2003.11.1(土)大丈夫?
好きだと思って食べているけど、ほんとうに好きなんだろうか?
「ドナの結婚」(新潮社)で、自閉症(アスペルガー?)の著者は立ち止まってそう考えた。テレビCMで「おいしいよ!」って言ってるから、そう思いこんだんじゃないの、と。で、ドナはひとつひとつ点検していく。ほんとうは嫌いだった、ほんとうはこれが好きだった。
ドナは「自閉症だから、こんなことになってた」と考えているようだけど、読んでドキッとした。そうじゃない。ミテもイメージにだまされ、鵜呑みにしてることがいっぱい。本当はなにが好きか、わかってないかも……。
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その後、摂食障害から抜け出した人の本を読んだ。「ながら食い」をしないこと、とあった。
うむむ……。テレビを見ながら、新聞を読みながら、上の空で食べている。だから、なにがおいしくて、なにが苦手か、あんまり意識してないのかも。広告会社のつくりだしたイメージを刷り込まれて、甘受しているのかも……。
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こんどはメルマガ。山川ご夫妻のメルマガに、シャーリー・マクレーンのマネジャーさんの話がでていた。昔は太っていたけど、いまは適正体重。
「食べ物に集中して、100%味わうこと」。これをやっていたら、自然にやせた、と。
すると、ほどなく、テレビ番組で「食べ物をよく噛もう」と。いまの人は、5,6回かんだら飲み込んでいるんだそうだ。最低でも20回、できたら30回は噛もう。そうすることで、脳が活動して、物覚えもよくなるんだって。
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こんなに畳みかけるように情報がやってきたら、実践しないわけにも。で、よく噛んでみる。食べ物を味わうようにしてみる。口の中に集中してみる。味、食感、噛むにつれ変化していくありさま。舌の動き、飲み込むはやさ……。
ふーん……。こんなにたくさんのことが起きてるのに、全然無関心だったんだ。
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するとその日は、歩いていても、足の裏の感触、脚全体の動き、痛みやだるさ、緊張に意識が向いていて、細かいことがよくわかった。これまで、いかに無意識に歩いていたか。
せっかく生きてるのに、こういうことに気がつかなかったのは、ひょっとして人生の3分の1も味わってなかったのかも!?
からだに一瞬一瞬意識を向けていれば、宣伝に惑わされず、自分でおいしいものを見分けられるかも。「松阪牛でございます」と暗示をかけられても、「いいえ……これは……(もぐもぐ)うん、この味わいは山形村の短角牛!」と自分の舌が真実を教えてくれるかも。
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もう無意識でいるのはやめよう。意識的に食べ、意識的に歩き、意識的に寝(あれ?)、意識的に考え、意識的に行動しよう。
なるべく! まだ習慣化してないから、そのうち忘れちゃうかも知れないけど……。
まぁ、仮に3日後、こういうことをすっかり忘れても大丈夫。きっとまた、思い出させてくれる出来事が起きるさ。
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風邪でもないのに、咳が出る。わりと昔からそうなんだ。大学の時、母から「寝てるとき、咳してたわよ」と言われたり。演奏会場で困ることも多いし。ヒーリングのセミナーで咳がとまんなくなって、お水をもってきていただいたこともあったっけ。
いまでも、セッション中に咳き込んでしまったりする。
なんでだろう?? ずっと考えていた。俗に「言いたいことが言えないから、咳が警告を発している」とも言うんだけど……。のどのチャクラがなんとやら、とか。言いたいこと……ねぇ。なんだかピンとこない。
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ひとりでいる時、咳が出た。ゴホゴホしながら考えた。腹筋をはじめ、身体中の筋肉を使う。身体を折り曲げて、咳をする。コントロールがきかない。あまりの勢いに吐くかも、と思うこともある。目には涙がにじむ。
そうだな。これは苦しい。
でも、誰かと一緒にいて、「大丈夫ですか?」と言われるのはすごく嫌い。「大丈夫?」と聞かれると、ぜったいに「大丈夫っ!!」と答える。
この「大丈夫」には、「肺ガンでもないし、結核でもないし、喀血するわけでもないし、これで死ぬわけじゃない。そのうち止まるから、大丈夫」って意味がある。同情なんか、いらないわっ、ってはねつけてる。
でも素直になれば、「咳は苦しいデス」なのだ。
腹痛や頭痛、だるさなら、隠すこともできる。でも咳は隠しようがない。まわりには一目瞭然。
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「大丈夫?」をもっと素直に受け取りなさい、ってことなんじゃないかなー、と思った。「ちくしょうっ! 見下された! 負け犬になった!」と屈辱に思うのは、もうやめて……。
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フラワーエッセンスを飲んでも、劇的なことってミテには起きない。かすかな変化はあるけれど……。
花たちの「大丈夫?」っていう暖かいこころを、素直に受け取ってないのかな。
そんな気がした。
2003.11.4(火)うらない騒乱ドキドキ
われながら、以前に比べて、いろんな気づきを得ながら暮らしているので、「ミテはすごい!」とうぬぼれている。でも、いただくメールには、「日記を読みました。私もちょうど同じようなことを考えていて、びっくり」と書かれていることが多い。なーんだ、ミテだけじゃないんだ。
みんなでおんなじように進んでるんだね! 四苦八苦しながら、藻掻きながら。足掻きながら……仲間がいて。地球の未来は明るい。
これがソウルメイトというものなんだ、きっと。
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「私は嫌われてる」。
またぞろ、この思いが顔を出した。あらまぁ、まだいたのねーー(^◇^;)。なんどもなんども浮上してきてるよねぇ。
「だって、メールもこないし、セッションの申し込みもないし。友だちと会う予定もガラガラだし。ヒマ」。
「そうだね、『嫌われて』るね。そう思っていて、楽しい?」。相手は(って私だけど)、上目がちにこちらをじーっと睨んでいる。答えはまだない。無言である。
こうやって突き放して書いていると、その子が愛しく思える。しばらくつきあってあげるから、ね。
そして思う。外部の評価で、自分の価値を計る。「嫌われてる」の根底には、この思いがある。嫌われたら、自分の価値はゼロ、だ。
そんなの変だ、おかしい。私の価値ははかりしれない。なにかで損なわれるものではない、とアタマではわかっているくせに、まだまだ頑固に根をはってるんだなぁ。
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無料占いサイトをみつけて、やってみた。これ以上ない、ってほどの最悪の結果だった。からだがかーーっと熱くなり、汗が出て、心臓がドキドキと早鐘のように鳴った。
占いは3種類あって、藁にもすがる思いで、もうひとつやってみた。「現在」「これから」「結末」が表示される。結末は「死」だ。
前の占いも酷いけど、これも劣らず……ショックだ! だから占いとか、リーディングとか、やなのぉ! 怖いから、嫌いっ!
