2001.8.24 更新

2001.7.1(日)CD

プリンストンの中古CD屋さんに行った。CD10枚売って、25ドルになった。え〜、こんなにくれるの〜o(^o^)o! 古本は売ってもいくらにもならないから、得した気分! 日本版のCDも引き取ってくれて嬉しいな〜。中身がクラシックだから、ことばはあんまり関係ないのかな。

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2001.7.3(火)キライなの?

「10時だっ!」の声に目が覚めた。「今日はお休み?」「ううん」。大変だ〜。会社、遅刻だ〜(……って就業時間は決まってないけど)。なんか二人とも疲れてる?

ヴァイオリンの先生が帰国なさると知ってから、不調なのかもしれない。まだ心の底に表現できてないものがある? もしかして「ミテがワルイ子だから、先生がいなくなっちゃうの?」って思ってるインナーチャイルドがいるのかもしれない。頭ではもちろん、そんなこと考えてないけど……。

インナーチャイルドに語りかけてみる。「ワルイ子だから、先生が帰っちゃうんじゃないよ。日本にご用ができたから、なんだよ」。すると……「先生はミテがキライなの?」

がーん! そんなこと、考えてたんだ! だからレッスンであんなに緊張していたのか……。そしてプレゼントのローズクォーツを受け取ってもらえないかも……って思ってたんだ。

「違うよ。レッスン、楽しかったでしょ? とってもよく教えてくれたでしょ? 先生はとても大切に思ってくれていたんだよ」。かわいそうに。とっても怖かったんだね……。

「死ぬ瞬間」を読んでると、著者エリザベスの洞察のすごさに舌を巻く。そして、怒りのワークをもっとしようという気になる。人が怒っていると、「自分のせい?」と思うようでは、怒りの段階の人に対処できない。まだ泣いているインナーチャイルドがいっぱいいるもんね。

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2001.7.5(木)初プール

夕方、ダンナと二人でコネクションのプールに行く。初めてで、ちょっとドキドキ。閉館1時間くらい前だったからか、2,3人しか泳いでなくて、ひとりで1レーンを独占!

30分くらい泳いで帰る。ちょっと疲れたけど、きもちいい。

プールに入ろうとしてたとき、車椅子でシャワーを浴びてる人がいた。もう泳いで上がるところだったみたい。車椅子でも利用できる設備があるんだ! すごいよね!

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2001.7.6(金)さよならボウフラ

ベランダにずっと古い鉢植えが置いてあった。前の住人のみたいだったけど、ベンジャミンが枯れたヤツで、大きいし、ほっといたの。よく見ると、受け皿に水が溜まって、ボウフラが泳いでる。やっぱ、なんとかしないと……。一大決心をして、捨てた。あースッキリ! ベランダが明るくなったように感じるよ〜。

ダンナの演奏会の日に、マルシアからミニバラの鉢植えをもらった。どんどん枯れてきてたんだけど、なんと新しい葉っぱが出てきた! このまま死ぬかと思ってたから、うれしいな〜!

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2001.7.7(土)ヴィクトリア先生

新しいヴァイオリンの先生はヴィクトリア先生。これからは英語だし、ドキドキ。どんな先生かな〜?

まず「弓にはロージン(松ヤニ)をたっぷり塗ってね」って言われる。これは前の先生もおっしゃってた。大事なことなんだね。先生の松ヤニを使わせてくれた(高級なやつなのかな?)。楽器を渡して、調弦してもらう。弾きながら、「まぁ、big sound ね!」。これは……デカイ音……というより、いい音くらいの意味かなぁ……なんて考える。

不思議なことに、なんだか言葉を理解してる。わからないと、ちゃんと尋ねてる。すごいぞ、ミテ! ピンキーって言葉が出てきた。知らない単語だけど、状況から考えて、小指のこと? あとで辞書を引くと、pinkie またはpinky と綴ってピンポーンでした!

力を抜くことを教わる。力が入りすぎてることは、自分で知ってる。抜かなくちゃ……とも思ってる。だけど、抜けない。T先生のおかげで、ちょっとはマシになってるんだけど、まだ。ヴィクトリア先生は、力を抜くための具体的な練習法を教えてくれた。弓をもつ右手だったら、弾いてる途中で弓を止めて、指を一本離してみる。人差し指から順番に小指まで。そうやって、チェックすればいいんだ。

教え方が上手なのかな? とてもうれしかったし、楽しかった♪

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2001.7.9(月)夢で会いましょう

友だちと森をお散歩をした。目の前に子鹿が飛び出してきて、わたしたちの前方を歩いていった。うわぁ〜、かわいい!

こんちは!

