2003.6.2(月)旅の途中
今日ね、なんとなくウェブ散歩をしていたら、こういうページがあった。ミテもリンクしているFrigid Heights さんなんだけど、なるほどね。
リンク・フリーって、「自由にリンクしていいよ」っていう意味じゃなくて、「リンクはありません」、また「Japanese Only」は「日本人専用」って意味になっちゃうんだって(「日本語だけです」もおなじような意味だが……)! そうだったのかー。
和製英語ってどこに潜んでるかわかんないね。日本にいる分にはいいんだけど、アメリカにいたときは「あれあれ? こりゃ通じない……。これも和製英語だった!?」って感じ。なかなかに困るであります。
国際会議をやったとき、パネラーは和製英語で、パネリストが正しい英語と知ったけど、いったん広まったものは、おいそれとはなくなんないもんね。
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毎朝、ホームページのカウンターをチェックして、記録してる。それでアクセスが多いと「うふ、私って価値がある?」と思い喜び、少ないと「価値がないんだ……(;_;)」と落ち込む。
そんなことではかれるものじゃない、ってわかっちゃいるけどやめられない。
まだまだ迷いが恐怖がたくさん。
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先日、旧友と会ってデニーズで何時間もおしゃべりしちゃった。すると衝撃的な新事実が彼女の口から!
ずっと聖人君子だと思っていた、人格者だと思っていたある人が、実はそうじゃないんだって! よい人であるふりをするために、すごく卑劣な(そこまでじゃないな。えーと……)拙劣なウソをつくし、わけわかんないことで激怒するらしい。
えーーー、ショック!
……かと思ったらそうでもない。ぬらりひょんのときには何ヶ月も死ぬほど悩んで、鬱状態にまでなったけど。
実はその片鱗を感じて「ふむ?」と思っていたし、完璧な人間なんかいないってことがだんだんわかってきてるんだろう。ちょっとは成長してるってことだな。
2003.6.5(木)必然で最善
先週の「恋のから騒ぎ」(日本テレビ)はおもしろかった。「いい女になるには?」って質問にそれぞれが答える。
曰く「朝ご飯は洋食」。彼女のイメージでは「いい女はお米を食べない」のだそうだ。曰く「いい女とつきあう」。から騒ぎで知り合った人たちともつきあって、いい刺激を受けているという。「あれはいい女、ちゃうで」とさんまがつっこむ。
信じられない! なんちゅうカンチガイ! おっかしー(^▽^……と思ってみていた。そもそも「いい女」の定義が人によって違いすぎる。
でも、そうなんだ! これなんだよね。
端から見て、いかに馬鹿げていても、本人は本気でそう思っている(テレビ用の演出はあるにしても)。
「恋から」の出演者に限らない。きっと人間、みんなそう。
質問が「人生とは」「結婚とは」「家族とは」「平和とは」「神とは」「死とは」「愛とは」であってもおなじことだろう。一人ひとり答えは違う。そしてみんな本気。
どれが正しい、でもなく、どれが間違っている、でもない。それがどんなに「自分の」考え方と違っていても。
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23回ぶりの人生でやっと出会えた友だちが(え、「そんな馬鹿な」と思ってる? ミテだって、ほんまかいなと思ってる)、唐津国に行ってしまった……。
こんなに間が空いたけど、「会えるんだあ!」と思ってる。でも一方で「やっぱり寂しいよ」と思ってる。
「アドヴァイスをください〜」とエンジェルカードをひいたら、でてきたのが「必然」だった。
起こるべくして起こってることなのね。友だちにも私にもこれは「必然のデキゴト」なのだ。
さらに今日は「最善」のカードを引いた。起きていることが悲しく思えても、辛くても、見るからにバラ色でも、すべては私にとっては最善のデキゴト。
どういうわけか納得。
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人を非難する人は、深い恐怖を抱いている人である。私がそうであるように、わが母上もそうなんだろうな。
ほんとうはいろんなことが怖いのに、それを隠そうと虚勢をはる。なかなか辛い人生である。私だけじゃなく、彼女も大変だったんだな。
我が家の面々は「自分は正しい」と信じ、他人の失敗を許さない。もちろん自分の失敗も……。
「あんたらの育て方は、マチガイだ!」なんて言ったら、卒倒しちゃう?