気がつくと、ショックをなだめようとしていた。
そうじゃない! 動揺してることを認めよう。ただ動揺しよう。味わおう。
しばらくして、思った。これも自分を知るために必然で最善のできごとだ。じゃあ、なんだ??
動揺した。そうだ、その通り。容易にかき乱される。自分の中心に居続けることが、難しい。すぐあちこちフラフラしちゃう。ショックや動揺、怒りを味わおうとする前に、自動的になだめようとしてしまう。直面するより、逃れようとする。まったくその通りだ。
そういう自分を認めよう。受け入れよう。それでいいよ、って言ってあげよう。反応する心の傷がまだまだあるのだから、見つけだして手をさしのべよう。あたたかく包んであげよう。
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2番目の占いを思い返す。すこし冷静になっている。現在は、すばらしい状態。これからさらなる浄化が起こり、結果として死がある。
そういえば、誰でも最後には死ぬんだった。そして死は、単に卒業、進級、変態なんだ。繭がチョウチョになるような……。この制限の多い次元からの旅立ちでもあるし。
これからもっと浄化され、成長しながら、時期が来たら死ぬ。考えてみれば、すばらしいじゃないか……。
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しばらく経って、湯船でまったりしていると、声(?)がした。「あんたのエネルギーは特別に変だから、パソコンに作用して、おかしな占いの結果を出しちゃったんだよね」「あれはジョークジョーク」。
なんなんだ。遊ばれてたのか? まぁいいや。それでも必然で最善のことだったもん。気づきをもらったんだもんね。
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気がつくと、クヨクヨしてなかった。「だって、まだ起きてもいない不吉なことを、心配してどうなるの?」。
あらまぁ、あっぱれ! いつの間にか成長したこと!
前はいつまでも、クヨクヨじめじめしていたのに。自分とお友だちになっていく、ってすごい。これからもヨロシクね♪
2003.11.7(金)謎解き
「だって、効率よく生きるのがいい、みたいな風潮があるじゃないですか」「そうかー、手帳が真っ黒な方がカッコイイ、みたいな」。
話していて、思い出した。新聞社にいたころは、予定が詰まって、飛び回る自分をカッコイイ、と思っていたんだった。それからわりと暇な仕事が続いて、のんびりもいいかな、と考えが変わり……。ボスが「手帳が埋まってないと、不安なんだよ」と告白したときも、かわいそうに……なんて思ったのだった。
だけど、それ、まだ心の中にあったんだな。
セラピー申し込みのカレンダー。空きが多いと恥ずかしい、と感じていたのはそれなんだ。
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手紙、書いていてわかった。
「ちょっと忙しくしてたので、いまは休息中。忙しいと息切れし、ヒマだと『嫌われてる!?』と思い……。ちょうどいい忙しさにできないの」。
予定を詰め込んじゃうのは、カッコイイと思うから。そして、「嫌われてない!」と思いたいがため。なるほどねーー。
そしてつまり、カッコイイだの嫌われるだのは「世俗の成功」を望んでいるからであり。あと、すぐに成果を期待しちゃうから。案外、ミテって「気が短けぇ」のかも!
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「世俗の成功」。やっぱ、ほしいと思う。お金もないより、ある方が嬉しいし。人気があったら、人の役に立ってる、と思えて嬉しい。嫌われてないんだわーー、って嬉しがるだろう。
でも、それは目的じゃない、とも思う。「私はなにものなのか?」「なにものでありたいのか?」「これが私か?」と問いかけてみたら?? 生きている目的は、「最高のわたしであること、それを体験すること」。……そう考えると、心のどこかが感動して、ジーンとしびれちゃう。
スケジュールがどうなってるとか、メールがどれだけ来るかとか、結果がどうかとか、関係ないんだよねぇ。そんなこと、どうでもいいこと。……と思える刹那がある。いまはまだ、刹那、ではありますが。
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メールが来ない、とか言っていて、気がついた。「来ない」って思うから、来ないんじゃん。気がついて、おかしかった。ははは。
で、さらに気がついた。メールは来ているのである。むらっ気だから、毎日は書かないけど、ならすとどれくらい返事してる?? 「来ない」と思いこんでいるから、来ているのに気がつかないのだった。ふーむ、これは笑い事じゃない? 思いこみって、すごい。
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瞑想をしたら、美しい光の中にいた。暖かく、まばゆい光。「ああ、私は愛されている。やっぱりね、そうだよね」なんちゃって。
「嫌われてるなんて、幻想」。
すると、くだんのインナーチャイルドがゴッて感じで、眼前に現れた。相変わらず、上目遣いで私をにらみつけている。「な、なんなのぉ? ほら、嫌われてなんかないでしょうが」。
その子の目から、涙があふれ出る。
そうか、愛されていることがわかったって、「嫌われている」と思いこんでいるこの子とは関係がないんだ。「愛されてるジャン」と説得するのではなく、この子の言葉に耳を傾け、心に寄り添ってあげなくちゃ、なんにもならないんだ。
すると声が聞こえた。「あんたなんか嫌い」「そういう子は嫌いよ」。母の声かな……。ちょくちょくだったか、たまにだったか、一度きりだったか。……とにかくそういう声、確かに聞いたのだった。子どもだったとき。
ああ、それで傷ついて、あんた(インナーチャイルド)が生まれたんだね。無視したり、説得しようとしたりして、ごめんね。一緒にいようね。
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もうひとつ思い出した。「いつまでも調子に乗ってるんじゃないわよっ」って声。
私が楽しくしてるの、母は嫌いだったのかな。よく怒られた気がする。でも理由はわからない。
調子がいいとき、有頂天なとき、嬉しいとき、どこかで後ろめたい気がする。イケナイことみたいに思う。だから無意識に(?)中断してしまうことが……あるようにも思う。ハッキリとはわからないけど。しばらく注意を向けていよう。
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するとまた、なにげない瞬間に、アイデアが浮かんだ。母は5人いる姉妹の2番目なのだが、自分が一番苦労したと思っているフシがある。「ねえちゃんは駆け落ちしちゃって、チヨ(仮名)は病気がちだったし、オシン(仮名)やオツル(仮名)はまだ小さかったし、あたしが全部背負ったのよっ」。
ひょっとしたら、このセリフの後に「なによ、調子に乗るんじゃないわよ」って続くのかも知れない。自分が犠牲になったと思うから、姉妹にむけて恨みを浴びせる言葉なのかも、ね。
……とすれば、私に言うハズの思いではなかった?? そう承知したうえで、インナーチャイルドを探してあげようかな。その方が気が楽だもん。
もちろん、説得するのではなく、耳を傾けるのだけれど。こちらの気持ちにヨユーがあれば、自分の中心にいながら彼女(インナーチャイルド)とつきあえるってものさ。
2003.11.10(月)調和へ……!?
