2002.6.1(土)自分を責めているから
でも、難聴になるほどのショックを受けたおかげで、「ミテをゴミためにしてる」とイライラしたことなんかどうでもよくなってしまった。細かいことにこだわらなくていい、そんなに深刻なことじゃない、とわかるため?
感謝……なんだけど、疲れる〜。
細かいってことはボロを出さないための方策なんだな。
日本人は概して細かい。なんでも深刻にしちゃう。ワールド・カップでたくさんのてーげーな外国人が来ると、日本人もちょっと変わるかも。ミテにも同じことが起きている?
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将棋を教えてほしいというアメリカ人と会う。ダンナが将棋メイリング・リストで知り合ったのだ。もちろん初対面。まぁ、食事でもと会うことになった。食事が終わったら場所を変えて一局と誰もが思っていた。ミテもダンナも、あちらの奥さんも。
ところが「また、こんど」。んんん、まだ覚悟が?
京都が好きで、定年後は京都に住みたいんだって。おうちで日本庭園を造っているとのこと。おもしろいものだなぁ。
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Denver Museum of Nature & Science に行く。ジオラマで、いろんな動物を特定できて楽しかった。いいなぁ、ムースに会いたい。そうか、ロッキー・マウンテン国立公園で会ったのはエルクだったのね。
すごいロードクロサイドがあってびっくり。きれいな赤。
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「プロとしてどうか」「人間としてどうか」と言われたことを思い出して、すごく辛くなった。苦しかった。ああ、ひどい。なんて辛い……。苦しいときには、トコトン苦しまなくては……はんぱだといつまでも長引く。苦しみを味わわなくちゃ……みたいに覚悟して苦しんでみる。
交通事故の現場を通って、ちょっと気がそれたときに、「人に厳しい人は、自分を責めている人、自分に厳しい人」だと思い出した。
自分を苦しめるのは自分だけ。自分自身、どこかで「ひどいことをした」と自分を責めているから辛くなる。そこを許さないと、また人を責めることになってしまう。
いいわるいより、許すこと。また揺れるかもしれないけど、すごく楽になった。
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ワールドカップ、カメルーン対アイルランドを録画して見た。ライブだと夜中なんだもん。けっこう楽しんでしまった。
2002.6.2(日)反キリストを許す
名前はその人の波動を伝える。友だちによるとエドガー・ケイシーもそう言っているというし、ゲリーも。だから、反キリストの名前を明かさない。まんが「クリスタル・ドラゴン」でも、名前は大切なもの。「まことの名」は滅多に明かさない。
なのに、自分自身はあんまり名前を意識してない。なにか妨げがある??
あ、でもヴァイオリンに名前を付けたときは、楽器自身が名前を選んだのがハッキリわかったっけ。
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自分を許す。自分の中のアンチ・キリストを許す。一万何千年ぶりに許す……。
そうじゃないと、自助努力をしない人を責めてしまう。
なんだろう。これはすごく昔からもっていた怒り。しばしば人に対して爆発させてしまう怒り。アトランティスのトートに対する怒り。トートについていった人たちへの怒りなのか。
ものすごく古い。すごく深い。ため息が出てしまいそうなほど大きいかもね。
まぁ、ゆっくりだ……。
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ブッシュ政権の中ではコリン・パウェルの人気が一番になったそうな。やっぱブッシュでもチェイニーでもラムズフェルドでもないよねぇ。
2002.6.3(月)鵜呑みのなぞ
「連絡の遅い友だち」と「受け入れられない人」のことでほんとにまいってたんだなぁ。
余裕がないとほかの人にも辛く当たったり、自分をいじめたりしちゃう。ちょっときもちにゆとりが出てきたかなぁ……。よかった。
ダメダメくんになりたい!