まぁ、でもこれも「最善の人生」であり、必然だったんだよね(こんな風に考えるようになったってことは、燃えるような激しい怒りはだいぶ手放せたのかな?)。
まぁ、なんにでも正誤がない以上、マチガッタ育て方もないわけで。
しょうがないよね、これが人生だもん。ここは学舎(まなびや)なんだから。
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さいきん、なんだかドンヨリしてる。さいきん、って言ってもかなり長いこと(それで庭のみんなも元気がないのか、なんて思ったりして)?
あるヒーラーさんがおっしゃるには、人が成長してるときって、オーラがアオミドロ色なんだって。どこか、どんよりしてるんだろうなー。おまけにチャクラも閉じちゃって。
ふーん、ってことは、これも最善で必然で、ドンヨリしてるのは成長期だから?
そう思うことにしよう。
2003.6.8(日)うなされるぅ
楽器を抱えてその場所に着くと、みんな銘々練習をしていた。「おはよーございまーす」と挨拶を交わし、はっと気がつく。え、これから本番?
どうしよう、初見では弾けない! ってゆーか、楽譜読めない! ……んですけどっ!
びっくりして目が覚めた。どきどきどき……夢だったんだ。よかった〜〜。
と、話すとマルコさんが「それはね、音大生ならみんな見る夢だよ」。え、うん、そうだよね。趣味のチェロ弾きのダンナも「そういう夢は見る見る。ひ、弾けない〜〜、どうしよう〜って」。
そりゃわかるが、なぜにミテが〜〜??
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なんだったんだろう、と思っているうちに月日が経って、忘れていた。
すると今度はバレエ版。今日本番なのに、シューズがないっ。どこに置いた? 場所を忘れた! トウシューズもないっ。レオタードは着ているけど、そうだ、衣装は? っていうか、なに踊るんだっけ!? ええええ〜っ!?
……で驚いて目が覚めた。すごうく怖かった。またドキドキしてた。
ああ、夢だった! よかったぁ。なにを踊るかわかんない、なんて……すごく怖いよぉ〜っ。
どんよりと重たい〜、でも一安心、とまた眠りにつく。
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オーディション(あるいはテスト)なのだ。先生の前で、各自1分の演劇をしなくてはいけない。もう列に並んでいる。え、え、えーーーっ!
準備してない! 順番待ちの間につくらなくちゃ。どうしよう……? なににすればいいんだ? わぁ、もう前の人が……。そーだ、なんかインナーチャイルドの話をつくろう。でも、気が散って……集中できない、どうしようっ。うわーっ!
はっ! ああ、夢だった〜〜。よかったぁ。
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ああ、3連発?? どうしたのかなー。
夢は見るけど、ふだんは目が覚めるとすっかり忘れてる。それがここんとこ、すんごく濃厚な夢になってきた、っていう感じがある。
この前はダライ・ラマ猊下となにか話し合いをしていた。内容はなーにも覚えてないけれど。はぁ、今夜はどうなることだろう。
2003.6.12(木)生きてる限り
ささいなことでプリプリ怒っていた。ダンナに「あったま、きちゃった!」と言うと、「そういう人なんだよ」。そうね、見方を変えると、怒る必要もないことだけど……。
んん、でもこれって……父の怒り方に似てる?
普段は怒りもしない、と見せかけていて、ときどき大噴火する。ひょっとして怒りを抑えてるのかな、という目で見ると、実はしょっちゅうプリプリしてるようにも思える。で、つまんないことをグチグチ怒るような気もする。
ふーん、そっくり? というか影響は受けてるよねぇ。
そうか、子どもは見てるんだ。より正確に言うと、感じてるんだ。大人(親)が口に出さないことまでも、ぜんぶひっくるめて。そっくりそのまま。
「ふむふむ、ここでは文句を飲み込んで、あとでもっと弱いものに八つ当たりするのね」とか、「弱っていてほんとうは助けがほしいんだけど、それじゃあ負け犬だと思って、強がりを言うのね」とか、「こういうときには、こういうせりふを言って、こうしてあげるものなのね」とか。
それをモデルにして、自分の反応・態度をつくりあげていくのかも。無意識のうちにそういう作業を……。
もちろん親(養育者、親しい大人)は複数だし、もって生まれた素質があるから、だれか一人のそっくりさんになるわけじゃないけれど。