「嫌われている」インナーチャイルドは、人間のカタチをしていない。顔は人間だけど、黒い大きな蜘蛛か蟹みたい。4対の長い足があって、足には長い堅い棘がいっぱい。その足を私の首と肩にまわして、私に「とまって」いる。
瞑想しながら、語りかける。話したいことがあったら、話して……。でも、この子は言葉でコミュニケートしない。私に映像を見せる。
ふと、気が逸れて、友だちのことを考えた。
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友だちと二人、長い階段の右と左に立っていた。巫女であり、祭りを取り仕切っている。向かって右にいる私。過去生のひとつ。
その私が「自分は嫌われている」と思っている。ひそかにもうひとりの巫女を妬んで、憎んでいる。彼女の方が優れていて、人に好かれている、と思いこんでいる。そして妬みと憎しみを、隠すのに忙しい。笑顔を作り、好印象を与えようと骨を折っている。
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つくり笑顔だから無理がある。顔の上半分が緊張している。もちろん目玉も……。
ああ、それでいまド近眼なのかな、と思う。目をつぶると、知らないうちに目をぎゅっと締め付けている。不自然な笑顔をつくるためと、自分のねたみや憎しみを見ないため。そして、そういうことに精力を使い果たして、疲れている自分を感じないため……。
だから、中学生の時から目の下にクマがあるのかしら……。
なんだか連想が次々に広がっていく。
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場面が変わる。
神父である私に、修道士がいとまごいにやってくる。戦いが起きて、修道士は参戦する、と決めたのだ。
彼の頭に手を置いて、穏やかな笑顔で祝福して送り出す私。だけど心の中ではこう思っている。
「……私を嫌いだから、あなたは行くのか。わたしをおいて」。そして慌てて否定する。そんなはずはない……。否定的な思いを封印する。けして口に出してはならない。
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次は男性のシャーマン。ピラミッドの上で、まだ動いている人間の心臓を祭壇に捧げている。
生け贄になる人物を選ぶのは私。心臓を取り出すのも、私だ。嫌われ、恐れられている。
この人生ではもう開き直っている。ふん、嫌うがいい。嫌われて当然のことを、私はしている。
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いまの人生では、人ではなく、たくさんのネズミの心臓から血を抜き取ったなぁ……と思い出す。こんなことも、過去生と関係していたのかしら、と。
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過去生がひとつひとつ、じっくりと浮かび上がってくる。時間をかけて眺めながら、その意味を知る。いままでにも断片を見た過去生が、もうひとつのべつの意味を帯びてくる。
母が「あんたなんか嫌い」と言ったからできた傷ではなく、いくつもの過去生を貫く一大テーマだったのだ。これをテーマに選んだのはいつ? そういうキッカケがあったの?
「いや」と声がする。「だって、体験してみようと思ったんだもーん」。
なんだか軽いノリである。そんな気軽に決めたわけ!? それで、何回もの人生にわたって、苦しんできたっていうわけ?
ああ、でも、そんなものなのかもしれない。
そうしていつか(近いうちに!)、それが苦しみではなかったことを知るのだろう。
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「嫌われている」はほんとうに大きな、根の底にある思いこみだ。だから「見捨てられる」と思うようになり、「バカにされる」ことを恐れ、「自分はダメだ」と卑下する。どうせなにをやってもダメだと諦めることもあれば、なんとかして好かれようと、過度にいい人になってしまう……。
いま、それを清算しようとしている……のかも知れぬ。
蜘蛛型インナーチャイルドは、「まだまだ続きがあるんだからね」と言っている。乞うご期待。
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きのうは、太陽系の天体が六芒星を形成(ハーモニック・コンコーダンス)した日だ。http://www.diviner.jp/Data/harmonic_concordance.htmlによると
ハーモニック・コンコーダンス(harmonic concordance)とは、分離されていたもの(マインド・価値観など)が調和的に一致するという意味で、ワンネス(Oneness)や I am(私は全てである)へとつながるということです。
しかも満月で、皆既月食(日本では見られなかった)。
ミテが過去生の整理・まとめをしているのも、星と関係があるのかも知れないね。ちなみに月末には皆既日食もあるのです。
風雲急を告げて……いる!? ……気がするのよね。
2003.11.13(木)Uターン
「『私は嫌われている』の本当の意味は?」と、問いかけられた。
うげっ。うそ……またそれなの?? ショック、ショック、ショックっ!
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ほんとうの意味は……「私は人が嫌いだ」。
嫌われている、よりも数倍の衝撃だ。だからこそ、段階的に、受け入れやすいように、はじめは「嫌われている」ということに気がつかせてくれたのだそうだ。それはどうもありがとう(^◇^;)。
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そんな……なんで人が嫌いなの? そもそもそう思ったはじめの出来事はなに?
するとマンガ「イティハーサ」(水樹和佳子著)の火夷(かい)に似た子が出てきた。なんだかナマイキで偉そうなんだけど……。
「だって、あいつら、自分で病気を創り出しておいて、『治してください、どうしてこうなったのかわかりません』って言うんだぜ?」。
ひえーー、そんなこと、ホームページに書けないじゃないか! なんてこと、言うんだ。するとその子は、軽蔑したような目でこちらを見る。
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私はヒーラーなのだろうか。たくさんの病気の人が、まわりにひしめき合っている。まるで、映画「ジーザス・クライスト・スーパースター」のワンシーンのよう。人波に飲まれ、沈んでいく私……。押しつぶされて、死んでしまったかも知れないね。
「そんな奴ら……」と火夷が言う。「じゃあ、あんたやあたしは人間……地球人じゃないの? まるでそういう言い方だよ」。答えはない。当たり前じゃん、という顔をしている。「じゃあ、どの星から来たっていうの?」。よく人が「私はオリオンから」「シリウスから」「プレアデスから」なんて言うので、ちょっと知りたい。でもそれにはまったく答えてもらえない。
そんなことで、人を嫌いになった……のかなぁ。
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山口県津和野で切支丹として殉教したとき……。「いい気分だっただろう」と誰かが言う。私には「信仰を守り通した」という満足感があるだろうと。
バカで無知な役人が、「正しい、気高い私」を殺したのだ。なんて哀れな人たち、なんて思う余裕がある。神さま、いま御許にまいります……って文句なくヒロインになれる。
……そうだろう?
……そこまで、厳しいこと言わなくたって(;_;)。ちょっと酷いんじゃない?
ヒドイ? それは目を向けたくないだろう。そのとき人を嫌わなかったか?