じゃーねー!

夢の話をした。ある人が繰り返し出てくるんだって。そういえば、ミテにもそういう人がいる。なんで出て来るんだろう? どんなメッセージがあるんだろう、って思ってた。

そういうときは、出てくる人になったつもりで考えればいい、って最近本で読んだ。バシャールだったかな? 彼女にそう伝えて、ミテはミテで、夢に出てくる人になったつもりで考えた。すると「結婚おめでとう」だったの! その瞬間、超納得。そうだったんだ! ありがとう!

それ以後、ぱったり夢にあらわれなくなったのでした。

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2001.7.10(火)スター

マルシア(南米出身)がお友だちに会ってほしいという。マルコさん(日本人女性)と3人で出かけることになった。まず、3人でお昼を食べてから、1台の車で訪問という段取り。

ピザ屋さんで待ち合わせた。マルシアはもう常連のよう。お店の人とも顔なじみ。スペイン語が通じるみたいね。

14日にヨーヨー・マがタングルウッドで弾くので、ダンナとでかけるという話をした。マルシアはヨーヨー・マが大好きなのだ。すると……「私も行く!」(「行ってもいい?」じゃないんだよ……(@_@))。へ!? そんなバカな。ものすごく困った! 片道4,5時間のドライブを日帰りでしようというのだ。わたしたちにとっては、そんな長距離は初めて。ちょっとした冒険なんだよ。

だからなるべくストレス要因は減らしたい。マルシアと一緒だと、英語だし、彼女は足が悪いし、なにかと気を遣ってしまう。10時間以上も彼女とドライブというのはどうしても避けたい。

なんとか諦めてもらおうと、「長距離だから」「車が小さいから」と思いつく限りの口実を出したけど、「大丈夫」というばかり。ああ、絶体絶命! トイレに立って、帰ってきたら、マルコさんが耳打ちしてくれた。「『ああ〜、楽しみだわ〜』って言ってたよ……どうする??」。ああ〜、なんてこった〜。ダンナと相談しなくちゃ、とその場は言い逃れた。

これから訪問する方は93歳の女性。「お土産に」とマルシアはピザを2きれ包んでもらった。ジネットさんはオペラ歌手で、ピアノも教えてらしたということだ。いまは足も悪いので生徒はとってない。一人暮らし。

マルシアが私たち2人を紹介してくれる。「マルコはピアノの修士号をもっていて(彼女はピアノの先生だから、そう遠くはない)、ミテはヴァイオリンの修士号をもつ地質学者」。あの〜、全然違うんですけど……。ヴァイオリン弾けって言われたら、困るじゃないか〜!! 「いえ、ヴァイオリンは初心者なんです」とあわてて訂正。

「ピザをもってきたわ」とマルシアがお土産を渡すと、ジネットはすごく喜んだ。イタリア系なんだそうだ。「お皿を出すわね」というマルシアに、「いいよ、いらない」と手でもって、むしゃむしゃ。93歳のおばあちゃんが、油っこいピザを、あっと言う間に平らげていく!! しかも全部、自前の歯(すごい〜っ!)!! これはね、スペクタクルでしたよ!

庭を見せてもらい、お家の中も見せてもらい……。壁には昔日の写真がいっぱい。カーネギーホールで、リサイタルを開いたときには、全席売り切れ、満員御礼だったようだ。ほこらしげにその時の記事が額に入っていた。1958年だったかな? ミテが生まれる前の話。オペラには詳しくないからわかんないけど、この人はスターなんだな……。

ピアノを弾いて、歌ってくれた。すごくいい声! 年齢には思えない。「きれい、すごい!」と言うと、「知ってるわ!」。うわー、なんかスターっていう反応。

「自分がすばらしいと思ってなかったら、人前で歌ったり、教えたりできないでしょう?」。そのとおり!! ああ、いいなぁ。こういうの好き。ミテもこうありたいもんです。

2階も見せてもらった。寝室が3つ、バスルームが2つもあったろうか。家具調度も凝っていて、きちんと整頓されていて……でも、ジネット自身はもう2階には行けない。それほど歩くのが大変なんだ。

「もう行くわね」。マルシアがいとまを告げると、「あら、もう?」。またひとりぼっちになっちゃうんだ。寂しいだろうな……。

アメリカでは成人したら、親と同居ってしないようなんだけど、でもなぁ……。体が利くうちは、老人世帯でも、一人暮らしでもいいだろうけど。歩くのもままならない人が、おしゃべりする相手もなく長時間すごしてる? やっぱりもっと誰かと会いたいだろうな、って思ったよ。だって、ジネットのお家の中は時間が止まっていたもの……。

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