2005.10.27 更新

2005.10.3(月)絶不調

暗点閃光。

十数年ぶりに視野に不吉なボヨボヨが。「ウソ!?」と思っているうちに、いつもどおりそれは広がり、ものが見えにくくなる。

偏頭痛が始まったら、食べたものは全部吐いてしまうし、一日か二日寝込んでしまうかもしれないから、とダンナに告げ、寝床の準備をして待った。

最後の発作は、そんなに酷くなかったと思い出す。

そして光る点は、楕円というか卵形に広がり、キラキラボヨボヨと円の中では光が動き、フッと消えた。さぁ、いよいよ痛みが……??

今回、痛みや吐き気は起きずにすんだ。ほっ。代わりに熱とだるさが襲ってきたけど、これくらいなら……ガマンできる。そして全身がすごく緊張してるのがわかった。

そうなんだな〜。

偏頭痛のとき、眼窩(痛み)と胃腸(嘔吐)だけに異変が起きているのではなくて、からだ全体がいつもとは違う状態になっているんだろうな。

♪♪♪♪♪♪♪

こんどは腰痛……このごろおとなしかったのになぁ。偏頭痛から続く不調なのかしら。

原因は怒りなのかな〜? なんだろうね〜。

でもこういうのは考えてわかるもんじゃないから。待ってれば、そのうちわかるだろう。

いままでこのクラスの腰痛は、大学で学生実習を担当したとき、アフリカ旅行へ行く前、渡米前……。なにか大きな不安を感じていたとき??

そうともいえるなぁ。あ、でもそのあとは毎回、大きな変化があったんだった。変化の予兆? そういうことにしとこう。いまんところは……。イテテ……。

体調不良でも、気持ちはわりと元気。珍しいな〜♪

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2005.10.7(金)変化の時代

いまとても激しく変化している時期で、カラダもキツイって話だ。腰痛もそれ?

昨日はなんにちかぶりに外に出て、30分くらい歩けた。今日は電車で出かけ、免許更新してきた。薄紙をはがすように回復中。

♪♪♪♪♪♪♪

腰痛が激痛になった初日、訃報が飛び込んできた。朝日新聞でお世話になったデスクにして飲み仲間。お通夜に行けば、本人にお別れを言えるし、懐かしい顔にたくさん出会うだろう。でも、とても無理。

「行けない」ことで、あの時代を手放したような、ひと区切りついたような、そんな気がした。

♪♪♪♪♪♪♪

激痛になる前に図書館で「フィールド──響き合う生命・意識・宇宙」(リン・マクタガート著)を借りた。帝京時代の同僚(先輩)の翻訳だ。いままでの体験や本で読んだこと……それぞれが関連をもちながらもバラバラだったのに、収まるべきところに収まって、きれいにまとまったように見えた。

動けないから出かけられないし、庭もできないし、わりと短期間で読み終えた。腰痛が読みなさいと促してくれたかのようだ。

♪♪♪♪♪♪♪

うんと昔、どこかで「腰痛を軽く考えてはイケナイ。骨折した、くらいに思え」と言われた。ジタバタせず、おとなしくしてた。からだの求めに応じて、むさぼるように眠った。

痛いおかげで、痛くないのが素晴らしいと思えた。感謝。痛いのってホントに大変。

歩いて移動できたり、支障なくしゃがめたりってすごいなー。

♪♪♪♪♪♪♪

まわりにお葬式、引越、出産、結婚……が多い。天災に巻き込まれた友人もいるし……。政治や社会をみていても、テレビ番組を見ても、やっぱ変化してるわ〜と思う。

摩擦や抵抗も大きいが、変化はとまらないだろう。

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2005.10.9(日)苦しむ意味

叔母(母の妹)と話をしていて、母の物言いがキツイという意見で一致した。

道をふさいでいる人がいるとする。「通していただける?」でよいところを、邪険に「邪魔よっ!」だもん。

「私、言ったの。相手を見ないと、いつか刺されるわよって」と叔母。

♪♪♪♪♪♪♪

そうだなぁ……人によっては逆上して「コロス!」と思うようなことを、何十年も言われ続けてきたのかもしれない。でも傷つかないフリをして、平気なフリをして……。当然わきあがる驚きや怒りを全部隠して抑圧した……抑圧は傷を生む。