……こうなると、自信がないよ。うーん。
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それから何時間も経って。
嫌いの根元は、「分離」だと教えてもらった。一人ひとりの人間が、まったく分離したものだから。まったくベツモノだから。人間と神が分離していると思うから。自然と人間が分離して、宇宙と私が分離しているから……結果として「他を嫌う」のだと。
これまでは分離の時代だった。そしてこれから、合一の時代へと向かう。いまはその端境期。ゲリー・ボーネルをはじめ、多くの人がこのことを解説してくれている。
するとこれは私だけの問題ではなく、人類みんなが「分離を体験しよう」として起きたこと? そういう時代に、どっぷりと浸かって、苦しんで、泣いて、あるときは笑って、そしてすべてを体験してきたんだ。
それならば、たくさんの人が「人を嫌い」という深い思いをもっているのだろう。派生するいろいろなことに苦しんでいるのだろう。「人生は苦だ」と思うのも……。
♪♪♪♪♪♪♪
こんなことを考えるなんて、もう十分に味わったからなのだろうか?
新しいパターンを試してみる時だ。人との繋がりを感じ、許すということに焦点を置く。無理せず、少しずつ、できることから。ミテのペースで。
2003.11.15(土)ええかっこしぃ
最近、また憑かれたように「神との対話」を読んでいて、以前はわかんなかったことでも「なるほろ!」と腑に落ちたり。
やっぱ読んでよかった、と思える本だけど、時々罠に落ちてる自分に気がつく。「かくあるべし」とご立派なことを考えて、生身の自分の生の感情を押し殺していたりする。あらら、やっぱりいい子ちゃんぶってる、てーか、ええかっこしぃ、てーか。
♪♪♪♪♪♪♪
今週、ダラダラしていたせいか、大きな気づきがあったせいか、なんだかだるくて、トボトボって感じで、ヴァイオリンのレッスンに行った。
「なんかだるくて、やる気ないのーー」なんて先生に言ってしまう。
そうして、「ほぉ〜」と感心してる。私にこんなことが言えるなんて! ありのままをさらけだしてる! すごい。
「気の抜けた演奏をしまーす」とか宣言して、弾いてみると結構よかったりして。
「上手に弾こう」ってのが、まったくなかったせいなのか? 脱力してっから、よぶんな力がホントに抜けてたのか?
♪♪♪♪♪♪♪
先生が「美穂さんって、まじめだよね」。
んん?? そりゃあ、乙女座A型だし……そうかも?? でもなんで??
「だって、必ずレッスンに来るもん」。えええーー?? ぎゃふん。
大人の人はそんなに頻繁にレッスンに来ないし、約束しても4回に1回しか来ない人だっているんだって。
そうなのぉ? ミテって、まじめ〜??
♪♪♪♪♪♪♪
メールのお友だちにも、最近言われたの。「自分に厳しい人でしょう?」って。
うーん、ほかの人になったことがないから、わからないけど……。
彼女はホームページのアクセスカウンターの数字に振り回されている自分を発見して、カウンターが有料になったときにはずしたんだって。
ミテも振り回されてるけど、一喜一憂してる自分をもうちょっと観察してみようと思ってる、って返事をしたの。
すると、それが「自分に厳しい」という印象なんだって。
厳しいわけじゃないんだけど、それなら納得。むかしに較べると、自分の見たくないところを見られるようになってきてる……よね。たぶん。
♪♪♪♪♪♪♪
ジョナサン・ケイナーの星占いを見てみた。
「なぜ計画が順調に進んでいないのか、理由を真剣に考えてください」というのが土星からのメッセージです。
一見したところ、現在あなたが直面している問題は難問に思えるかもしれません。でも本質的に、それはとても小さな問題なのです。ひとつ、“何か”を調整するだけで事足ります。それが何かを見極めるためには、精神的な強さと謙虚な態度が必要です。そんな態度を採用したら、あなたの試練は瞬く間に勝利に変貌することでしょう。
計画……ってなんだろうなぁ? 今月はセッションの申し込みが少なかった。それかなぁ?? じゃあ、それについて考えてみる必要があるんだろうか?
ホームページへのアクセス数、メールの数(返事するのが溜まってる(^◇^;))、セッションの数……にたしかに振り回されている。それは、自分の価値を外部の評価で計っているからだ。
まだまだ自分の存在そのままが、スバラシイ価値をもつことを自覚してない。ほかの人についてもおんなじことだ。なにかを成し遂げたり、世間のお役に立ったり、それが価値だという概念が染みついてる。
ありのままの自分の価値を肝に銘じるには、どうしたらいいんだろう?
♪♪♪♪♪♪♪
あれ、待てよ。
てゆーか、これって、「かくあるべし」に振り回されてない? 「人がなんと言おうと、私はスゴイ価値のある存在だ」という理想を演じようとしてる。成長すれば、いつかはそういう自分になって、自然にそう振る舞うだろう。
でも、いましてるのは、ほんとうに私が感じていること、考えていることを抑えつけて、「こうあるべき」って押しつけてる。ありのままを認めてない。
♪♪♪♪♪♪♪
じゃあ、ありのままってなんだ?
ホームページ見てくれる人が多いと嬉しいデス。メールが来ると、嬉しいデス。週に4回、セッションができると嬉しいデス。それより多くても少なくても、いまはイヤかなーー。友だちから手紙が来ると嬉しいデス。友だちに会えると嬉しいデス。
お金はあると嬉しいデス。でもいままでビンボーだったから、いまは結構満足。一週間の昼食を、6枚切りの食パン1斤、1リットルの牛乳、6枚入りのスライスチーズですませていたことを思えば、天国♪
有名……ってのはフクザツだけど、騒がれなければ、有名であってもいい。いや、心は有名大好きーー、なのかな? でも誰かから、「ミテさんって有名ですよ」って言われたとき、実態がわかんないせいか、「ええーー、やだなぁ」とも思ったんだよね。まぁいいや。わかんないことは保留にしておこう。
そういえば、「有名人」にびびったりするよな。小心者だ。
……ふーん。ミテって、こんな人だな。「世俗の成功」も大好き、なんじゃん。世俗以外の成功のイメージがつかめてない、ってゆーか。
♪♪♪♪♪♪♪
それなら、そうと認めよう。
「世俗の成功、好きです! 誰かが気にかけてくれるの、好きです。自分の評価を世間にあずけてマス。まだ、ありのままの自分の価値がわかってません! 理想は理想として、正直な素の自分をもっと知って、認め、受け入れていく所存です」。
ええカッコしてるとき、いい子やってるとき、「ああ、またやってる♪」ってすぐに気がつきますように!
