2002.6.3 更新

2002.2.24(日)カリフォルニアへ

ダンナの出張についてサン・フランシスコへ。飛行機はデンヴァー発、サンノゼ着。朝、6時10分に家を出て、空港へ向かう。チェックインがすんだのが7時40分。セキュリティはいっぱい人が並んでいて、通過までに45分かかった。やっぱり混んでるね。でも、NJのNewark空港と違って、係の人が感じいい。

飛行機が1時間ほど遅れて、10時50分離陸。サンノゼ着は12時20分。こことカリフォルニアの時差は1時間だから、2時間半のフライト。

着陸態勢に入ってから、窓の外を見て驚いた! 山が緑だ!! 今まで夏にしか来たことがなかった。夏のシリコン・ヴァレーは草が枯れて見渡す限りうす茶色、砂漠かい!? ……というイメージだったの。ちょうど今ごろのコロラドのように。

なんてこった! カリフォルニアは冬の方が緑色できれいなんだ〜。花もたくさん咲いている……。キレイキレイ、楽園のよう!

こちらに住んでいるお友だちが集まってくれて、みんなでお昼ご飯を食べた。ああ、中華がおいしい! フォート・コリンズとはえらい違いだ〜。しあわせ。

みんなと別れて、パロアルトのアップル・ストアに寄り、サン・フランシスコを目指す。ホテルは日航。ダンナが参加する展示会の割引があって、安く泊まれたのだ。いつも泊まる60ドルや70ドルのモーテルと違って、なんか高級な感じ。日本語の表示もあって面白い〜。

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2002.2.25(月)49マイル・ドライブ

ネットを通じて知り合った乙姫さま(仮名)と会う。車を出してくれて、49マイル・ドライブを中心に観光。2月なのに、とてもいいお天気であたたかい。

Coit Towerに登って、まずサン・フランシスコを一望。太平洋と内湾に囲まれた町。なんていい場所なんだろう。それからくねくね坂を行き、ゴールデン・ゲートブリッジを通ってサウサリートでお昼ご飯。遠くにサン・フランシスコが見えてすごくいい。この町も観光地なんだけど、ゆったりと落ち着いていて、なんとものどか。そしておしゃれ。ステキだなぁ。コロラドもいいけど、やっぱり海もいいのぉ……。

サンフランに戻って、海岸沿いを行く。小高い松林に咸臨丸の記念碑を見つけた。ええっ、咸臨丸!? そーか、アメリカに行ったとしか知らなかったけど、ここに到着したんだ。歴史にうといミテはちょっとビックリ。

49マイル・ドライブは乙姫さまも初めてだそうで、ミテはナビ係。なんだっけ、「地図を読めない女、話を聞けない男」だっけ。そんな本があるでしょう? その話になって、「女性は地図が苦手な人が多くて、向いてる方角が変わると地図を回しちゃったりするんだって」。ふーん、そうかな。ミテは平気だよ……なんて言っていたのに、気がつくと地図を回していた(^^;。単なる十字路ならいいけど、三叉路、五叉路になっちゃうとダメだったのだ。理系だったけど、あんまり男脳じゃないんだなぁ。

海を見下ろす崖に、昔のゲーム機を集めた博物館(?)があった。腕相撲の機械……あれ? ここって……映画"The Princess Diaries"(邦題「プリティ・プリンセス」)に出てきたところ?? お金を入れると人形が踊るのやらなにやら……。昔っから、こういうのってあったんだねぇ。

最後にTwin Peaksに行く。おお、ここからもサンフランが一望できる。

ああ、なんて……。預言によると、サンフランシスコは大地震に見舞われて、大変な被害を受けるのだという。カリフォルニアは断層の多いところでもあるし、前にも大地震があったところだから、当然といえば当然なのだが……。できるだけ、被害が少なくてすみますように……。こんなにステキな一日をプレゼントしてくれたサンフランシスコ。祈らずにはいられない。

乙姫さまにホテルまで送ってもらい、お茶を飲んで別れた。どうもありがとう。すごく楽しかったよ〜。

ダンナとVirgin Record に繰り出す。クラシックのCDを試聴していたら、ものすごくきれいな曲が流れてきて、どういうわけか涙が止まらなくなった。「ねぇねぇ、これ、これ、なんなの??」。バーバーのアダージオという曲だった。「ベトナム戦争の映画に使われた曲なんだよ」とダンナ。え、こんなきれいな曲を戦争映画に!? すごい! 想像してゾクゾクする……。もちろんCDはお買いあげ。

China Townでご飯を食べる。なんか人影が少なくて、店もだいぶしまっちゃって、町は寂しい。開いていた適当な店にはいると、「イエメン」という麺があった。なんだって、聞いたことない。食べてみるとめちゃうま。イエメン、恐るべし!

