2004.4.26 更新

2004.4.2(金)次のお題へ

「幼い子が困っていたので、手をさしのべたら、警戒されてしまった」という投書が新聞にあった。

「霊が……」と言ってきた人も親切心だったそうなので、悲しい思いをしたんだな、と思ったら申し訳なさに圧倒されてまたどん底気分。

♪♪♪♪♪♪♪

「警戒心が強い」自分を、わるい、よわい、しょうがない、克服すべき……なんて考えていた。

でも、どうして警戒心が強い?? なにがあってそうなったんだろう。

♪♪♪♪♪♪♪

すると「わたしはヒドイ目に遭わされる」という思いこみがみつかった。だから警戒する。猜疑心がある。でも「いい人」を演じるので、警戒心と猜疑心は厳重に押し包む。エネルギーを浪費する行為だ。

♪♪♪♪♪♪♪

「ヒドイ目」というのは、「いやがってるのに、無理矢理なにかされる」「したくないのに、やらされる」ことのようだ。以前にも出てきた「怒られる」「非難される」「批判される」という中に混じっているがオオモノらしい。

食べたくないのに、食べさせられる。幼稚園や学校、会社がいやだけど、行かされる。勉強したくないけど、させられる……にはじまって、いろいろ。

♪♪♪♪♪♪♪

そうしてどうも、そういう状況を自分で招いているようにも思う。「ノー!」「イヤだ」ということを諦めてしまったから。言ってはイケナイのだと思っているから……。

で、さらに気づいたことがあるんだけど、これはまだ書けない。もうちょっと整理が必要だナー。

♪♪♪♪♪♪♪

少しは息つくヒマをちょーだいよ。こう次々に「影とご対面」なんて……(>_<)。でもこれが「光の十二日間」なんだろうね。

♪♪♪♪♪♪♪

腰痛がまたちょっと復活。折良く図書館に予約していた「腰痛は<怒り>である──痛みとココロの不思議な関係」(長谷川淳史著、春秋社)が手に入った。

この腰痛はどんな怒りなのかな〜、とココロを探ってみると……やっぱ数人に対して抱えていた。

「怒ってもいいんだ」と心底理解するまで、まだまだかかりそうだのぉ。

♪♪♪♪♪♪♪

面白いことに、抱え続けていた怒りは薄々は感じていたのだ。怒り続けながら、正面から見ないようにして、なるべくなら知らないフリしよう、みたいな。

いったん向きあうと、もやもやしたエネルギーが頭のてっぺんの方へすうっと抜けていく。するとスッキリ。

この爽快感を知っていながら、抑圧しちゃうなんて……根が深いネ(^◇^;)。

目次に戻る


2004.4.8(木)腐海

母と叔母と会う機会があった。はじめは「こんな小さいオバハンに振り回されてるなんて……私は影に怯える犬……?? いいかげん、許せないかな」と思ったんだけど、出る出る!

「スターバック(ス)なんてバカみたい! (ドトールが好きなんだけど、バカはないだろう……)」「田舎ではまだタバコ喫ってる人が多いのよ。遅れてる(本人は喫煙者)」「水のペットボトルなんか持ち歩いてる若いのがいるのね。バカじゃないの?」「ヨンさま、なんて大騒ぎして、バカみたいね」……。

こんど従妹が友だちの結婚式でタイに行くのだが、それを聞いて「変な子!」。なぬぅ?? 友だちが多くて、チャレンジャーで(あ、本人はタイトルを3つももっている格闘家。チャレンジャーってより、チャンピオン?)、とてもいいな、と思うけど……。どういう思考回路なんだっ!

うむ、すごい……すごすぎ! 腐海のごとく瘴気(こんな字だっけ?)をまき散らしている。閉口して、母の相手は叔母に任せてしまった。ああ、もうウンザリ。次の日は寝込んじゃった。

東京の毒気にもやられたのかも……。

♪♪♪♪♪♪♪

4人で歩いていると、どっかのオッサンが母にぶつかって行ってしまった。ひどい当たりようだった。転んだら、骨を折ってしまうかも……年寄りなんだから。

「なんなの!」と毒づく母。「ほんと、ひどいわね」と叔母たち。

もしかしたら、自分がどんなに怒りと恨みに凝り固まっているか、気がつくように起きたことなのかも知れない。

いや、怒りは振りまいているけれど、もともとの怒りはなんだろう? そもそもは誰になにを怒っているんだろう。それがわかるまで?