♪♪♪♪♪♪♪
そうそう、寝しなに「神との対話」を読んでいて、こうあったんだ(文庫版2巻、93ページ)。
人生は機会であり、自分に(いまも、これまでも)価値があるということを発見する──思い出す──プロセスだと考えれば、(以下略)。
そうそう、私だけでなく、人間は一生をかけて、自分の価値を発見して、わかっていけばいいんだよね。
ね、神さま♪♪♪
2003.11.19(水)波瀾万丈大好き人間
ある日、メールを書いていた。「破壊と再生・創造の神シヴァと呼んでください」。なに書いてるんだぁ、ワタシは……と思いつつ。
♪♪♪♪♪♪♪
予言が好きである。地震が起こる、洪水が起こる、噴火する……。
予言でなくても、「その昔、ここまで津波が来たと言われています」なんて聞くと、「おおおぉっ!」と興奮してしまう。台風もいいぞ。
アメリカのイエローストーン国立公園は巨大な火山で、60万年ごとに噴火している。最後の噴火から64万年。それって、いつでも噴火の可能性があるってこと? たくさんある間欠泉のなかで、もっとも気まぐれなスティームボート。ここんとこ沈黙していたのに、今年になって3回も噴気したのだそうだ。
「活動が活発になっている。だからといって、すぐに噴火というワケではないが」。そんなことを聞くと、もうワクワクしてくる。
しかしながら、噴火するとコロラド州デンヴァーだって壊滅するという。ああ、そっか。ちょっとワクワクが減る。
♪♪♪♪♪♪♪
天変地異を好む傾向は昔から。でも、天変地異って、人死にも出るわけだし、ミテってダメ? 悪い人? 変人? 人非人……? という悩みもつきまとう。
前にも日記に書いたよね。「おかしい」と笑われて、傷ついた、と。
♪♪♪♪♪♪♪
片山先生の整体をうけたときに、「変化が好きでしょう?」って言われた。
天変地異は破壊と再生。大きな変化。
言われたときにはわからなかったけど、うん。変化、好き……。大好きなんです。あ、それでシヴァなんて言葉が出てきたのか……。
♪♪♪♪♪♪♪
いま、ある人をちょっとヤダなぁと思っていて(絶対この日記を読まない人だよ。あなたじゃないよ(^◇^;))。元気に見せかけてるけど、ホントは疲れていて、愚痴っぽい、みたいな……。
それがべつの知り合いを連想させて……。
楽しいこともたくさんあったのに、彼女から聞いた愚痴とか不満しか思い出せなくて、バカにされて笑われたとか、今でも根にもってる。こっちから離れてしまったんだけど、どこかで会いそうでビクビクしてる。
ああ、そうか。二人は似てるんだ。だから殊更、ヤダと思って……。以前キチンと向き合わなくて逃げ出したから、またもや同じ目に……!?
♪♪♪♪♪♪♪
あれ、さっきまで破滅的な予言を、楽しみにしてることを悩んでいたのに……。なんで、この二人のイメージが割り込んできたんだろう?
♪♪♪♪♪♪♪
会いそうでビクビク、の彼女に昔、あるセミナーを紹介した。するとブースカ文句言われて、まいってしまった。
それ以来、このセミナーを誰かに勧める、ってことはしなくなった。ついでに、彼女が攻撃(?)した講師まで嫌いになってしまった。ミテって影響されやすいんだわ。
講師を嫌いになったのは、彼女のせいではない、恨むのは筋違いと思おうとしながら、なかなかできず。
ところがある人から、彼女がそのセミナーを「すごくいい」と薦めたと聞いた。
なんなのっ!? こっちはとばっちりであんなに苦しんだのにっ(人のせいにしちゃってる(^◇^;))! 信じらんないっ。
♪♪♪♪♪♪♪
……いったい、なにが起こっているというんだ?
♪♪♪♪♪♪♪
セドナのエネルギーが、私のヘドロを巻き上げた。精神的に不安定になり、落ち込み、無気力になり。葛藤がどんどこ上がってきて……ドブ掃除。
あのときは不平不満だらけ。愚痴をいっぱいこぼして、なんにでも腹を立てた。
これって、彼女がグチグチしてたときに、似てる? それじゃ、絶対この日記を読まない彼女のいまの状態もそれに似てる? ドブ掃除の真っ最中ってこと?
♪♪♪♪♪♪♪
グチグチが彼女たちの性質、なんて思いこんでいた。本人を嫌っていた。そうじゃなくて、単にそういう時期だったんだ。
自分だって、そうなるし、そこから脱出だってするし。
ドブ掃除の時期には、世間から身を隠すこともあるし……いま連絡が取れない友人たちもきっと。多かれ少なかれ。
♪♪♪♪♪♪♪
リーディングで、ミテには「きっかけをつくる役割」がある、と言われた。
でも、なんなのか、よくわからなかった。
ミテは変化を好むから、「きっかけ」って変化のキッカケになることが多い? なんかそんな気がする。
ときどき誰かのインナーチャイルドを直撃したりして、変化のきっかけをつくってしまうのかも知れない。そんなとき、一時的にでも私が嫌われたり、恨まれたりするかも知れない。わたしが人を恨んで、人のせいにしてしまうように……。
そうならないときも、あるかもしれないが。
♪♪♪♪♪♪♪
バラバラのピースが、きちんとはまった。すっきりと片づいた。
破壊、天変地異、予言、シヴァ、グチグチ、ドブ掃除。変化。きっかけ……。強いエネルギーに惹かれる傾向。好きだった人を、一転、恨んでしまう傾向。戸惑い。自責。ついでに言えば、アトランティスの滅亡……。
アタマはすごーく軽い。澄み切ってる。澄み渡っている。
♪♪♪♪♪♪♪
一方、悲しみがこみ上げてきて、「遠くへ行きたい」なんて思ってしまった。とりあえず悲しみをじっくり味わい、友だちに愚痴をこぼし、涙も流し、次の日は江ノ島に行って、ブリ大根定食を食べてきた。
♪♪♪♪♪♪♪
悲しみは、友だちが遠くに行ったり、離れていったり、苦界(くがい)に沈んだり(意味が違う……(。o゜)☆\(-"-))、嫌われたり……が辛いってことだったかも。
でも、万物流転。明日は明日の風が吹く。
「だからこそ、いまそばにいる人を大切に」という声がした。
みんなが変化していく。遠くに行っても、戻ってくる。沈んだ人は、浮かんでくる。苦しみは、いつか終わる。
……そういう変化も好きでしょ? ホントは!
