2005.1.25 更新

2005.1.2(日)いい初夢見たよ

ダンナの風邪をもらってお医者に行って2日後くらいたった夜。普通に晩ご飯を食べて、もう寝ようかというころ、彼は猛烈な下痢に襲われた。一晩中、トイレに出入りしている気配を感じた。

朝、ダンナはヨレヨレ。つきそって、ふたりでお医者に行く。感染性胃腸炎とかで、点滴を受ける。

一日半、会社をお休み。

発症する丸一日前に、彼は子どもを含むちょっとした集まりに出た。そこにいた少なくとも4人の大人が「倒れた」ことが判明。そこで感染したのかな? すごい感染力だー。秋から冬に流行るものらしい。その代わり(?)、今年はまだインフルエンザはダイジョブだそうな。

♪♪♪♪♪♪♪

ふたりで病院に行った2日後。咳の薬をもらいに、ひとりでお医者に。

その夜、晩ご飯を食べた後、なんだか胃がもたれる。苦しい上に、偏頭痛のときのような眼窩痛が。早めに床に入る。

「眠れば治る」と思ったのに、辛くなるばかり。痛みに手を当てると、返って痛みが増す。ひーーーー、ヒーリングがきかないーーーー。

気持ち悪い〜。でも寒いトイレに行くのはいやーーー。でも、そうは言っていられない〜。いやぁ、吐けばカラダはぽかぽかしてくるんだけど、ね。

一晩中、眠れず吐いて、またも次の日ふたりでお医者へ。

♪♪♪♪♪♪♪

「あれぇ、昨日の薬、効かなかった?」と驚くドクターに「ち、ちがうんです」と説明する。ダンナからもらったのか、感染性胃腸炎。点滴して、薬もらって、「午後3時すぎたら、食べていいから。うどんかお粥を食べてね」と送り出される。

♪♪♪♪♪♪♪

すっかりホームドクターって感じ。ここ10年くらいはあんまりお医者にかかっていなかったので、去年はなんとも……はや。

でもなんというか、「医者にはかからないぞ」「薬なんか飲まないぞ」みたいな変な突っ張りが消えた。そうやって突っ張ってると、次の瞬間にはタガが外れて、妙に依存的になってしまったりする。……振り子が大きく大きく振れる。

こだわりや突っ張り、無理、ガマンが振れ幅を大きくする。そして苦を生む。

……ような気がする。

♪♪♪♪♪♪♪

それにしても、あの痛みや吐き気や咳に薬が効いて楽になる。なんてありがたい。津波、地震、水害、暴風雨などなどで被災して怪我や病気になった人……その手元にこうした医薬品が届くといいな。

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体調は悪いのに、今回は気分は普通。

「落ち込みも豊かなものだ」とある人からメールをいただいて、いたく感服したからでもあるのかも。

波があって当たり前。

体調が悪くても、別に急いで回復しなくちゃとも思わない。「なにか意味があるのか」なんて必死に考えることもない。無気力ならのべーーーっとしてるだけだし、動作がゆっくりになってしまってもそれでいいし。食べられるものを食べられるだけ食べればいいし。できることだけ、すればいい。

……なんて気楽!

♪♪♪♪♪♪♪

でもねー、風邪にしろ胃腸炎にしろ、治るまでダンナより時間がかかってちょっと残念! むむ、若さにはかなわないのか〜。……なんてつい較べたりして(うちは姉さんニョウボ)。

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較べ癖はなかなか抜けない。

でも思ったんだ。

人には何億、何兆、何京という面がある。そのなかの一つとか二つを較べて、「勝った」「負けた」「優った」「劣った」と心乱すことにどんな意味があるんだろう。丸ごとの存在を較べることなんか、到底できないのに。

「あんたの鼻毛より、あたしの鼻毛の方が1ミリ長いのよっ! ほーーーほっほ!」と高笑いしてるような滑稽さなのかもねーーー。

あほらし。

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2005.1.7(金)ながれのまま

暮れまで元気だった日日草もプチトマトも、さすがに寒さでさようなら。間違えて葉をつけていたデイゴも丸裸になり、茂っていたフキも葉が縮れてきた。でもなんかフキノトウらしきものが見えて……さぁ、寒いぞ、どうする? フキノトウ?