親は子どもにどんな手本を見せるか、じゃなくて、その人自身がそのまま手本なんだ。言葉だけじゃなく、態度、表情、仕草、気分、問題への取り組み方、人とのつきあい方、生き方、無意識の領域もぜんぶ。
ははは、隠せない! 親の矛盾でさえ、子は取り込んでしまう。
するってーと、こうやって代々受け継がれてきた問題を私が解決すれば、代々の先祖も喜ぶって寸法? そりゃ、いいかも。
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日記を読み返してみたら、「こりゃまた、なかなか辛い日々じゃない?」って思った。まぁ、目を背けてきた領域に取り組もうってんだから、当たり前か。
それを読んでくださる人もいるし、ありがたいことだ。
……と思いつつも、重いなぁ、と少し落ち込んだ。まぁね、四十数年ぶんの怒りを清算しようっていうんだから。
夜明け前が一番暗い、って言うし。
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でも、清算が終わったからって、怒らなくなるわけじゃないと思うの。
怒りってウンコみたいなものかな、って(どうしてこういうたとえを思いつくんだ……(;_;))。
出したいときに出せればスッキリ。健康な便通は、からだが健康な証拠。ため込めば便秘。苦しくなるし、からだのあちこちに影響が。おなかがはる〜、お肌が荒れる〜、大腸にガンが〜(ほんとか?)。そして、いろんな要因が便秘を起こす。慣れない旅先で緊張したから、仕事で悩んでるから、学校ですると友だちにからかわれるから、腸にこぶができて詰まったから、ケチだから。こうじると糞詰まりで死んでしまうかも知れない。
生きてる限りウンコが出るように、生きてる限り怒りもともに。そういうことか?
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そうそう、ついでに言えば、気分や体調の波・変動も生きてる限りあると思うし、不安も悩みも生きてる限りあるでしょう。
成長すると、対処の仕方が上手になる。波も不安もオッケーと言える。そういうことだと思うのです。
2003.6.14(土)汝の敵を愛せよ
そりゃまたケッコウなことで……まぁ、できないよ、と考えてしまう。でもそのホントの意味は、敵は私の中の見たくない部分を映し出してくれるから、だそうだ。醜いと思っている部分、暗い闇の部分、目をそらしたい部分。敵は容赦なくそれをつきつける。
敵に迫られて、それを見つめれば私の成長は加速する。
「ああ、ありがとう! あなたのおかげでまた自分を知ることができました♪」。
それが敵を愛するということらしい。なるほどねぇ。
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最大の敵、とも感じたぬらりひょんのことを思い出した。
はじめはすごくいい人、親切な人、突飛なアイデアを実現する人、と尊敬していた。でも、嘘つきであるとわかってきて、人に八つ当たりしてわめいているのを聞いて、ガラガラと信頼が崩れた。
でもおかげで価値観の転換は大変な恐怖をもたらすと知った。自分の判断が間違っていた、と認めるのが大変だった。すぐ人を理想化する傾向を知らせてくれた。
嫌いな人はいない、というふりを見事に打ち砕いてくれた。「ほら、これがキライということだ、嫌いな人、たくさんいるだろう!」と。
控えめに言っても大きな転換点だった。
これがあったから、両親は理想的な、完璧な人間ではないと気づくことができた。子ども時代、実は辛いことが多かったと、認めることができた。
たしかに感謝すべきことだ。
でもまだ「ちきしょう、あのヤロウ!」って気持ちがあって、感謝がわいてこないなー。
ははは、こいつめ! そういう自分をむぎゅっと抱きしめてやろう。
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NHKの「その時、歴史が動いた」で義経をやっていた。
兄のため、身を挺して戦いに臨み、次々に成果を上げる義経。でも、法王の策略にまんまとはまったのかなんなのか、兄に疎まれる。だからこそ、気に入られようとますます働く……。
きっと兄・頼朝はけして義経を愛さない。愛せない。なんらかの理由で。
けして得られない愛を手に入れようと、義経は一生をかける。
なーんだ、傷ついたインナーチャイルドの典型じゃん。彼も私とおんなじものを……。
義経といえば人気者。
みんな義経の中に自らのインナーチャイルドを見て、つかの間安心するから……なのかもしれないね。
2003.6.17(火)辛いからボケる?