たとえ誰かに嫌われても、もう私は大丈夫かも知れない。「たとえ、あなたが私を嫌っても、私はあなたを愛しています」。そう言えるかも知れない。
ときどきは、ね……。
♪♪♪♪♪♪♪
変化かぁ。だから田中眞紀子さんが好きなのかも。「破壊の女王(?)」だから。
どう変化するのかはあんまり関係なく(^◇^;)、政界再編とか外務省伏魔殿の崩壊とか、とにかく大きな変化が起こるかも、というワクワク。
小泉がそれをするかと楽しみだったのに、なんだか口ばかりで、全然つまんないからさ。
2003.11.20(木)ばか
「ばかにされる」ことが、苦手である。
この前、思いがけず笑われて、怒りが爆発した。「笑いモノにされた」と思ってしまうのである。
いま嫌いな人や苦手な人のほとんどは、「ワタシをバカにした」人であると言ってもいいかもしれない。相手にそんな意図がなくても、いったんそう思いこんでしまうと、なかなか許せない……。
相手が悪いわけじゃない。それに反応するインナーチャイルドがいるのだ。むしろ心の傷に気がつかせてくれた相手に、感謝するところである。悪く思うなんて、理不尽だ。
……だけど、それが心の傷、トラウマ、インナーチャイルドだ。ひねくれてしまい、その人を嫌う。すねているから、仕方がない……。
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逆に、「この人、バカなんじゃないの?」と思っているときにも、怒っている自分に気がついた。迷惑を被ってなくても、怒っている。
トラブルに巻き込まれて、なら理が通る。でも、そうじゃない。これまた理不尽である。
思いがけずわき上がる怒り。説明がつかないから、自分で戸惑ってしまう。「こんな怒り、恥ずかしい」と、押し殺す。
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でもまぁ、せっかく気がついたのだから、「ワタシは、ばかにされると怒る。バカにされたと感じると怒る。わたしがバカと認定した人にも怒る」と時折、自分に確認していた。意識的にワークするのはやめて、ただそう思っていた。「いい」「わるい」と判断せぬように気を付けながら。
ある瞬間、なんでもない瞬間に父の声がした。「バカが」。吐き捨てるような声。
あらまーーー、聞いたことあるわ。これ。
父が運転してるとき、家族がなにかしくじったとき、などなど。懐かしい(!?)何度も聞いたであろう声。
私における「バカが嫌い」なオリジナルは、父からの払い下げであった。母だって……似たもの夫婦だが。
はて、これからどう展開していくんだろう。楽しみである。
2003.11.22(土)非は我にあり
ある日、テレビ・チャンネルのサイトにアクセスした。ホームページはともかく、番組表が見られない。ソースコードが出て来ちゃう。「ミテのパソコンが変になった!?」と驚愕。その日はどっか別のホームページも変で、ますます不安に。
そのうちくだんのホームページに「サーバの不具合で云々」とお詫びが出た。
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こういうとき、真っ先に思い浮かぶのは、「自分に非があるんじゃないか」って考え。ミテの操作が変だった? ネットスケープになんかしちゃった? 接続がおかしい?? ミテのせい? ミテのせいなの……!?
気がついて、苦笑い。
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しばらくたったある日、ミテのホームページにアップロードできなかった。「サーバがアクセスを拒否しています」とのメッセージ。えええーー、やだぁ、ミテ、パスワードとか、いじっちゃったのかなぁ!? ダンナに見てもらわなくちゃ(;_;)。
ふと我に返って、プロバイダのホームページを見た。「サーバに不具合が起きて、アップロードができない状況になっております。大変申し訳ありません。ただいまメンテナンスを行っています……」。
なんだそうだったの。でもまた、真っ先に自分を疑っちゃった(^◇^;)。
2003.11.23(日)待ちぼうけ
さいきん、「イヤだなぁ」と感じているのは英語の先生。
時間に遅れる。勝手に日にちを変える。マチガイを笑われる。イディオムを教えてほしいと伝えてあるのに、やってくれない。高いキャンセル料を要求する。
とうとう一緒に受けてる友だち(3人で教わってる)に愚痴、こぼしてみた。
そしたら、「別の先生を探そうか」ってことに。同じように先生はルーズだと感じていたり、この人でなくてもいい、と感じていたり。
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まさにその日、先生はレッスンに来なかった。
「やめます」って切り出すキッカケができちゃった。上手い具合に……。だって、「辞めるって、言い出しにくいよね」って言っていた矢先。
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自分をふりかえってみて、またよく見えてくる。「この怒りは正当なのか? 怒っていいものか?」って自分を疑う。しつこいほど検討する……(ぐるぐるする、とも言う)。
怒りを和らげようと、いろんなことを考える。
「のんびりした国の人だから、トウキョウ・タイムを要求するのは酷かな」「ときにはちゃんと時間通り来る((^◇^;)!)」「白人だから、謝らないのはしょうがない」「東京は物価が高いから、キャンセル料が高いのも理解できる」「毎日会うわけじゃないし」「笑われて傷つくなんて、私が過敏すぎるんだわ」「悪い人じゃない……」。
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怒りを避けるためには、「なんでもしますぅ〜」って感じ。
でも、ほんとうは?
すごく怒ってるんじゃん。怒ってると認めるのを、恐れている。相手に伝えるのを恐れている。「怒るのはみっともない」「かっこわるい」「怒らないのが大人」……とかね。
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怒りを感じたとき、すなおに自分で認め、表現できたら。
怒りをぶちまけたり、ぶっつけたりするんじゃなく、感じたことを穏やかに伝えることができたら……。
それを理想にして、そうなっていこうっと。
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怒りを飲み込んだことで、相手を増長(?)させたかもしれない。「遅れてもオッケーなのね〜」って思っちゃったんだろうなぁ。「迫害者」でいることを許してしまった。
合計すると、何時間も先生を待った。時間を浪費させられた、尊重されてない。バカにされてる! 先生への批判を集約すると、こういうことかな。
すると、こういう文章に出会った(「魂の愛」p.272)。
相手に対する批判は、私自身や私の人生にはどうあてはまるのだろうか?