♪♪♪♪♪♪♪

玄関にカタツムリがくっついている。もうひと月もふた月も同じ場所にいる。

あたたかかったある日、目を覚まして動いていた。「あれ、おっきしたのぉ?」と声をかける。やりをふりふり、めんたまふりふり。

でもしばらくすると、おんなじ場所でまた眠ってしまった。

♪♪♪♪♪♪♪

感染性胃腸炎。ダンナの下痢も、ミテの嘔吐も一晩で治まったが、消化管の調子が整うにはすこし時間が必要だった。

食欲がもどったと思ってガツガツ食べたら、あとで苦しくなっちゃった。

でも量、食べられないのでやせるという特典付き。いや、これで減ったって、すぐに戻るとはわかってるけど♪

♪♪♪♪♪♪♪

というわけで年末年始、実家にも戻らなかったが、「よく風邪ひくわねぇ」と母。そう言われるとムッとするわたし。

「病気=悪」って図式が心の中にあるんだなぁ、と再認識。

だから「元気です」と言っちゃうし、書いちゃうし。
具合が悪いところが検査とかで見つかると、ショック受けちゃうし。
「はやくよくなって下さい」と言われると、見下されたように感じて立腹するし(これはだいぶ減ってきたが)。

「ビョウキはなにかの罰」みたいな思いこみもある。

コレステロールが高い、と聞いて、「悪い食物を好む悪い人間」「運動をしない悪い人間」→「その罰としてビョーキに!」とかね。実際には食事療法、運動では改善しきれないタイプの高脂血症なのだが……。

そういえば「ほとんどビョーキ」「あいつビョーキ」なんてのも、嘲り言葉だものね。

♪♪♪♪♪♪♪

理性では性善説をとっているつもりでも、どうも「みんな悪だ」「悪を罰するのだ!」「バカは悪だ」「腹が立つ」などなど……って思いが根強いんだな。

悪などない。わたしが「悪だ」と思っているだけだ。それがつまり悪を創り出している!

もう征伐など必要ないんだよ……それが目標だね。

♪♪♪♪♪♪♪

「だれの心の中にもヒトラーはいる」。

エリザベス・キューブラー・ロス博士がマイダネクで聞き、衝撃を受けた言葉。

いろんな犯罪を見聞きするいま、心にしっかり刻もう。子どもを殺した犯人とおなじものがわたしの心の中にある。戦争を推進する大統領とおなじものがわたしの心の中にある。言い逃ればかりする首相とおなじものがわたしの心の中にある。ジコセキニンとか叫んで、無責任に人を非難する人とおなじものがわたしの心の中にある。卑劣で心の曲がったスターリンとおなじものがわたしの心の中にある。

理解し、受け入れ、許し、愛す。……そして、それは消えていく。

♪♪♪♪♪♪♪

この逆をやってしまったとき、「あ! やっちゃった」と気づく勇気を!

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2005.1.12(水)ノロウィルスさま

感染性胃腸炎とノロウィルスが急に有名に。しかも我が町・広島県福山市のニュースが発端なんて……。うーむ。

2週間くらいたって、やっと胃腸の調子も整ってきた感じ。

毎年、流行してるし、死ぬことはほとんどないみたいだけど、「苦しかった」とダンナ。ミテも同感。施設にいるお年寄りなら苦しくてもガマンして、大変なことになってしまうかも。それにしても、あの苦しみは、難儀なことだ。

♪♪♪♪♪♪♪

でも食べられなかったおかげで体重が減り、そのせいかコレステロール値も正常に。クスリのお陰なんだけど、ノロウィルスのおかげも大きいよな〜。

お医者さんも「こんなに下がるとは……」と驚いていたよん。……てことは今後、また上がるかもってことだけど。

まぁ、いまんとこ、ノロウィルスさまさま!