人生って、自分を否定されることの連続だから、それがイヤで人はぼけるんじゃないかって。「ぼくが医者をやめた理由 つづき」(永井明著、角川文庫)にそうあったよ。
看護婦の鈴木さんがおもしろいことを言っていた。
「おじいちゃん、おばあちゃん、とくにボケた年寄りには、彼らの言うことなすことすべてを、そうだねそうだねと聞いてあげるのがいちばんいい結果になるみたいです」(p.103)たとえば、松崎さんを見ていて感じたのは──老人がボケるのは、脳細胞がどう変化するということではなく、鈴木さんの観察にもあるように、「もうたくさんだ。もうこれ以上否定されたくない」、そういう意思表示なのじゃないかと思う。(p.104)
読んでいて、「そうだよ、そうなんだよ!」って嬉しいような気持ちがこみ上げてきた。批判して、非難して、否定して……。
ミテのすごく悪い癖だ。自分がする。だから批判されたり、否定されたりに敏感で、過剰に反応する。
ひとりの世界で「ほんとに自分は……」と半ば自分を否定して、外の世界に目を転じる。週刊誌の見出し、テレビの番組、新聞をにも批判、非難、否定が渦巻いている。むーん、ミテ一人にとどまらず、こんなに蔓延してる……。
そうしていながら、実はみんな傷ついてる。それが辛くて、ボケるかーーー。
そうかも。深い。
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夢を見た。高校生か中学生に戻っていた。なにか悪いことをしたようだった。校長が処罰を決めた。私の言い分も聞かず、勝手に。理不尽に……。
一応説明はしたのだ。でもまったく聞いてなかった。
否定され、無視されて悔しく、別のシスターの前で男泣きに泣いた(しまった、今生の私は女だったっけ?)。
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否定されて辛いんだから、だれかを否定するのはやめようねぇ。
手始めに、自分を否定してたらそれに気がつこうね。そんで、それを「いいよ」って認めてあげよう。「看護婦の鈴木さん」みたいに、そうだねそうだね、って言い分を聞いてあげようねぇ。
2003.6.18(水)そうだね
ホームページを読んだ。日記が面白くて、延々と読んだ。書いたのは数回会ったことのある人だけど、親しく話したことはなかった。
ふーん、こんな人だったんだ! こんなこと考えてるんだ! 感心した。すごい、と思った。
で、気がついた。いままで、その人のこと書き割りか、紙人形にしか見えてなかったなぁ……。
ミテにとってすべての人は、書き割りか紙人形。存在意義はなく、ともすれば攻撃を仕掛けてくる厄介な存在。警戒すべき怖い存在。
その中のなん人かと親しくなり、なにを考えているのか、なにを感じているのかを知ると、やっと「ひと」として厚みのある存在になり、尊敬する、楽しい、安心する、会いたい人に変わっていく……。
はじまりが紙人形だから、容易に同情し(同情って見下してるってことだ)、会うときは緊張し、軽蔑し、軽く見、バカにしてしまう……。人権侵害どころか、なかなか「ひと」にすらならないのだ。
このことを隠すためにも、「いい人」を演じねばならず、ますます訳がわからなくなってきたんだなぁ。
幸い、プチ新生のとき、そのことに気がついたんだった。いまはその気づきを深めているところか。みんなが……なにより自分が……「ひと」に見える日が必ずやってくるだろう。
いまは気づきを祝福しよう、っと。
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小学生の時、先生のお気に入りの歌があった。「あすなろ」という題だったと思う。
「あすなろ、あすなろ、あすはなろう」と始まって、いつか檜になるぞという歌詞だったような気がする。
そっかなー……。
明日があるなんて、確言できないじゃん。明日の檜より、今日あすなろであることを祝福する方がいいなぁ。今日の、ありのままのワタシを祝福しようよ。
明日はなる、なんて言っていたら、永遠になれないのだし。
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闇と光を統合するために生まれてきた。
闇もいい、光もいいとわかるのが目標だ。だから「看護婦の鈴木さん」のように、そうだねそうだね、と言う。でも、現実には「あすなろ? そうかぁ??」と思ってしまう。
そりゃ、矛盾? いや、違う。
「そうかぁ? 違うぞ!」という自分にそうだね、と言う。このトレーニングを重ねれば、「そうだね」という対象がどんどん広がる。
そして、光にも闇にもそうだね、と言えるようになる。それが光と闇の統合。
ははは、そうそう、そうだよね。
2003.6.23(月)へんか
なにか妙だった。みな、日常業務をこなしている。でも空気がざらざらして、変な濃い部分がある。気のせい? ……てゆーか、みんな平気? 気がつかないの?
私はというと、紙を捨てるゴミ箱を探している。ここのことはよく知らないのか? なにがどうなっているんだろう。人に訊けばいいのに、と自問自答。
どこかから吼えるような悲鳴が聞こえる。どこ? 駆けつけると、男が床でのたうち回っている。「おれの腕が〜〜っ!」と右腕で左腕を抱え込んでいる。……でも? 怪我をしてるわけでもないし……?