えーと、私が時間に遅れることはあんまりないから……。時間の浪費? そうか、「先生を待つという」選択をして、私は自分の時間を浪費している。自分の時間を尊重してない。
「待つ」「待ちぼうけをくう」っていう「虐待」を許している。自分を尊重していない。
怒りという素直な感情を隠蔽しようとした。自分の感情を尊重してない。
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私が自分を尊重していれば、ひとも私を同じように遇する。いまは自分自身をいろんなことで、バカにしてるんだろうなぁーー。反射的に「自分に非がある!」と思ってしまったり、ね。
ふぅ〜。やれやれ……。
「尊重する」は急務だね。まず自分。
自分を尊重できる人は、人を尊重できる。自分を愛している人は、人を愛せる……から。
2003.11.24(月)だからむかしはお酒を
この前、友だちと二人でカラオケに行った。はじめはちょっぴり上がっていた。
なにしろシラフだもん。昼間だし、いまは飲まないし。昔、夜な夜な歌っていたときは、いつもへべれけだった。恥もテレも脱ぎ捨ててたよ、お酒の力で。
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ミテはあがる。
カラオケのときも、楽器を弾くときも、小唄を唄うときも。講義をしたときも……。国際会議で閉会の司会をしたときは、ちょっと一杯、ひっかけてた(^◇^;)。
そうなんだ! すごいプレッシャーなの。
「なんでも上手にやんなきゃならない」って思っている。うまくできそうもないことはやらない。石橋を叩いてやめる。そもそも石橋には近寄らない。完璧主義。
むかしは勉強はよくできたし(社会と数学を除く)、運動もできたし(球技は除く)、英語の発音も、国語の朗読も上手だったし、歌もうまかったし……「うまくやんなきゃ」って思いこみは強まるばかり。
そのうち、教わってないことも、初めてやることも「うまくやんなきゃ」「うまくできるはず」って。
非現実的だっちゅーのに、気がつかない……。自分で張り巡らした檻の中にいる。すごーーく重たい足かせなんだなぁ……。
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やってみなくちゃ、わかんない。失敗したら、やり直せばいい。
少しずつ、わかってきてはいるの。だいぶ楽になってきた。また、もうちょっと、インナーチャイルドと、お話ししてみようっと。
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昨日の将棋NHK杯戦。中井女流三冠が青野さんに勝った! 青野さん、今期は不調(順位戦でまだ1勝)とはいえ、A級棋士だよ。すっご〜〜〜い! (公式戦で女流がA級を破ったのは史上初なんだって)。
次の対戦相手はまこりん。「林葉さんはいま……」とか呟いちゃれ。
2003.11.25(火)デジタルよりアナログ
「またやっちゃったよ」「また怒っちゃったよ」って思うとき、「私ってまだまだ……」と続く。
でもどこかで「まだまだと言わないように」と読んだ覚えもあり、そうだ、イケナイんだった、と反省する。でも、どうしてイケナイんだっけ?
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「こういう自分になりたい」って目標・理想がある。たとえば、どんな感情も素直に認めたい。感じて解放し、必要があれば穏やかに相手に伝える。傷ついたインナーチャイルド(心の傷)をそうやって少しずつ癒し、最終的にはため込んだ怒りをすべて手放したい!
で、最終目標にてらして「まだまだ(;_;)」って思っちゃう。
そういうとき、評価基準は「全か無か」になってる。白か黒か、で灰色がない。「できてない。すなわち、私はダメ」。
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実際には、ちょっとずつ進歩し、達成できるようになるのだろうにね。「この前は、2合目にいる感じだったけど、もう3合目はすぎたかな。理想まで先は長いけど、進歩してるじゃん♪」というほうがステキ。
それで、「まだまだ」は禁句なのかーー。納得。
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「神との対話」(文庫版2巻、p.194)より。
すべてを楽しみなさい。そして、何も必要としないこと。
人間もふくめてですか?
人間もふくめて。とくに人間について、相手の何かを必要とすると、たちまち関係は破壊される。
でも、誰でも必要とされたがっています。
それでは、必要とされたがるのをやめなさい。それよりも、必要とされていないと感じたがるようにしなさい。
これっていいなぁ。楽になれそう。必要とされたがるから、他人の評価を気にするんだよね。ちょっと試してみよう。
「自分の価値」「人間の価値」を考え直すキッカケにもなるし。
2003.11.29(土)攻撃はつまり悲鳴!?
とうとう英語の先生に「やめます」とメールした。「いつも時間に遅れるので怒っています。それなのにキャンセル料は高い。おかしいです。日本で仕事をするなら、時間は守ったほうがいいですよ」と書いた。
次の日、怒り狂った長文の返事をもらった。彼女は「スピリチュアルな人」というふれこみだったのに……やっぱ怒るのね。覚悟はしていたけど……。
曰く「だいたいあなたははじめから失礼だった。偽りの笑顔。アメリカでスポイルされたんじゃないの? 自分で思っているほど、あなたはスピリチュアルではない。お金のことばかり言って、あなたがセラピーでお金をとるなんてもってのほかだ。それに私には生徒がたくさんいる!」。
はぁぁ?? なんなの、この人? と思いつつ、やっぱりイヤな気分に。まる二日はヘロヘロに落ち込んでグルグルしていた。
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こういうイヤな気分は「グルグル」なのだ。おんなじことをグルグル考えている。発展性がないが、出口もない。でも、やめたくてもやめられない。
早く抜け出したいよう〜と思うけど、それは無駄な足掻きである。グルグルにまかせるより、しょうがない。
ぐるぐるしながら、ときどきは気づきがある。「『自分が悪い?』と恐れているから、どれだけ自分が正しいか証明しようとグルグル考えてる。証明できたと思った瞬間、『やっぱり自分が悪い?』と感じて、また新しいサイクルに入ってしまう」「罪悪感・自責感がグルグルの原動力だ」「『やだからヤダ』でいいのにさ」。
一緒に教わっていた友だちが「これってはらいせ? 器の小さい」「訳わからないね」と言ってくれて、ホッとする。「自分がおかしい」のではない、と思えるから。でも、ちょっと軽くなりつつ、グルグルは継続する。
ダンナにも愚痴こぼし、いろんなこと話し合えた。聴いてもらって、気分が軽くなる。けど、だからってグルグルは続く。
長いことグルグルしてて思った。
「私が悪い?」ってインナーチャイルドを探し出さなくちゃ。
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焼けぼっくいのようなインナーチャイルドだった。
焼けこげて、さわるとボロボロ崩れていきそう。話もできないし、どうしよう? この子がこうなる過程が見えた。レーザービームでなんども焼かれてきたのだ。「あんたが悪い」「あんたのせいよっ」「いつもあんたが」「あんたがあんなこと、言ったから」。
八つ当たりの標的。傷だらけ、なんてもんじゃない。傷しかない……。
この子に心を傾けてはじめて、怒りにたじろぐことが減るのだ。時間がかかりそう。だから、いまはヘロヘロになって、グルグルしてもしょうがない。
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彼女(先生)って、こんなことを言っちゃう人だったんだ。なんてヤツ。バカじゃないの、と思えばいいんだけど、「いや〜、人間怒ると、ひどいことも言っちゃうし……」と心の中でかばっていたりして。
私ってここまでエエカッコシィだったの? 怒りを感じないための工夫? 自分は「成長してる」と思いたいがため? うーむ、それならそれでいいか。それがミテなんだろう。
ぐちゃぐちゃ考えんと、ただこういう自分を受け入れればいいのか。
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友だちが「私、彼女のこと苦手だった」、と。
いまだから言えるんだろう。きっといままで遠慮していたのね。先生はミテのお友だちが紹介してくれた人だから。
心の中で「ビンゴ!」って音がした。彼女が時間に遅れるからイヤになったのではなく、自分勝手だからイヤになったのではなく、そもそも苦手に感じていた……そういわれれば、そうだ!