♪♪♪♪♪♪♪

食事をしながら、叔母とばかり話していた。母はもうひとりの叔母にいろいろしゃべっていて、「だれにこんなことをされて、恨んでる……」とか言っているのが聞こえた。家族の中での役割。いい子、頼りになる子。そのなかで我が儘を言っちゃいけない……と自制し、怒りが募っていったのか。

面と向かってグチにつきあうのはイヤだけど、小耳にはさむんならいいや。

♪♪♪♪♪♪♪

その夜、疲れ果てて床につくと、からっぽの頭にリアルな母の声が飛び交ってこだましていた。意味もわからず(いや、ちゃんと日本語だったのだが)、ただ音を聞いていた。

起きて思った。「きっとあの人はすごーーくひねくれちゃってるんだ」と。おお、そうだ! いろんなことが納得。

「なんでもかんでもケナス」ってことは、満足が少なくて辛い。自分がそうだからよくわかる。なんでもかんでも、「自分が正しい」と抗弁するのは、「悔しさ」が体中に満ちているからなんだろう。「そういう考えもあるのね」と思うことができない。

もう悔しさと怒りではち切れそうなんだろうなーー。はぁ……。

♪♪♪♪♪♪♪

「ありのままの自分をみる人は、落ち込みがちだ」という文章に出会った。そうそう、そうなの。「え、自分ってこんな??」って悩み苦しんでしまう。フラワーエッセンスでも、前世療法でも、瞑想でも通るかもしれない「気づきの危機」。

このごろは毎日が「気づきの危機」。うつ気味が継続中。

でもその後には光があるからね。

♪♪♪♪♪♪♪

だって、母に会うというのにクヨクヨ悩むってことがなかったもの。モノゴコロついてから、いつも先のことを心配して生きてきたのに、そういう性癖が薄れてた。うつ、気づきの危機、万歳!

目次に戻る


2004.4.9(金)ぶっちゃけ

そういえば、「あんたなんか誰も好きじゃないんだからねっ!」って言われたことがあった。それから人恐怖症、ヒトギライになったのかもね。

言った人も、人恐怖症なのかもしれない。だれかに「あんたなんか誰も好きじゃないんだからね」と言われて……。

♪♪♪♪♪♪♪

4月付でダンナの同僚が3人、アメリカから帰国した。みんな「早くアメリカに帰りたい〜」と嘆いているそうな。よくわかるぞい。

♪♪♪♪♪♪♪

するとNewsweek 2004.4.14号に「『ぶっちゃけ』文化で日本よ、グッドラック!」(p.17)という一文を見つけた。書いたのは権容ソク(こん・よんそく)さん。ソウル生まれで、日本で博士号を取った人だ。

日本ではホンネを隠して、なぁなぁで和やかなら、腹ン中がどうであろうといいのであり、「ケンカしないことが仲よし」。言わなくても、相手がくんでくれるのを待つ。

でもこれは日本人以外にはわからない。なにを考えているのか、本当はどう思っているのか。理解できなくて、ガイジンは苦労する。

権さんは日本方式に慣れてしまったが、結婚したのは韓国人。「言いたいことを口に出さないと、気が狂いそう」という女性だ。「きつい表現で傷つけても、相手を本当に好きになりたいから、ぶっちゃけ合ったほうがいいというのだ」。

戸惑った権さんだけど、さいきんはぶっちゃけがキモチイイとわかってきたんだって。

(日本は)言いたいことが言えず、我慢を日常化し、腹を割って話せる人間関係をもたない人々が集団引きこもり状態になっている感じだ。いじめ、ストーカー、幼児虐待。本音はメールでしか言えず、人とぶつかることをさけ、ことあるごとに傷ついては、心の癒やしばかり求める。

それだっ! 傷つけまいとするから、たまに傷つくと、重症になってしまう。もっと日常茶飯事だったら、「ケンカしたから絶交」なんて愚は犯さないんじゃないだろうか。もっと生き生きと深くかかわりあうことができるんじゃないだろうか。