すぐ弱音を吐いて、まわりにグチ言って、泣いて笑って怒って滑稽でまわりを笑わせるような……がんばらない、肩の凝らない人になりたいなぁ。いいなぁ、そういうの。
「受け入れられない人」には「辛いからメールはこれでおしまい」と。尻に帆かけて逃げ出した。それでいいや! まだ自分を責めている部分があるけど、徐々になくなっていくだろう。
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誰かが誰かの悪口を言ったとする。たとえば上司が仕事上会った有名人をけなしたとする。するとミテは上司の感情もそっくり受け取ってしまう。その有名人をテレビなどで見ると「やな感じ……」と思ってしまう。
友だちがミテの知り合いに不平不満をもらしたときも、友だちの感情に同調してしまった。もともと知っていた人だったのにその人をネガティブに捉えてしまい、修正できない。そして、不平不満を言った友だちを恨み、もとからの知り合いにも悪感情を抱くようになって、ちょっと困っている。
どういう仕組みになってるんだろう……。言葉も感情も全部鵜呑み。
2002.6.4(火)理想主義
胃のあたり(第3チャクラ)からなにかカタマリがこみ上げてきて、思わずカラダを折り曲げたら、咳になって出ていった。
さいきん咳に悩まされている。「言わないでガマンしてること、なんだろう?」と思っていた。今回のことがすごく辛いんだよ、まだつっぱってガマンしてるぞ……という咳なのかも。まだ認め方が足りない。
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本を読んだりして、辛さを紛らわせようとしたけど、やっぱり辛いもんは辛い。もっと苦悶して、のたうちまわっていいんだ。「辛くないよ」とすましてなくていいんだ。……そう気づいて、ご飯の支度をしながら心の中でのうちまわった。
辛い。すごく辛い。
苦しみ尽くさないと残ってしまう。味わい尽くさないと……。カッコつけてる場合じゃない。みっともなくてもいい。苦しい苦しい苦しい……すると楽になっていくのだった。
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瞑想すると、「受け入れられない人」のことが浮かんでしょうがない。その人はたくさんのセラピストやヒーラーに傷つけられている、と言っていた。「受け入れられないクライアントがいるなんてプロとしてどうか」と。
セラピストやヒーラーなら、誰だって受け入れて当然という姿は、昔のミテの姿に重なる。
セラピー中に「そんな話は聞きたくないっ」と怒鳴ったセラピストがいる。怒鳴られた本人がミテの友だちに話して伝わったのだ。ミテが知っているセラピストだったから。ずっと「ひどい」と思い続けている。
でも、そのセラピストの未解決の問題に触れてしまったんだな、とわかるようになってきた。そのセラピストも苦しいんだろう、罪悪感も感じているかもしれない、と少しずつだけど許せるようにもなってきている。2年以上かけてやっと……。
今回のことは、「あのセラピストはひどい」とミテが思ったことが、ミテに返ってきたという側面もあるのだ。
ニールに神さまが言ったように、人間は完璧を求めてしまう。完璧な教師、完璧な生徒、完璧なセラピスト、完璧なクライアント、完璧なグル……。
ほんとはみんな「ダメダメくん」なのにね。理想主義は疲れちゃうし、破綻するはずだな。ホントの姿であるダメダメくんを認めないのだから。
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苦しみながらの成長はもうイヤだ。楽しく成長したいよ。……じゃなくて、「成長する」(現在形でのみ望みは叶う)。
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さいきん、フラワーエッセンスへの興味が薄れてる。気がついたら飲んでなかった。なんでだろう〜? まぁいいか。
2002.6.5(水)苦しんでいいよ
わたしがトート(ベリアルであり、反キリストでもある)だった。人のパワーを奪っていた。だからトートが憎かったんだ。
誰かが苦しんでいるとき、「苦しんでいていいんですよ」とは思えない。救わなくちゃ、なんとかしてあげなくちゃ、と思ってしまう。
でもそれは人をコントロールすること。「……であるべき」という押しつけ。