わかってくれない、と男が泣いている。なにをわかれって?
この腕はオレの腕じゃない!
戸棚に腕が一本、ごろん。「オレの腕はあれなんだ!」
どういうわけか腕が生えかわっちゃったのだ。戸棚のが彼本来の腕。
職場の人もかけつけてきたけど、なんか冷静。腕、ついてるじゃん。どうしたんだ、って感じ。その雰囲気にますます苦しむ男。「なんでわかってくれないんだ〜っ!」
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うわぁ〜〜〜っ!
目が覚めるとまだ午前6時。なんとも寝覚めの悪い夢だなぁ……。悪夢って言ってもイイや。
意味わかんねー……。ああ、すっきりしない。
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メールの整理をした。1年前にもらったメール。
読み返して、気がつく。
このころもイライラしていたなぁ。ここで腹を立て、ここでカチンときて……そういうことは鮮明に覚えている。ただ、それをいまは第三者的に観察もしている。あはは、怒るような箇所じゃないよなぁ、なんて。
(ちと恥ずかしいナ、とも。怒ることをまだ恥ずかしいことと思ってるね)。
このまえ、帰国してからの日記を読み返して、なんてまぁ低空飛行だと感じたけど、実はすでにもっとまえから、ずう〜〜っと超低空飛行をしていたんだ。いらいら、落ち込み、無気力、ヒトギライ、激怒などなど。
2001年のテロ以来、引越のウワサや実際の引越が立て続けにあって、落ち着かなかったもんね。それにフォトン・ベルトで光の十二日間で、葛藤が浮き彫りに。当然といえば当然の帰結。
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浮上の気配を確信しつつ振り返ると、ほんとうに大変だったねぇ、と言える。その最中にはつっぱってるから、なかなか辛いとは認められなかった。
返事すべきメールが80通たまっていても、平気平気、なんて強がっていた。10通前後で推移してるいまから見ると、うわぁ、よくやってたなぁ、なんて。しかもどん底の無気力で、さ。
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いただいたメールに、ミテのホームページが楽しくてワクワクする、ってのがあった。むかしはそうだったのかー。
いまはネガティブなことを素直に書いてくれてうれしい、って言われる。そう感じていいんだと、安心したって。
一切無常。それにしても、変わったことであるよ!
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「腕が〜〜っ」と泣き叫んでいた男は、私かも。
古い腕はもういらないんだよ。新しい腕でやっていこう。
……でも、そうだよね。
万物流転といっても、変化を受け入れるのはなかなか大変。動揺して当然だし、どうなるんだ、って不安だし。
ねぇ、いきなり腕が落ちて、新しくはえちゃう、なんて! まわりも理解してくれないんだもんねぇ。
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不気味な夢……。
いや、見かけと違ってなかなか象徴的な、いい夢だったよ☆☆☆
2003.6.24(火)なんとかしない
え〜ん、Bさんからメールが来ないよぉ! Kさんからも来ない! Hさんもーー、Dさんもーーーー! さびしーー……、しくしく。
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あれ? さすがに「怒ってるのかな? びくびく」とは思わなくなってるんだねぇ。いつの間に……。あれだけ盛大に、なんどもその気持ちとにらめっこしたもんね。ついに手放したんだねぇ。
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こんどは「さびしー」ってか。
それって、相手を信頼できてない、ってことだよね。ほんとは繋がってるんだって、腹でわかってない。ダメじゃん。
んん? ……ちょい、待ち!
自分を否定してマスですよ。「さびしーよー」って叫ばせておいてあげましょ。しくしく泣かせておいてあげましょうよ。心ゆくまで。
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ダンナはミテより一ヶ月早く渡米した。
3年前のその日、成田まで見送りに行った。インナーチャイルドが出てきて、ひっこまなかった。なんどもなんども、繰り返して質問した。
「ねぇ、どこ行くの?」
「飛行機でアメリカに行くんだよ」
「そうなの? ミテも一緒に行くの?」
「違うよ……」「わかった…………、……ねぇ、どこ行くの?」。父をブラジルに送ったとき、そうだったんだろうか? いや、そのころって2歳になってないし。でも、置き去りにされた、と思いこんだ?? 言えなかった思いが、同じような状況で出てきたの?