本音を言おうとしては失敗して、落ち込んでばかりだけど、勇気が出るコラムだった!! 権さんは日本人だってキムタクの「ぶっちゃけ」好きでしょうって言う。

問題は、ぶっちゃけに憧れながら実際にはできない、そんな窮屈さを強要する見えない力が日本社会にはあるということだ。

♪♪♪♪♪♪♪

だから日本人なのに、「早くアメリカに帰りたい」って思う人がこんなに多いんだよ……。

目次に戻る


2004.4.14(水)ふにゃふにゃ

翻訳家・山川夫妻のメールマガジン「紘矢・亜希子の自由気ままに(2004年 4月12日)」(14日じゃないかな??)は、こんな言葉で始まっていた。

自分より低い人達に何かしてあげたい、という思いから出た慈善行為は、だいたいは不幸な結果に終わります。何か人にしてあげたいという私達の衝動的な感情は、大部分、他の人達の立場を自分勝手に解釈しているところから生じています。

自分よりも弱いと感じる相手と付き合うと、私達は自由、力、楽しさといった感情を味わい、それに魅惑されます。また、自分より強いと思える相手を前にして感じる恐怖や落ち込みから、立ち直ることもできるのです。(なまけものの悟り方)

「だれかの役に立ちたい」とずぅっと思ってきたけど、こういう気持ちは少なからずあるよな〜。「自分が役に立てば、存在価値があることになる」とも思っているし……。自分の「力」を誇示するため、確認するため、いい気分になるため……。うむうむ。あるある。

養成講座でトリシアも言っていたんだよね。「いい気持ち」の中毒になる可能性について。

♪♪♪♪♪♪♪

鳥取のお医者・徳永進さんの「野の花診療所まえ」(講談社)を読んでる。「でたらめまじめ」って章を読んで、ああ〜〜いまのミテはキマジメで余裕がないなぁって。葛藤だのなんだのでアップアップしてるから……。

はじめはキマジメを悪いことだと思い、ちょびっと自分を責め、ハッと気がつく。

いいんじゃん! アップアップで余裕がなくて……イライラして、当たり散らしたり落ち込んだりして!! いまはそうなんだから、それでいいんだ!!!

なんとかしてあげようとしない。いまの状態を受け入れるというか、味わうというか、いとおしむというか……。ミテにはそれが一番いいような……気がオボロゲに、かすかに。

♪♪♪♪♪♪♪

「ミテには恐怖があって、こういう行動をとっちゃう」とメールをしたら、「違うよ、それはミテさんのヤサシサだよ」と言ってくれて……ミテは……。

絶望してしまった。

きっと相手はなんとかしよう、慰めてあげようと思ったんだろうナー。悪意じゃないのはすごくわかるの。でも「わかってくれないんだ」と思い、「どうせ誰もわかってくれない」とイキナリ対象が拡大し、「生きていても……」となり、どんどんどんどん堕ちていく〜〜。

うつの人を励ますな、ってやつ??

♪♪♪♪♪♪♪

でもまたハッと気づく。会話として頓珍漢なだけで、なにも落ち込むことないじゃん……。「ミテのこと、わかってくれる」と期待していたから、裏切られた気がしてショックだったんだね。期待していなければ、別に笑ってすませること。

少し気持ちに余裕が……。

♪♪♪♪♪♪♪

ウィーン・フィルやベルリン・フィルの映像を見て、どうしてヴァイオリン弾きの左手はああも自在に動くんだろう、と不思議だった。私と違って(当たり前(^◇^;)!?)、指板(しばん)の上で踊っているよう。軽々と!!

力が入ってるように見えない。でも弦は押さえてなくちゃいけないわけで……???

♪♪♪♪♪♪♪

ここでまたハッと思う。

弦をガッチリ押さえる必要はないのかも!? 力が入ってないから、力が入ってるように見えないのでは!?

指がただ弦にさわる程度で弾いてみる。それでも力が入ってしまう。でも意外に音になってる。そりゃ、ヒドイ音だけど。キーとかヒューとか……。

音質にはかまわず、曲を弾く。むむ、運指が楽。動く。

うーむうーむ、なんか掴めそうだ。左手の無駄な動きも少なくなってる??