もっと早く「傷ついたワタシ」に気がついて、手当てしてあげればよかったんだな〜。今からだって全然遅くはないけれど。

自分の傷を見ないで誤魔化し続けていれば、他人にもそういう態度をとってしまう。

「テメーラ、甘えるなっ! 人生、苦しんでナンボなんじゃ〜っ!」「ふん、自業自得よ。あんな人、苦しんで当然よ」「どうせ、あの人にも悪いところがあるんじゃないのぉ〜?」、ってね。

自分の真実を認めるときにも苦しみはある。それは仕方ない。忌み嫌っていただれかの中に、自分の姿を見つけたとき……受け入れるまで、何ヶ月も打ちのめされたりするもんね。

踏みつけにされても、ガマンして無理する苦しさは……必要ないのだと思う。こういうガマンと苦しさは怒りを生み、絶望、憎悪、恨み、呪詛……に変質・腐敗していっちゃうもんね。

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2005.10.14(金)ゼロポイント・フィールドだから

複数の大河ドラマを同時に見てると、だんだん人がこんがらがって「あれ、幸村と角兵衛が同じ毛利家の重臣?? 兄弟だし、やっぱ縁があるのねー」となってしまう。

で、平清盛夫妻が、昨日はテレビ朝日で熟年離婚するかもしれない夫婦に。清盛も専横そうな男性で、熟年離婚のダンナさんもそうで、生まれ変わっても似たような人なのね〜。

停年した日に奥さんから離婚を切り出される。ダンナさんには寝耳に水。

「感謝されるもんだとばかり思っていた」ダンナさんは、奥さんが自分のせいで苦しんでいるとはつゆほども思わなかった。だけど、子どもたちにとっても、煙たい存在だったし、知らぬはなんとかばかりなり。

♪♪♪♪♪♪♪

この前、叔母と話したときにもおんなじような話になった。叔母も叔父になんだか遠慮して、言いたいことを飲み込んできた。いまやっと、少しずつ主張するように努力してるって。

仲の良い夫婦だと思っていたけれど、叔父に腹を立てることもしょっちゅうと聞き、ちょっと嬉しくなったかな。

母も父に対してそうだった。そしてワタシは母に対して、同じように全部飲み込むような生き方をしてきてしまった。

ダンナに対しても、友だちにも、お医者さんにも、買い物するときにも、「言っちゃイケナイ」ってブレーキをかけることが多いと、最近やっと気づき始めた。

♪♪♪♪♪♪♪

呼吸器系の故障が出るのも、当然だわね。

言えないことが溜まると腹ふくるる、というような諺があるけれど、「それは本当」となんかの本に書いてあった。ウェストが太いのは、それか!?

♪♪♪♪♪♪♪

人と人がついつい上下に並んでしまう。優劣をつける。食うか食われるかになっちゃう。

お互いに尊重できれば、世の中変わる。

まず自分の劣等感・優越感を見つめることだな。劣等感が強いと、優越感も強くなる。そして優越感にひたると、なぜか下劣なふるまいをしてしまう。

自分を人として尊重できないと、ほかの誰も尊重できなくなる。

不思議なようだけど、「ひとも自分も一体」だから、そうなってしまうんだなぁ。オボロゲにわかってきたような……???

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2005.10.15(土)冒険

だいぶ前だった。「キミはすごく慎重で、冒険しないよね」と言われる夢を見た。言ったのは七人のこびととかそんなだった。

たしかにそうだ。

この前、運転しようって気になったのは、その夢を見たおかげだろうか?

