2004.8.6(金)相互作用
ヴァイオリンの発表会が迫ってきて、伴奏合わせやみんなで弾く合奏の練習が始まった。ふだんはひとりで弾いているから、勝手が違って、緊張する。
けれど、嫌いじゃないわぁ。
どんなにヘロヘロにくたびれていても、練習が足りなくてヘロヘロでも、ひとと合わせていると元気になる。不思議だなぁ。
ダンナに言ったら、「それが音楽というものだ」。納得!
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以前、メール相談でやりとりをしていた人が久々にメールを下さった。
「メールが来なくてひがんでたんですよぉ」なんて言ってみる。
「もう相談しなくても大丈夫かな?」と悩んでいるうちに時間が経つこともあるらしい。そうして間が開くと「いまさらお礼を言っても……」と敷居が高くなったり、「もう覚えていてくれないかも」と気後れしたり、なんだって。
そう言われれば、そんな気もする。きっと私もそう思うだろうなぁ。
そっかー。
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わたしが考えていたことは「連絡が途絶えたと言うことは、相手を傷つけてしまったんだ」「怒ったり、落ち込んだりして、返事がないんだなあ」「いっしょに悩んだつもりでも、それが役だったかどうかわからない……不安だ」「どうせ人は失礼なものなんだ」「もうメールのやりとりなんか、やめてしまおうか」だった。
私って、どこまでも被害妄想的なんだわぁ、と再確認。
そうじゃない、と教えてくださってありがとう。認知療法だね。
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そしてまた、私がそう思っているからこそ、相手もメールを出しづらいんだろうな。人と人は相互作用なんだもんね。
いまは「被害妄想くん」を認めてあげよう。それも私なんだもんね。
2004.8.13(金)効いたり効かなかったり
7月の末から風邪っぽかった。風邪ひくと、いつも咳がひどくなる。ゲホゲホしていたら、「そういうの気管支炎だったりするんだよ」と言われ、5年ぶり、いやそれ以上ぶりに病院に行ってみた。
気管支炎で、肺炎だった。
熱もないし、白血球も増えてないけど、そういうのもあるんだねぇ。
死んじゃうのかと思ったが、薬が出て無罪放免。まぁ、軽症だから。家でおとなしくしてる。
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薬が効いて、咳が収まった。おまけによく眠れるようになったし……って、やっぱり暑くて寝苦しかったのね。
でも息苦しさに出た喘息の薬はあんまり効かない。薬がぜんぶ効くってワケじゃナイのねー。人体は一筋縄ではいかないようだ。
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こうやって弱ってるときに限って、母から電話。
病気だというと「やぁねぇ」と言われるので、割引して言う。「風邪ひいてて……」。肺炎だなんて、口が裂けても言えないなぁ。
まるで「抱っこ法」が必要な子どもみたい。我慢してつっぱって、親が心配しそうなことはぜんぶ隠す。
ふりかえれば、池に落ちたことも、注射でアレルギーが出たことも(これは最近思い出した。すっかり忘れてたなぁ。これじゃ、なんの注射だったかもわからん)、離婚の詳細も。
親にだけは相談できない。親との間には厚くて高い壁がある。それだけじゃなく、ほかの人にも壁をつくっちゃうんだな。
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「我慢しちゃう子ども」はよかれと思って、親につっぱる。でも、意味不明な態度をとるので、親は困惑。大迷惑。
「自分さえ我慢すれば、まるく収まる」ってのは子どもの浅知恵なのかなぁ。我慢してどっかをひっこめれば、別のところが出っ張ってくる。でも、その出っ張りには気がつかない。
人間ってそういう風にできてるみたいだな。
2004.8.26(木)旅立ち
24日にエリザベス・キューブラー・ロス博士がアリゾナ州スコッツデールで亡くなったそうだ。ご家族や友人に囲まれて……。
いかがですか? そちらは?
ご冥福を祈るまでもなく、とても喜んでいらっしゃるような気がする。こちらまで元気をいただけるような色彩と華やかさ。
御ミサは9月4日。その日は祖母の13回忌。キャァ、縁があるんだわ、と(カンケーないのに)喜んだりして。
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肺炎は死因の第4位なのだそうだ。それで「怖い病気」と思っていたんだナー。でも若くて軽症なら、投薬で改善する。今回は片肺だけで、範囲も狭かった。発熱もなかったので、脱水症状もない。よかったよかった。
「立派な病名」がついて、なんとなく得意だったり……。変なの(^^;。
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で、肺炎はおそらくすぐに治まったのだが、咳や息苦しさが続く。すると「喘息などアレルギーがもともとあって、風邪で悪化し、両者が相まって長引くのかも」という診断。
「日本が窮屈だから」息苦しいのかと思っていたが、自分が思う以上に深刻な閉塞感があって、からだがそれを表現してる!?
「喘息?? やっぱり!?」という思い。
風邪ひくたびに1カ月も2カ月もひきずって、寝たり起きたり、気分も低調。そういうことだったのかー。納得納得。だってネットで調べると「風邪は2,3日で治る」なんて書いてあって、その短さにビックリ。ホントか? ホントに皆さん、2,3日で治る??
先生のおっしゃるには「最近、咳の患者さんが増えていて、従来とは違い『喘鳴のない(ぜいぜいいわない)喘息』が見られるようになってきた。これは医師でも知らない人がいるし、日本での研究は遅れてる」とのこと。例によって、アメリカの方が研究が進んでいるらしい。
勉強熱心なお医者さんに当たって、よかった。
最近、タバコに超過敏なのも喘息なりアレルギーなりが関係してるのかナー。
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21日にはよれよれながら、発表会も無事終了。どうしてステージの上では足がガクガクするんだろう。
でもカラオケでも、講義でも、小唄でも、ラジオでもテレビ撮影でもあがりまくりだったもの。声なんか、ひっくり返ったりして。しょうがないよね。
終わってホッとした! 発表会を境に外出ぐらいはできるようになってきたし、食欲も回復。薬なしでもなんとかすごせる。
一番いいのは「怠けてるんじゃない!」と思えることかな? やっぱりココロのどっかでそうやって自分を責めていたんだナー。ははは。