そういえば、いつもは長引く咳もとまった。昨日からちょっと復活だけど。

♪♪♪♪♪♪♪

ある将棋の対局中に新米カメラマンが入ってきたそうだ。がちがちに緊張して、遠慮がちに写真を撮っていた。

それを見たベテラン棋士が「君がそんなに緊張してると、緊張が対局者にうつっちゃう。朝、挨拶をすませているんだし、堂々と撮ればいいんだよ」とアドヴァイス。

そうだよなぁ。わかっちゃうっていうか、うつっちゃう。そうなんだよ〜。

矢内理恵子ちゃんがまだテレビに慣れてないころは、番組を見ていてもこっちが恥ずかしくなっちゃっていたもんね。彼女の恥ずかしさがうつっちゃった、ていうか。

♪♪♪♪♪♪♪

たとえばわたしが「太っていて恥ずかしい」と思っていると、会う人会う人「この人、太ってる……」って意識しちゃう。たとえそれが、わたしの意識の深いところにあって、自覚していなくても……。

するとイジワルな人は「おまえ、太ってるなぁ」と言ってしまうんだろう。それでまた傷ついて、ますます「太っていて恥ずかしい……」と思い、また誰かにそれを言わせてしまい……。

人間が相互作用するからこその悪循環。人間ってすごいなぁ。

♪♪♪♪♪♪♪

循環を逆転させればいいだけだ。楽になる。だけど、なにが逆転させる?

それさえわかれば、いいんだよね。いや、自分のどんな思いが現状を創りあげているか、わかれば、いいんだよね。

だれかとのいい関係もイヤな関係も、相手とわたしと二人で創りあげているもの。

♪♪♪♪♪♪♪

わかっちゃいるけど……なんだよなー。はぁ。

ま、いいか。

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2005.1.19(水)沈滞と飛躍

「なんで勝ち負けが犬なんだ」という趣旨の万能川柳(毎日新聞)があった。負け犬。

じゃあ、勝ちはなんだろうとダンナに問うた。

「勝ち栗」。ふむふむ。「とんかつ」。なるほど!

勝ったら、豚や! おいしそう。

♪♪♪♪♪♪♪

NHK大河ドラマ「太平記」が始まった。足利と新田の子どもたちがかち合って諍いとなる。大人が駆けつけて、新田は去る。去り際、

「新田と足利は源氏ぞ。北条は平氏。平家の犬になるなよ」と言い捨てる。

おいおい! たったいま源氏同士でもめてたんじゃん! ふだん争ってる間柄がどう相和すというんだ。家柄だ血統だというなら、源氏も平氏ももとは天皇家。おなじ血筋。犬も豚も敵も味方も……ないだろう。

なんだって争うかな。なんだって一族だのと言うかな。

でも人間てこんなもん。

どうやって自分の中の矛盾にきがつくか、認めるか。許すか、なんだろうなー。

♪♪♪♪♪♪♪

同じ場面も以前なら「相争う足利と新田も、イザとなると結束するわけだ。頼もしい」ぐらいに思っただろう。「おかしかないか?」なんて、思いもしなかった。

インナーチャイルド・ワークを重ねるうちに、ずいぶんいろんなものが見えるようになったんだな。ぶらぼーー! べらぼー!