波長が合わないから苦手だったのに、必死に好きになろうとしていたの? 「苦手だ」という気持ちを大事にすればよかったのかな。じゃあ、好きになろうとするのはダメ? ムダ? ……うーん。
「いい人かも」「こんな人のハズはない」と自分の気持ちを誤魔化そうとしていたところが、ダメだったのかな。「苦手だけど、好きになろうとしてる」とわかっていればよかったのか?
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彼女の怒り狂った返事はめんどくさいから(英語だし)、つぶさに読んではいない。でも、だんだん落ち着いてきて、「あれ?」と思った。
彼女の書いてきたことって、そのまま私たちが彼女に感じいたこと……だよ!?
曰く「はじめから失礼だった」。
ダンナに聞いたの。「ミテ、いつから彼女にブツブツ言ってた?」「はじめに1時間待たされたときから」。それって、2回目か3回目のレッスンだったかも……。
曰く「偽りの笑顔」。
これはほんと。私ってそう。彼女が一時間遅れてきて、はらわたが煮えくりかえっていても、「いいよいいよ」って笑顔を向けてしまった。「日本人」だからなぁ……。
それは別にして、「笑顔にしてるけど、なんかいつも彼女、疲れてるよね?」なんて友だちと言っていたのだった。
曰く「自分で思ってるほど、スピリチュアルじゃない」。
私自身は自称「スピリチュアルな人」って苦手。宇宙や天使は嫌いじゃない。でも、宇宙や天使、キモチイイことばかりに目を向けて、こと足れりとしてる人はイヤ。自分の醜い部分、毎日の暮らしの不具合、にも目を向けたい。
彼女、「私はエネルギーが強い(これは本当)。波動が高い」と言っていた。意地悪にも「それにしては……??」と思っていた。
曰く「お金のことばかり」。
私たちは、時間のことを言ってるんだけどな……。彼女はよく「日本は物価が高い」とブツブツ言っていた。
曰く「セラピー(「英語のレッスン」と置き換える)でお金を稼ぐのは云々」。
最高の英語教師スティーブの後だから、彼女の教え方には不満(でも、スティーブほどの人は、ちょっといないだろうなぁ……)。「私に1時間8500円、払う人もいるのよ」と言われて、友だちとビックリしたのだった。トウキョウだから、高いんだろうけど……。
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あらま。なんだ、私、ほんとうに彼女に腹を立てたり、呆れたりしていたのね(^^;。
でも、私たちがあえて口に出さなかったまさにそのことを、投げ返してくるなんて……おもしろい。おもしろすぎる!
私の怒りは、自分自身を尊重していないことに発し(11月23日の日記を参照)、彼女の怒りは彼女自身のモンダイから発しているのだろう。怒りの下には不安・恐怖がある……。ほんとにそうなんだ。
「神との対話」の神さまがよく言う。「すべての攻撃は『助けて!』という悲鳴だよ」、と。
神さま、すごいよ! ほんとにそうなんだね。
いままでアタマでしかわかんなかったけど、かなりわかってきた……感じ! えへへ、このトラブル、いい機会でもあったのね。だからって「攻撃」されたら、まだ傷ついちゃうけど……!
2003.11.30(日)決めつけるなっ
昨日、TBSの「人間とは何だ!?」を見た。ウィリアムズ症候群の人たちが、とても温かくて涙が出ちゃった。
「Newsweekに記事が出てるよ」とダンナ。関連して「小さな心が泣いている──鬱病やADHDなど米国の子供の2割を襲う心の病」(2003.10.1号)も見せてくれた。
子どもの5人に1人が精神疾患? なんじゃ、そら!
読み進むと「行動障害」の項があり、ADHD(注意欠陥・多動性障害)は男の子が多い、と。ただし、女の子は「上の空になる場合が多いので」、症状が見つかりにくいのかも、だって。
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上の空が悪いかよっ!!
小学校2年生のとき。体育の授業。私たちは体育座りをして、先生の話を聞いていた。すると先生が私のアタマにボールをぶつけた。「ぼんやりしてる」から、と。
でも私は聞いていた。ぼんやりに見えたって、聞いてるんだっ。
久々に思い出したら、悲しくなってダンナにぶちまけた。すると彼も話してくれた。
これ以上ない、ってほど集中して、先生の話を聞いていた。彼は集中すると指先が動く。そのときも鉛筆をもてあそんでいた。先生が怒った。
後年、大岡越前の話を読んだ。大岡は人の話を聞くとき、孫の手で背中を掻いていたのだそうだ。それが越前の「集中のポーズ」。
バカな教師どもは、自分の狭い経験だけで子供を決めつける。そして怒る。
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ああ、それで決めつけられることが嫌いなんだ、ミテ。
せっかくメールをいただいたのに、「決めつけられると腹が立ちます」というにべもない返事を書いたことがある。それも1度や2度じゃない。……その節はゴメンナサイ。でも、……ダメ。苦手なの。
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ボールをぶつけた先生が、本を朗読した。読みながら、教室を歩き回る。そのちょっとまえ、「人が話しているときは、その人の目を見なさい」と母に言われた。私は困った……。歩いてる先生の目を見続けるのは難しい。でも、やらなくては。
カラダをねじ曲げることになっても、先生の目を追った
気がついた先生が怒る。「なにやってるのっ!」。私はビックリする。母の言いつけを守ろうとしたのに、どうして怒られるの? ふざけてる、と決めつけられる。
……こんなことが重なって、「私が悪い」という思いが大きくなってきたんだ。しかも自分は「正しい」ことをしているつもりのときに。混乱、困惑、驚愕、恥の意識。
私がそうしていた理由を尋ねてくれもしない。どうして悪いのか、教えてもくれない。理路整然と説明されないから、混乱のなかで「私の存在そのもの」が悪い、と思う。大きな恐怖だ、これは……。
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ひ ど い。
涙がぽたぽた落ちる。やがて怒りがたくさん出てきた。
バカ教師っ! 教育ってのは、子どもの人生を破壊することなのかっ。想像力も優しさもない。大人がこんなだから、こんな世の中になったんじゃないかっ。
それで、注意欠陥・多動性障害だぁ!? 子どもがじっとしてると思う方がおかしくないのかっ。つまんないことに集中する子どもの方が異常だっ。それでリタリン漬けかっ?
「サウスパーク」を見てみやがれっ。
まだまだ……あとからあとから涙と怒りが出てきてる。
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英語教師の件で、「私が悪い」というインナーチャイルドを探し出せたから、出てきたんだろうな。あの出来事に感謝♪
こんなに怒りと悲しみが詰まってるなんて……知らなかった(;_;)。