♪♪♪♪♪♪♪

いままで、すご〜〜〜く力が入っていたんだなぁ、と思う。

楽器に限らず、生き方もぜんぶ? とくに落ち込んでるようなときには。徳永先生の「でたらめまじめ」を参考に、でもそうなろうとせず、いまの自分のありのままを認めることにしよう。きっと徳永先生だって、いろいろ悩んで「でたらめまじめ」に到達されたんだろう。カタチだけ真似してもしょうがない。

怒ってもいい。絶交してもいい。動揺を隠しちゃってもいい。ぼやいても、憎んでもいい。へろへろでも、怠け者でもいいや。

冒頭の引用「自分より低い人達に何かしてあげたい、という思いから出た慈善行為は、だいたいは不幸な結果に終わります」は、自分が自分にすることに対しても当てはまるのかも知れない。慈善行為と限らず。

「なにかしてあげたい」「どうにかしよう」という力を抜く。ありのままを、力を抜いて見る。

しばらくはこれでいこうっと(前から言ってることにも思えるが……(^◇^;)、ちょっと深まったというか、な)。

目次に戻る


2004.4.16(金)ふよん

「ええ〜、すごい、すご〜い!!」とヴァイオリンの先生。弦を押さえる左手の力を抜く実験中とことわって、好きな曲を弾いてみた後。

「(弓をもつ)右手の力も抜けてるよ!」「え、本当??」と私。弾いてるときに、音に集中できてるなぁ、って感じていた。みごとな演奏!!

だれかヴァイオリニストが指導霊についてくれてるんじゃないかなー。もしかしてアイザック・スターン?? なんちゃって……亡くなったときそば(60Km)ぐらいにいたから、って勝手に想像したりして。

「だって、美穂さんの音じゃなかったもん!」と先生。そ、そお(^◇^;)?? 弾いたのはまぎれもなくワタクシなのに、ちとフクザツだわん。でも……おかしい!!

フシギー。「左手の力を抜いてみよう」と思っただけなのに、「うまく弾こう」っていう力みも消え、ちっとは表現できるようになり???

「うまく弾こう、っていう意思の力と、うまく弾いてるところを想像する力が同等だったら、想像力のほうが影響が大きいんだって」と先生。「うまく弾こう!」「ホームランを打とう!」「この仕事を成功させるぞ!」と意志力でごりごり努力すると、得てして失敗する、みたいなことがあるらしい。

ホントだねぇ、でも不思議だねぇ、と二人で面白がっていた。

練習の足りない曲はやっぱり全然下手くそだけど、なんだか革命的な変化。

♪♪♪♪♪♪♪

アメリカの旧住所に裁判所から、郵便があったんだって。陪審員の役が回ってきたのだ!! 無視すると罰金だそうで、転送先の人が処理してくださったのだが……(でも未だに転送されるってのもビックリ)。

市民権も永住権も社会保障番号もない私に「陪審員やって」なんて。アメリカのアバウトさって嫌いじゃないわん。

目次に戻る


2004.4.21(水)いぢわるって快感!

長いこと、「ノー!」をのみこんで生きてきた。

朝日新聞にいたころ、「同窓会」という欄を担当していた。いろんな学校の同窓会、クラス会のお知らせを載せるのだが、希望者が多いので一件あたりの字数はなるべく少なく。いろんな細かい決まりがあって、掲載希望者の要望に添えないことも。

「連絡先をふたり書いてほしいのですが」「すみません、ひとりという決まりなので……」なんてお断りする(掲載分はかならず電話で確認)。決まりからはずれて、いちいちデスクや編集長とケンカするのも面倒だし。

でもねー、それよりも「ノー」と言うのを楽しんでいたのかも知れない。自分では言えない。でも仕事なら、大手を振って言えるのだ。きもちよかったに違いない。かいかん!!

♪♪♪♪♪♪♪

ふだんから、ちゃんと「ノー」が言えてればねぇ。もっと生きやすい自分で、もっと融通が利いて生きやすい社会だったのかも。

いまだってなかなかうまく「ノー」と言えないけど、きちんと意志表示をすることって大切なんだぁ……。やみくもな「いい人」「いい子」って困りもんだ。

♪♪♪♪♪♪♪

自分の女性性にモンダイが……という気がずっとしてて、でも正面から「どんなモンダイ?」と考えてもよくわからなかった。あーでもない、こーでもない……???