やっぱはじめは道路の右側を走って、ダンナに「左!」と注意されてしまった。でもウィンカーとワイパーを間違えたのは一度だけ。

たいしたもんだ。

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2005.10.19(水)内部世界の成り立ち

友だちにある催しを紹介した。数日して、「ごめんね」と返事が来た。興味はあるけど、ちょっと……と。

そんなに謝らなくても、と思いつつ、心の底には「断られちゃったよ」という気持ちがあった。

「情報を提供されたら、受け取るべきだ」という思いが、友だちにも私にもあるんだろう。

ふたりが「似たもの同士(?)」だから? それとも我が文化に根付いて蔓延してる考え方なのか?

検討して決める自由、紹介したいから紹介する自由……でいいのにね。

♪♪♪♪♪♪♪

だれかが「ミテクルさんて×○ですね」と言ったら、「わたしは×○なのか!」と真に受けて悩んだり怒ったりしてしまう。

そうじゃなくて、発言者が×○だと思っただけ

そういうことがだんだんと見えてきた。

親の言ったことをほとんど全部真に受けて来たわけだけど、あれは単に彼らがそう思っただけのはなし。未熟で不完全な(わが親のみならず、人間みぃんなそうだ)人間の価値観や感情の発露だっただけ。しかも発言内容だって、変転もしてきたことだろう。

ただ子どもの立場からは、親が間違ったりその場しのぎを言ったりしてるなんて見抜けるはずもなかった。

なんだ。そんなことか。気がついて良かったなぁ〜。

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2005.10.20(木)巡りめぐって

母と買い物などに行き、母が「お店の人に聞いてみようか」というと、たいてい全力で「やめて」と懇願していたような気がする。なんだか、とても恥ずかしかったのだ。

でも、なんで??

質問する、要望する、要求すると相手が怒ったりして、自分は恥ずかしい目に遭う……辱めを受ける……みたいな「思いこみ」があったのかもしれない。

それは多分、母にとって子どもがなんか言うことは不愉快で、不機嫌になる……それを私が恐れていた、ということなのかな……。

それでは物言えぬわけだ。

で、いまの私は、そういえば要望にこたえるのが苦手だったりする。相手のことを、生意気な、なんて思っちゃうんだよねぇ。因果は巡るのぉ……。

♪♪♪♪♪♪♪

旅の空で眠れぬ夜をすごしていた。なんだか目が覚めちゃって眠れない。

旅に出ると
 1)眠れない
 2)便秘する
 3)体重が増える
と思い込んでいるんだっけねー、と考える。

ちゃんと眠らなくちゃイケナイ、と考えるから、眠れない。

ちゃんとウンコしなくちゃイケナイ、と考えるから、ウンコが出ない。

太っちゃイケナイ、と考えるから、体重が増えちゃう、んだわねーとグルグルグルグル考えていた。

思考がカラダに影響する。

♪♪♪♪♪♪♪

えーと、拒絶するのをやめて、受け入れるとすると、この場合……???

「便秘と寝不足と体重が気になってるんだね〜。気になって、気になって、仕方ないんだねぇ」と受け入れ、その後、「眠れなくてもいいじゃん、死にゃぁしない。おなかが張ってもいいじゃん、いつか出るって。太ったっていいじゃん、一気に5キロも増えるなんてこたぁないし」と言ってあげる。

こんなとこかなぁ??

「○○ではイケナイ」と思えば思うほど、そうなっちゃうんだもんねぇ。

♪♪♪♪♪♪♪

すると旅の二日目はぐっすり眠れ、お通じもあり、体重も増減なしだったのでした。

効果覿面!?

♪♪♪♪♪♪♪

出生時の体重が軽いと、高血圧、高脂血症、糖尿病などなどにかかりやすいって仮説があるらしい。ワタクシは2700グラムで生まれてきたから、血中コレステロール値が高くなりやすいのかも??

これは、ちょっとしか食べなくても、生きていけるカラダだってことなのかしら。

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2005.10.22(土)上手にやらなくちゃ!

