2002.3.14 更新

2001.11.11(日)進歩したか!

いけメモを見ながら、7月の滞在記を書いた。「あら〜、こんなこと思ってたのね。未熟だわ〜」なんちゃって。ちっとは進歩した?

「知ってます」と返事をくれる人にむかつくって話だった。コントロール・ドラマに巻き込まれないようにしなくちゃ、だって。巻き込まれてるのは自分。まず、それを認めないとねぇ。

なんでむかつくのかというと、「ワタシの言うことが聴けないのか〜」ってことだ。あはは〜、短期間でよく気づいたね。

ネット上でケンカを目撃したおかげかな。ミテによく似た人の怒りを、客観的に観察する機会になったのだった。

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2001.11.12(月)いい加減な人たち

飛翔お友だちがブロードウェイでミュージカルを見てきた。「舞台って、照明とか舞台装置とか、細かいタイミング・打ち合わせがいっぱい必要じゃない? それをやりとげてるんだから、うちの主人と『アメリカ人もやればできるじゃん!』と言ったの」。

そうなんだよね〜。日本にいたときは、厳選されたドラマを見て、アポロの打ち上げを見て、「アメリカはすごい」と勘違いしてた。来てみてビックリ。

アメリカ人て……テキトー(またくくっている!)。ソープ・オペラ(昼メロ)は開いた口が塞がらないほどつまんないし、修理に来るのも効率が悪いし。どうやってシャトルを打ち上げてるのか、不思議! 奇跡! でも舞台をやり遂げるような人たちもいるってことなのね〜。

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2001.11.13(火)悪口もよし?

悪口はいけないこと、とされているけど、そういう形でちょこちょこ噴火していたら、大爆発までにいたらずにすむのかもしれない。我慢するから限界が来て、「殺してやる!」「同じ空気を吸うのもイヤ」なんてとこまで行っちゃうのかも。

そういえば、職場で上司の悪口をみんなで言い合ってるとき、すごくスッとしたもんなぁ。

「真面目な人」「おとなしそうな人」が犯罪を犯してしまうのも、そういうことがあるのかもしれない。内部にマグマがドロドロしてるんだろうなぁ。

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2001.11.15(木)マズア、ありがと♪

まずばびエイブリーフィッシャーホールでショスタコーヴィチの交響曲第13番「バビ・ヤール」を聴く。NYフィル、指揮はマズア。よく知っていて、思い入れのある曲なだけに、ときどきガッカリ。「恐怖」から「出世」にうつるところ、もっとキレイにふけるはず〜! などと思ってしまう。

でもバスのソロはよかった。そして、思ったのは「この曲を取り上げてくれて、マズア、ありがとう!」

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2001.11.16(金)思いの力

つのしかマンハッタンから来たお友だちとロアンタカの森をお散歩。シカを見る!

その人がある写真集の話をしてくれた。水の結晶を撮影した本なんだって。同じ水を別々の容器に入れて、片方には優しい言葉をかけ、もう一方には悪口を言う。すると、悪口を言われた水は腐ってしまう! 優しい言葉をかけられた水は、輝いてるんだって!! 同じような植物の実験は聞いたことがあるけど、水でもそうなんだ!

ほんとうに思いの力って大きい。

「悪口もよし」の関係で言うと、悪口を言ってしまえばスッキリしてそこで終わる。言えずに溜めておけば、すごく長い時間「あいつはブツブツ」と悪口を思い続けることになっちゃう。その思いが自分にも相手にもワルイ影響を与えるんだろうなぁ……。

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2001.11.17(土)演奏会

今日はダンナが演奏会に出演。曲目はシューマンの交響曲第3番と、ブラームスのピアノコンチェルト第1番。シューマンはふだん聴かないせいか、あんまり面白くなかった。ブラームスはよかったなぁ。涙が出ちゃう。

えにぐまテロの犠牲者追悼のため、エルガーのエニグマ・ヴァリエイションを演奏。厳粛な気持ちになる。

友だちが来てくれて、演奏会終了後はベニガンズで食事をする。夜遅くまで、お酒も飲みながら、という機会は少ないので愉快だった。

読んでいる本に「暴力沙汰を起こすのは、怒りではなく、恐怖や悲しみである」とあった。これは……わかるような気がする。

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2001.11.18(日)楽器が鳴る

いつもは土曜日のレッスンを日曜日にずらした。久々、ヴィクトリアに会う。昨日の演奏会の話をすると、「曲目は? シューマン? つまんない曲……」だって。おんなじフィーリングだぁ! うれしい。

最近、けっこう熱心に練習をしているせいか、「楽器がなる!」と褒めてもらった。うーむ、先生は楽器をならしてみただけで、生徒が練習したかどうかわかっちゃうのね〜。さぼれば、ばれるんだ〜。さいきんはすごく弾くのが楽しいから、いいんだけど!

友だち夫婦にベトナム麺のお店Phoを紹介。彼が勤めているベル研のミュージアムを見せてもらう。いっこいっこはなんだかわかんないんだけど、様々な発明工夫がココからうまれたのか、という感激はあったな〜。

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2001.11.19(月)再びNYフィル

「おい、NYフィル、しっかりせんかい!」な〜んて思ったのは先週。今日もしょうこりもなく彼らの演奏会に出かける。でも、会場はカーネギー・ホール! そして曲目はショスタコの1番とブルックナーの4番。

おや〜? おんなじオケとは思えないほどよかった! いいホールだから? 得意曲だから?

演奏が終わって、出入り口でリチャードと待ち合わせ。すごく久しぶりだね! すると、ダンナが知り合いとバッタリ。大学オケの後輩夫婦がいたのだ。アメリカに職探しに来てるんだって。こんなこともあるのね〜。

リチャードと会えるのはこれが最後かもしれない。ちょっとお茶して、おしゃべりして……。私たちはPort Authorityに車をおいていた。するとリチャードが「送っていこうか?」。わーい、ありがとう〜。そして、カーネギー・ホールの前の通りに停めてあったリチャードの車に近づくと、ちょっと恥ずかしそうに、そして誇らしげにナンバープレートを指さした。「DSCH147」。

「わぁ、リチャードったらo(^o^)o!」。「DSCH」はドミートリー・ショスタコーヴィチの頭文字。147はショスタコが書いた曲の数! いいもの、見せてもらった! リチャード、ありがとう♪

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2001.11.20(火)楽器の手ほどきを?

マルコさんちでサヨナラ・パーティーがあって、マルシアをピックアップして参加した。彼女の英語の先生たちと日本人のお友だち。たくさんの人がいて賑やかだった。

ここでまた新しいお知り合いができた。息子さんがヴァイオリンを習いたいと言って、楽器を借りたんだけどまだ先生についてなくて、持ち方も知らないって……。そんなら「持ち方くらいだったら」と手を挙げてしまった。人に教えるなんて……いいのか!? ま、いいや〜。やってみなくちゃわかんない。

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