すると思い出した。いつだったか「妊娠したかも?」と思ったとき、「ちくしょうっ! 負けたっ!!」と反射的に呪いのことばを吐き、「わけわかんない、なに考えてんの、わたし!?」と呆然としたのだった。

女であることは、「負け」であり、屈辱だという思いが心の底の底のほうに潜んでいるらしい。道理で、子どもをもとうなんて、毛の先ほども望んだことがないわけだ。

たしかに大問題な女性性!

目次に戻る


2004.4.22(木)悲惨だと思う

イラクのファルージャは米軍に囲まれ、外と自由に行き来ができない。米兵は「出ていかないと、殺す」と住民を脅し、住民が逃げようとすると検問所で押し戻される……。まちでは孫を連れたおばあさんが、銃撃され死んだり、大けがを負ったり……。

「停戦中」なのに。

おばあさんや子どもを撃ち殺すことが、「テロとの戦い」なのか??

友だちから下記のサイトを教えてもらって、すごいショックでした。

ファルージャの目撃者より:どうか、読んで下さい

♪♪♪♪♪♪♪

どっかのワンゲル部が遭難したときも、人質事件も、どうせマスコミやなんかが当事者を悪く言うのだろうと思い、ニュースを見るのを避けている。新聞で「ルモンド、「自己責任論」批判 人道主義の若者、誇るべきなのに」(毎日新聞4.21付)などを読んで、すこしホッとする。

イラク人と会ったこともなく、イラクに足を踏み入れたこともなく、イラクで食事をしたこともなく、イラクの空気を吸ったこともなく、イラクでトイレに行ったこともない私が、どうしてイラクで事件に遭った人たちをあれこれ言えるだろう。

批判や非難って、非生産的だな〜と身に沁みる。

いままでのわたしはとても批判的な、なんでもケナス人間だったけれども……。

批判・非難の奥には「わたしに火の粉がふりかかってきたらどうしよう」という恐れもあった。身を守るため、でもあった。「非難の矛先が自分に向いたら?」という恐れは大きく、とても苦しかった。

♪♪♪♪♪♪♪

いっぽうで、いまのわたしは「あなたにこう言われて傷つきました」なんて正直な気持ちを伝えてもいて、相手は「非難された……(;_;)」と感じてしまうかも知れない。

非難じゃないよ、怒ってるんじゃないよ、ってわかるように伝えられたらいいのだけど。ちっとは怒りが残ってたりして(^◇^;)。それを感じ取られちゃったりして。

♪♪♪♪♪♪♪

ファルージャで親を殺された子どもはどうなっていくのだろう。目の前で愛する人が殺されるのをみた人はどうなっていくのだろう。死んでいく人に、なにもできなかった人はどうなっていくのだろう。

恐怖の中に身を置いて、だれかれ構わず殺してしまった兵士はどうなっていくのだろう。帰国してアルコールやドラッグにおぼれるかも知れない。妻を殺すかも知れない。なにも語らず、狂うかも知れない。家族も家も職も失って路上で死んでいくかも知れない。

無数の人から憎まれるブッシュやドナルドはどうなっていくのだろう。こころ安らかな人生とはほど遠いだろうに。スターリンやヒトラーのように、恐怖に怯えて暮らすのか。

それぞれの人生はそれぞれのもの。自分の重荷は自分が降ろすしかない。他人はどうこうできない。余計なお世話だ。

……だけど、考えると泣けてくる。

目次に戻る


2004.4.23(金)ボヘミアン〜♪

「どんな絵本が好きだった?」と、子育て中の友だちに聞かれた。

「いるいるおばけがすんでいる」とか……あれ? これは母のお気に入りかもね。自分のお気に入りは思い出せず、でも「うさこちゃん」(いまはミッフィーというのか?)のことを思い出した。

落書きして、怒られたんだよねー。うさこちゃんをもっとかわいくしようと思って、目を大きくしてみたり……でも母にはとんでもないことだったらしい。

♪♪♪♪♪♪♪

そうそう、そういえば、中一の時、初めてラジカセを買ってもらったのだった。カーペンターズの「イエスタデイ・ワンスモア」をテープに録音してもらって、片方のトラックに自分の声を吹き込んだ。カレンとわたしの二重唱♪

悦に入っていたら、弟に怒られたんだよねー。とんでもないことだったらしい。

♪♪♪♪♪♪♪

「美穂ちゃん、クリエイティブだったんだね」と友だち。「いいことじゃん」。

母と弟もそう思ってくれていたら、いまごろボヘミアン〜! げいじつか〜!

