。こんな日もあるのね。できることが増えるって、嬉しいなぁ。

ロアンタカに行った。最近は野バラが花盛り(=写真)。とってもいい匂いがする。それはいいんだけど、グースの雛が減ってるようだった。どこに行っちゃったの? なにが起きたの? まさか誰かが間引きしたのでは……と悲しいです。「グースが増えすぎて困る」って言ってた人もいたしね。

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