♪♪♪♪♪♪♪

年末来、葛藤してることがあって、得るところも大きかったけどちょっと疲弊。

でも「こんな短期間で、そこまで掘り下げたのはスゴイ」と、思いがけず友だちが(内容については後日)。

すごくうれしかったなーー。ありがとう。

葛藤に伴う体調悪化。やっぱ同調してるね、こころとからだ。

そしてそこから得られる果実の大きさ、豊かさ、かぐわしさ(まだ解決したわけではないが)。

からだの不調も、気分の沈滞も、大切な揺り籠なんだわねぇ。繭になって一見活動を停止した後、蝶が羽化する。ステキ♪

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2005.1.25(火)分離の時代

ジェシー・ノーマンと香取慎吾って、そっくりだと思う。

♪♪♪♪♪♪♪

見知らぬ人に対して、というかほとんどの人に対して、悪く悪く考えてしまう傾向があって、いったいなぜなんだ、そんな人間でいたくない、困ったと思い続けてきた。

アタマでは性善説をとりながら、キモチは性悪説なのか、と愕然としていた。

♪♪♪♪♪♪♪

ことあるごとに変人扱いされ、いつも疎外感を感じていたことを思い出した。変人でいいんだ、独自性を創り出すために生きているんだ、と思えたのはここ1,2年のこと。

ひとに溶け込めない。話題が合わない。いつもつるんでお昼を食べている女の子なんてクソ食らえ! ばかやろう、あんたたちとは違うのよっ……ってずぅっと思っていたんだった。親にだって「変な子」って言われていたんだものね。

なんとなく毛色の違った、「そーゆー集団」からはずれている人に好感を抱いた。

それ以外の人はわたしを虐める。つまはじきする。仲間はずれする。

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その昔にはわたしを魔女だと言って火あぶりにした。切支丹だからと斬首された。

「ひとは敵である」。

……だから、いまでも悪くとってしまうのかぁ。納得。

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世の中にはいろんな考え方がある。ひとはひと。それでいい。

……とアタマでは納得しているのに、自分と考えの違う人を憎んでしまう。なんでなんだ、こんなじゃ困る……と思ってきた。

ああ、でも考え方が違うという理由で、殺し殺される歴史が長いことあったんだった。いまだって、ないとは言えない。

魔女だからと火あぶりにされ、切支丹だからと斬首された。

その苦しみをまだ充分に癒していないんだな。長い長い歴史のなかでこびりついた思い。容易にこそげ落とすことなどできない苦しみ悲しみ恨み。

そうだ、確かにある。わたしだけじゃない。多くの人の心に顕在し潜在している。

♪♪♪♪♪♪♪

仲間は大事だけど、それ以外を排除する。家族や身内は特別。社内の人と社外の人は決定的に区別する。身内意識、愛校心、愛社精神、郷土愛、愛国心……。それ自体はよいように見えるけど、裏には決定的な排他意識がある。

仲間以外は敵だ!! よそ者は追い払え! 気を許すな! 渡る世間は鬼ばかり!

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これこそが「分離の時代」なんだな〜〜。わたしと人はベツモノで、わたしと神はベツモノで、すべてが分離している。

すべてが敵。油断するな!

なるほど……。なんかやだな。辛いな。暗いっていうか、悲しいな。

これが分離か。分離のもたらすものか。これを味わうために、いま生きてるんだったな。分離に飽き飽きして、合一がいいや、そっちを目指そうと決める、そんな時代を選んで生まれてきたんだったな。

♪♪♪♪♪♪♪

悪いものとして扱うのではなく、否定したり、修正しようとするのではなく、ただ「そうだ、これだ」と認めようと思う。悲しかったね、悔しかったねと共感しよう。いまじゃなければ、こんどまたいつ分離を味わえるかわからない。

♪♪♪♪♪♪♪

そうよ、やっぱりヒトギライ、なんだよね。なんか人が怖いんだよね。ごく少数を除いて、母をはじめひとは私を傷つけるもの。害をなすもの。そう思ってるんだよね。心の奥底にコア・ビリーフ(確信)としてそれがある。そしてコア・ビリーフが実を結び、わたしの現実はそうなってきた。で、それが悲しかったり苦しかったり。辛さを生んでる。

うんうん。いいよ、そうだよね。わかってきたね。それでいい。

いやだったら、別の現実を創ればいいだけの話だから、ね。

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