友だちとその娘のみぃちゃん(1歳7カ月)と3人でお出かけした。ご飯食べて、スーパーで買い物して、うちでおしゃべり。

うちに来てから、みぃちゃんはよくしゃべるようになった(なに言ってるかは、わかんないんだけど(^^;)。外ではほとんど言葉を話さなかったのに……。

やっぱり外では緊張してたんだね。

家から出ると緊張する私は嬉しかった。そうだよね、緊張するよね。それでいいよね!

♪♪♪♪♪♪♪

「子どもが怖い」「抱っこするの、怖い」と思っていた私は、母にあんまり抱っこされてなかったんだろうな。いろんな拒絶にあってたんだろうな。

そして母も、あんまり抱っこされたことがなくて、子どもが怖かったりしたのかもしれないな。

♪♪♪♪♪♪♪

みぃちゃんとはよく会うので、抱っこもできるし一緒に遊べる。でも、初対面だったりするとやっぱり身構えちゃう。緊張しちゃう。どこかで、こわーと思ってる。「うまくできない」みたいな不安。

こんど会ったら、姪のまいちゃんを抱っこできるかな……? いま5カ月♪

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2005.10.26(水)上手にやらなくちゃ・2

なにかをしようとするたびに、……ってことは「いつも」なんだけど、「よく考えたの?」「ちゃんとできるの?」「上手にやれるの?」という声がこころの中に流れてるんだなぁと気がついた。

そうするとヘナヘナ〜ッとなって、やめちゃう。無気力に丸まってしまう。

わたしに(我が家の面々に?)、失敗は許されないのだ。

♪♪♪♪♪♪♪

でもね、わかってきたのです。

失敗したら、やりなおせばいいじゃん。

そういえば、私って、やり直しや見直し、チェックって嫌いなんだった。失敗やミスが見つかることを恐れていたのかも知れないな〜。

♪♪♪♪♪♪♪

1歳7カ月のみぃちゃんが自分で靴下をはきたがった。

楽しそうに、気長に応援している友だち(みぃちゃんのおかあさん)を眺めながら、うちのおかぁさんもこうだったらよかったのになぁ、なーんて思ったのだった。

母はよっぽどヨユウがなかったんだろうなぁ……。経済高度成長時代だったし(?)。

♪♪♪♪♪♪♪

……ということで、家ん中の模様替えなんかしちゃって。

「うまくできんの?」の声を、「はいはい、いいのよ、そんなことは」なんていなしながら……。

なんだか気持ちがいい。

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2005.10.27(木)5年越し

千葉ロッテマリーンズが日本シリーズで優勝! うれしい。

2000年(だっけ?)のワールドシリーズ、対ヤンキース戦での無念を晴らせた感じ! 「……って国が違う〜!」とダンナには笑われたけど。

バレンタイン監督とベニー・アグバヤニ選手がいるから、わたしにはメッツに見える。ピアッツァさまも喜んでおられることでしょう(なわけないか(^^;)。

♪♪♪♪♪♪♪

でも、一時期、メッツの成績が振るわず、監督はさんざんなこと言われていたのにな。いまはべた褒め。

人の(マスコミの?)評価ってこんなもん……。

♪♪♪♪♪♪♪

居間がごちゃごちゃになりすぎて思い立った模様替え。

思わぬ発展があった。ダンナ部屋とわたし部屋を定義して、ほとんど使っていなかった二部屋を活用。お互いの本もわけてみた。

「分ける」ってことに、ちょっと寂しい気もする。

でもそれ以上にビックリしたのは、ダンナの喜びよう。「自分の部屋」というのが嬉しいらしい。ため込んだ雑誌も捨てる兆しが……。

♪♪♪♪♪♪♪

気がつかないところで、彼の自主性、主権を奪っていたんだなぁ。自治、自律って、こんなにも大切なんだと感じた次第。

♪♪♪♪♪♪♪

使っていなかった部屋。

荷物を運び込んでみると、なんだか暖かさを帯びてきた。家全体に活気が出てきたような、そんな今日このごろ。

大腰痛のあとの大変化。

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