頭ではもちろんわかってたんだ。今日はダンナがアメリカへ。1ヶ月したら、迎えに来てくれて、ミテも一緒に行くんだって。それなのに、インナーチャイルドはとまらない。
そのたびに怒らず、ごまかさず、何度も答えてくれてありがとう。すごく救われた。
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ミテも自分のインナーチャイルドにそうしてあげよう。もうちょっと、辛抱強くなってみようっと。
さびしいねぇ、泣いていていいよ、って。「Kさんも忙しいんだよ」なんて、かばいだてするのはやめて、泣かせといてあげよう。どんな感情も、ただ感じればいいんだもんね。
2003.6.26(木)神におひげはあるか?
「神はすべての人のなかにいる」。
ふーん、そうなんだぁ……。よくそう言うよね。うん、なんていうかフィーリングではわかる、っていうか? なるほどね、っていうか?
……でもそれって、ホントはなんなの??
この前からしばらく、そんなことをボンヤリ考えている。
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中学(カトリック)の時、「神は遍在する」と教わった。
遍在とはあまねく存在する、ってことで、つまりそこにもここにも神はいらっしゃる、ということだそうだ。
そこにもここにも? 空にも、海にも、山にも、花にも、台所にも、トイレにも、木にも教科書にも家にも車にも田圃にも……???
それって、八百万(やおよろず)の神とおんなじじゃん。一神教と多神教って、実はおんなじ? えええーーーーっ!??? いいのか、そんなことで??
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ふだんとか、瞑想しているときとか、誰かと話してる気がすることがある。ほとんど自問自答なんだけど、チャネリングぽいとでもいうのか……。
でも、そのときは「外部の誰か」と話してる感じ。「神さまが見ていますよ」「神さまがいつも一緒にいてくださいますよ」って育てられたので、自分の外、天の上から見られてるような気分がしてしまうのだ。長年の習慣とでも言うのか。
頭の上10センチくらいのところに、河童のお皿みたいなものがあって、それを開くと誰かのエネルギーと繋がるような気がしていた。でもさいきん、そういう繋がり方をしないんだよね。なんで?? と思っていたら、「そういうもんじゃないから」だって。
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外側じゃないって、どういうこと?
たとえば、いろんな感情があるでしょう。喜んだり、笑ったり、怒ったり、嫉妬したり、恨んだり、むなしかったり……。それはどこから来ると思う?
え??? どこ、って??
ミテの内側に全部あるでしょう。だから感じることができるでしょう。それを神と言ってもいい。
はぁ〜???
今までの経験、地球に来る前の経験も、地球でのすべての生(せい)の記憶も、宇宙ができたときの記憶もぜんぶもっているでしょう。
そ、そうなの??
じゃなくちゃ、どうして前世を思い出す?
でもそれは「わたし」の記憶だけだし……。
「わたし」と「あなた」はどう違うの?
ええ〜、全然違うでしょう??
地面から植物が芽を吹いて大きくなっていく。地面と植物の区別はあると思う?
うーん、物質としては循環してるわけだし、区別があるようでないのかなぁ……。
それとおんなじ。ミテの中に全てがあるでしょう。外側と内側も実はおんなじ。そしてすべてが神であって、ミテの中に神の全てがあり、ミテは神の一部でもあり。
じゃあ、ミテとしての個って、ないわけ?
水晶とラブラドライトは違うよね。水晶はただ水晶である特徴を選び取っているわけ。そして水晶も神であって、神の一部でもある。
うーん、うーん、わかるような、まだわかんないような……。でもさっきよりはわかるような……。じゃあ、闇も神?
もちろん。
じゃあ、人生、なんでもありで、なんでも神? なんでもオッケー?
そうだよ。
人を恨むことも、闇にとっぷりつかってしまうことも、それも神でいいの?
そういうこと。
じゃあ、神から離れる、なんてできない? あり得ない?
そうなるね。
じゃあ、「お行儀よくしなくちゃ」って次元の問題じゃあないんだ。
わかってきたね。そのままでいいってこと。
ふーん……。成長するってことは、なにを選ぶかが変わってくる、ってことなんだ……ね?
♪♪♪♪♪♪♪
ところで旅立つ準備はできたかな?
へ?? 旅立つって、死ぬってこと? アセンションってこと? アセンションも死ぬのも、たいして変わんないか……単に移行する、ってことだもんね。ええーー? 考えたこともないですう。びびびっくり、なんすか、そりゃ?
♪♪♪♪♪♪♪
不思議な問いかけで終わってしまった。
どーんと覚醒して悟っちゃう、なんて意味なら、けけけ、大歓迎ざんすけど。