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2002.2.26(火)ユニオン通り

ニュージャージーで一緒だったマルコさんとキウイさん(ともに仮名)は、いまカリフォルニア在住。今日は二人がサンフランまで電車で来てくれた。まだあんまりサンフランシスコ観光もしていないというので、3人でお出かけ。

まずワーフに向かう。初ケーブル・カー。椅子に座らず、デッキに立った。道が狭いので、追い越す車にさわりそう。いきなりバイクが駆け抜けていって、肝をつぶしたり……けっこうこわい〜。意地で立ち通したけど、降りてみたら足ががくがくしてる。うわー、緊張してたんだなぁ〜。

海の見えるレストランで食事。頻繁にコーヒーのおかわりに来てくれるから気づいたんだけど、ミテってほかの二人に比べてあんまり水分をとってないみたい。飲めないのか?? もともとコーヒーはたまにしか飲まないんだけど、お水もそうなんだなぁ。新発見。あ、そーか。大学の時、誰かがそんなことを言ってたっけか。

Union Street に面白い店がある、と聞いてとにかく行ってみた。海辺から急な坂を上る。はぁ、息が上がる。インド・チベット系のなんでも宗教のお店があった。仏像、イコン、サイババの写真まで、いろんな宗教混在。面白い〜。コースターなぞ買う。うちのスモーキー・クォーツくんに似合うと思うんだ〜。

ちいちゃいけど、いい感じの石屋さんも発見。磨いたルチル・クォーツに惹かれて買う。25ドルのものが、セールで12ドル。ええっ、ホント!? 12と20を聞き違えて笑われちゃったけど、信じられない〜。こんなお値段でいいの〜? ラッキ!

なんかしゃれたカフェなどあって、面白い通りだった。バスに乗って、ホテルまで帰る。

「ケーブルカーに乗ったんだよ」とダンナに自慢すると、「ボクも乗る〜」と言うので、二人でワーフまで出かける。今日はタワー・レコードを攻める。そしてピアで食事。フォレスト・ガンプのお店でエビを食べる。趣向が面白くて笑ってしまった。

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2002.2.28(木)裸のサイババ

日本からダンナの上司が出張してきているので、急遽みんなで晩ご飯を食べることになった。場所がサンノゼ周辺なので、日航ホテルを引き払い、ウェブで探したホテルに移る。

その前にサンフランシスコのJapan Town日本町に寄る。なんといっても本屋の紀伊国屋さんがあるのだ。手にとって本を選べるなんて幸せ……。パンタさんの「ミステリーサークル 真実の最終解答」を買おうと思っていたの。「書棚になかったら、○○さんに聞いてみて下さい。友だちです」というメールをパンタさんからもらっていたし。でも○○さんによると、発注済みだけどまだ来てないのこと。太平洋上いずこかにあり……。残念。

代わりにパンタさんの「裸のサイババ」を買う。ああ、でも誰かをインチキと言っている本を読むのは勇気がいる〜。迷っていてなかなか手に取れなかった本。「人の悪口(?)を言うなんて〜」とかすかに著者にわだかまりを感じていた本……。やっと時期になったのか。

何軒もある日本食料理屋さん(ぜいたく!)の一軒でお昼を食べる。うむむ、いまいち……。日本人が経営してるからって、どの店も美味なワケじゃないのね〜。いつの間にかそう思いこんでいた。幻想をうち砕いて、真実を見たような!! (大げさ(^^;)。

ホテルはなかなかおしゃれだった。分類としてはビジネス・ホテルなんだろうに、調度などが南国リゾート風。天蓋付きのベッドなんてワクワクしちゃう。ダンナはお仕事に出かけたので、一人で「裸のサイババ」を読み始める。ああ、引き込まれちゃった。ふむふむ。

マルコさんにピックアップに来てもらう。「面白いから、見てみて」と部屋まであがってもらう。置いてある石けん類は自然系のものだそうな。日本にはないブランドなので、買ってきてと頼まれることもあるとか。そういえばあのわざとらしいにおいがない。いいホテルを当ててよかった!

晩ご飯会場はブルワリーだった。ダンナにビールを許可して、ミテの運転で帰る。初カリフォルニア運転!

その晩のうちに「裸のサイババ」を読了。

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