トートの部分を抱きしめた。「それでいいんだよ」と言ってあげる。涙が出る。なかなか出そうにない涙がポロリと……。自分が苦しくて悲しいから、人の力を認めない。「苦しみは軽い方がいいだろう」という気持ちになる。
長い間ずっと苦しかったね。いとおしい……。もうちょっと一緒にいるだろう。それでいい。
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のたうちまわって苦しかったとき、ほかの誰もこの苦しさをなんとかすることはできない、と感じた。ただ、「安心して苦しんでいいよ」と言ってもらうのが一番いい。「苦しんでいいよ」か。うーん。
苦しんでいる人をじーっと見ているのは辛いだろうな。苦しんでいる人は攻撃的になったりもするし……。
この気づきを毎日の暮らしに活かすには? すぐ忘れちゃうから、アファメーションにしようか? 「わたしはあなたを見守っています。苦しんでいていいんですよ。そのままでいいんだよ」とか? あと「うけいれられない人からは離れていいんだよ。無理しないでダメダメくんになろう」とかね。
2002.6.6(木)謝る
ミテには独創性、創造性なんてカケラもないとずっと思っていた。
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英語のレッスンのたびにダンナに優越感を感じていた。ミテの方が発音がいいし、器用だから……。そのことを伝えてダンナに謝った。
彼は質問への答えに創造性をもちこもうとするフシがある。ミテはオウム返しだから正答率が高いのだ……。
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ああ、眠い。たくさんのことを一度に解放しようとしてる? 無理してるのかも。休みが必要かも。
2002.6.7(金)ばれた?
「さくら」の家族がハワイから日本にやってきて、おとうさんが中学生に日系移民の歴史を語るシーンがあった。真珠湾攻撃のあたりからジワリと涙が出てきて、そのあと号泣してしまった。すごく悲しい……。
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「『嫌いな自分』を隠そうとしてはいけない」(デビー・フォード著)を読んでいる。ああ、すごい! いまこそ必要な本。
自分の影の部分(嫌いな部分、見ようとしない部分)を見つめるとき、自分を責めない。たとえば「ケチはいけない」と思っているとする。すると自分のケチな部分を嫌い、ケチな人を憎んでしまう。そういう人といつもトラブルを起こすかもしれない。
でもなんでそう思いこんだ?
子どものとき、おとうさんが「ダレソレはケチでいかん。バカなヤツだ」と言ったのを聞いたのかもしれない。そういう発言を子どもが鵜呑みにしたとしても、誰が責められる? で、それが子どもの生涯を支配するかもしれない。
大事なのは、そのことに無自覚でいるのをやめること。「あたし、ケチってすごく悪いことだと思ってる」と気づくこと。「そう思いこまされちゃうようなことが、小さいときにあったんだ。そもそもはあたしが悪いワケじゃない……」。そう思えれば、影を見つめる辛さも減る。
自分を責めていると、ヒーリングはなかなか進まないからね。
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「受け入れがたい人」から返事が来ちゃった。やっぱりむかつく。びくついてる部分もある。まぁ、だから受け入れがたいんだけど。
「完璧主義な自分」をまだまだ受け入れていないんだな。そうそうすぐに成長はしない。
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「おまえなんかにわかってたまるか」という大きな怒りと、「言わなくちゃわかんない」という声とが葛藤を起こしていた。
言わない。どうせ誰も理解しない。わかってくれない。言いたくない。それは心の傷の叫び。そういう体験があったから……。たくさん思い当たるし。
でもほんとうはわかってほしい、聞いてほしい……なんだよね。ひねくれてしまって、素直にいえない。
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きのうはあんまりグッタリしていたので、水も少ししか飲まなかった。すると友だちからメール。「水を飲むのは大切なことなんだって。水を飲んでなくて頭痛に悩んでいる人もいるらしい」って。