創造力ゆたかだった幼い私といまの私の目があって、にっこり。えへ。ありがとう。

♪♪♪♪♪♪♪

学生時代から知り合いのあの人、私を嫌いだろうな……と思っていたら、閃いたんだよねー。

好き嫌いは価値観から出てくるモノ。価値観は生まれてからその人が生きてきた毎日のなかで培われる。今生だけとは限らない。いろんな過去生の影響もあるだろう。

そうやって築き上げられた貴重な、大切な、ほかにはない、ただ一つだけの価値観。それで私を嫌いなのなら、その価値観を尊重しよう!! なんて尊い気持ちだろう! それが「嫌い」であったとしても……。

♪♪♪♪♪♪♪

ワタシ、どうしちゃったのぉ?? すげー、エライじゃん……とも思いながら、もっともな道理だ、と感動もして。

♪♪♪♪♪♪♪

人質に自己責任とか言ってるのは、主に政府なんだね。新聞によると……。それでいいのか、って書いてあったけど、それでいいのかも。

政府の姿勢ってのが、よくわかったもの。それでいいんじゃないかな。

国民のいのちや暮らしをあんまり重視してないんだね〜。沖縄守備隊のころから、あんまり変わってナイ〜。格別のご高配を賜ってるとは思えないし、相変わらず「在日○○人」だし……。日本で生まれたら、○×系日本人でいいじゃんね。

そのうち政府って、「一億玉砕」「鬼畜なんとか」なんて言い出しそう。

目次に戻る


2004.4.26(月)なまいき!?

「美穂さん、ビブラートできるの!?」と、ヴァイオリンの先生。「全然教わってないのかと思ってた!」

前の先生のときに教わって……モゴモゴ
「なんで今までしなかったの!?」
「『ビブラートかけるなんて、ナマイキだっ』って怒られるかと思って……」
「やだぁ! 怒らないよぉ!! どんどんかけようよ!」。

家ではひそかにビブラートの真似ごとをしていたのだが、怖かったので先生にはひた隠し。レッスンで思わずちょびっと披露したら、思いがけず奨励された。

♪♪♪♪♪♪♪

そっかぁ……怒らないんだ!! そうなんだ!?

ほんとにいろんなことにビクビクしながら生きてるんだわぁ。しまりすくんみたい。ちょっぴり可笑しくなってしまった。

♪♪♪♪♪♪♪

ある時点まで両親をハンパじゃなく理想化していた。両親が完璧な人間ではないとわかったときのショック!! 価値観の崩壊。

「完璧な人なんか、いないんだ」と頭でわかったものの、心の奥底には「でも、この人は、あの人はカンペキだ」という思いが、いつまでもこびりついていたらしい。

つい先だって、「完璧な人なんかいないんだ! それでいいんだ」と心の底から思いが湧いてきた。やっと「自分のモノ」になったような感じ。

♪♪♪♪♪♪♪

それは、たとえばおぼえたての知識。考えないと、なんだったかわからない。新しい英単語、とか、学術用語とか、数式とか。でも何度も繰り返し読んだり考えたり聞いたりしてるうちに、考えなくても意味が分かるようになってくる。もう身のうち。手の内に入ってる。

いま「English ってどんな意味だっけ? どんな綴りだっけ?」なんて考えないものね。中学一年生のときと違って。

そんな感じ。自分のモノにするために、アファーメーションがあったりするのかな。

♪♪♪♪♪♪♪

「世の中の暗い面に焦点を当てないように」ってメッセージが立て続けにやってくる。いい面をみろというコトかな。

焦点を当て続けてると、それが現実化していく。そんな気もする。そういうコトかな。

楽器、弾いてるとき。「あ、音はずした」「符点、わすれた」「音がかすれた」「指間違えた」とマイナスばかり気にしてると、全然弾けなくなっていく。そゆコトかな。

次に進む 目次に戻る

inserted by FC2 system