わぁ、なんというタイミング。だれか見てて注意してくれたような。さっそくお水を飲んでる。
2002.6.8(土)異世界な日
ロッキーマウンテン国立公園に行く。途中でダンナのめがねが壊れた。フレームにある小さなネジが落ちてレンズがはずれる。ヴィジター・センターでねじ回しを貸してもらう。ネジ山がバカになったみたいで、どんなにしてもだめ。センターのオジサンも何回もやってみてくれたけどだめ。セロテープを借りて、フレームにレンズを固定。オジサン、どうもありがとう。
冬の間は閉鎖されているTrail Ridge Rd. があいたばかり。世界で標高が一番高い舗装道路だ。山の上(3,700m)は強風で寒い。ああ、頭が痛い。クラクラする。だるい……あくびが出る。脳貧血で倒れる前みたいだ。高山病の症状が出る。
それでも少しトレイルを登る。ツンドラ気候帯。さむい〜〜。息が切れる〜。フォート・コリンズ自体標高1,500mだから、ちっとは高地馴化してるはずだが、ぜんぜんあかん。気温差もすごいし。
でもなんという景色! ごつごつの岩山が連なって見える。道は断崖絶壁。ガードレールなんかない。こわい。景色はすごい。こわくて、感激して涙が出て来ちゃった。
「わたしはここにいる」「ありがとう」という気持ち。
来るとき公園まではミテが運転。山を下りかけたところで、再びミテの運転に。公園内はさすがにすごい高低差。公園までの道も実はくねくね道。来るときは怖かったのに、帰りは楽勝。いつもは後ろから追いつかれて道を譲るのに、帰りは前の車に追いついてしまった。
フォート・コリンズのめがね屋さんに行く。ただで修理してくれた。今日は親切な人にたくさん会う。どうもありがとう〜♪
待ってる間、そこにあるフレームをいろいろ試してみた。日本人とは骨格が違うから、アメリカのめがねは合わない、と誰かが言っていたけど全然大丈夫。
新しくできたバフェに行く。イタリアン、モロッコなどいろんな国の料理。とてもいい感じのお店。味もなかなか。1人30ドル。ちと高い。そうそう、はじめにOshabori が出てきて驚いた。なんとオシボリ。誰かが日本に行って「これはいい!」って思ったんだね。
夕焼けがすごくて、彩雲も見えた。水色、紫色、オレンジ色……きれいすぎてこわいような……。
帰り道、真っ暗な中に蛾が舞っている。車のライトに照らされて雪みたいに白く見える。異世界。山、夕焼け、蛾。いろんな異世界を見た一日。
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無理に笑ってなくていいんだ、って気になってきた。「どんなときも笑顔でいなさい」って言葉がずっとプレッシャーだったんだ。
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「『嫌いな自分』を隠そうとしてはいけない」(デビー・フォード著)の中で腹を立てたりする言葉・行為は自分の中の影を知るヒントになるとあった。図星を指されると人は怒る、ってよく言うけどおんなじ意味だ。
ケチと言われて怒る人は、どこかでケチをいけないことと思っている。自分はケチではない、と証明してみせようといつも躍起になっている。お金ないのに大盤振る舞いしてるかもしれない。自分はケチであるはずがない、と常に自分に言い聞かせている。だから誰かが「あなたケチですね」なんて指摘すると、頭から湯気出して怒る。
ってことは、怒りは自分を知るカギだ。ギクっ、ムカッ、どきっ、ビクッ……それはとても大切な瞬間?
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一度ある団体に寄付したら、次々に住所シールやカードが来る。「ギフトです」と勝手に送ってきながら、寄付せいというのだ。名簿がもれるのか新しい団体からもやってくる。もう知らん。
2002.6.9(日)買い出し
デンヴァーのさくらスクエアに行く。日本食料品店でお茶などのボトル、おせんべ、羊羹などを買う。旅の途上、飢えるかもしれないからな。
お昼はヴェトナム麺のPHO '99。すごく混んでいた。
空はすごくきれいなのに、山火事Hayman fire の煙がどすぐろく覆っている。町中でもなんか建物が燃えていた。
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失敗してもいいんだ。そんな気分がやってくる。