2006.3.30 更新

2006.3.1(水)残滓

「下手くそでいれば、母も呆れて、お稽古ごとをやめさせてくれるだろう」という目論みは実は成功しなかった。

ピアノをやめたのは小学校6年生だったかな。バレエ教室で多くの子が進学を理由にやめていくのをみて、勇気を出して言ってみたのだったかしら。 うちの学校は幼稚園から専門学校まであったから、進学ってわけじゃなかったのだけれど。

バレエは父の転勤で引っ越したのを機にやめた。

♪♪♪♪♪♪♪

「やめさせてもらうためのプロジェクト」はまったく役にたたなかった。なのに、「上手になってはいけない。下手でいなくては」って部分が一人歩 きして、40年経ったいまも生きていたとは……。

下手でいると先生に怒られて辛いハズ。自分だって、きもちよくない。意識のどっかでは上手になりたい、と思ってるだろうに。まわりの人をイライ ラさせるかもしれない。

……すごく理不尽だし、不利なのに、固執しちゃうのね。自分でもわけわからないまま。

もしかしたら自分で気がつかない部分にも、猛威をふるっていたかも知れない。巨神兵みたく、人生を焼きつくしていたかも。

♪♪♪♪♪♪♪

「ふくやま」(広島県福山市)と聞いて、「お山が服を着てるのかしら」なんて考えるような幼い頭脳でつくりあげた理屈が、人生を左右する……ん だよねぇ。人生の初期に決めたこと……。

それはそれで、ひとつの「定め」ってものなのか。

♪♪♪♪♪♪♪

でもわかったから、もういいのだ。

まだまだ、これから先も(死んだ後ですらも!)、人生は続いていくのだから。

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2006.3.6(月)振る舞いをきめるのは

お目当てのレストランは行列ができていた。どうしよう??

並んでも食べたいな〜。でもダンナはどうだろう? ちょっとイヤそうかな。自分がどうしたいか、より、相方の口に出さない希望を 優先しようとする。

自分の希望をきちんと主張するのは難しい。

♪♪♪♪♪♪♪

疲れているのか、あんまり速く歩けなかった。

ベビーカーを追いこしてみたものの、下手をするとベビーカーよりゆっくりした歩みになってしまうかも??

後ろを歩くおかあさんが「なにこの人? 追いこしたくせにグダグダ歩きやがって」と思っていたら、どうしよう〜!! とても焦る。さっさと歩か なくちゃ、と気ばかり焦る。

口に出さない誰かの思いを勝手に想像して、自分の行動を決めがち。

♪♪♪♪♪♪♪

ほかにも行動をきめる要素がある。

「いつもニコニコしていなさい」なんて子どものころ、言われたりする。

そういうのに縛られてる。膨大な「○○しなさい」リスト、「△△しちゃダメ」リストがあるんだよね。

そういう「価値観」なんてなかったら、もっと楽なのに!(切 れ気味)

♪♪♪♪♪♪♪

……じゃなくて、鵜呑みにした価値観を一個一個洗いなおすのが肝要かもしれぬ。自分の人生を取り戻すためには。

「いつも、じゃなくて、嬉しいときには素直にニコニコするといいだろう。悲しいとき、浮かぬときはそれなりの顔をしようよ」とかね。

自分の価値観を荒い直し、つくりあげる。

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2006.3.8(水)見えてるか?

「なにかをする」ことは、わたしにとって「イヤなこと」「面倒なこと」「屈辱」「苦痛」「辛酸」「忌むべきこと」といった意味合いをもっている ような気がする。

「なにか」とは、学校行事、勉強、お稽古ごと、家の手伝い、庭仕事、料理、洗濯、いわゆるお仕事、ものを食べること、手紙を書く、朝起きる、な にかの手入れをする、外に出かける、誰かと会う、子育て(これはしなくてすみそうだ)……とにかく森羅万象?

「やること」が多すぎると、悲観して絶望的になって、死にたい気分になって無気力になる。

♪♪♪♪♪♪♪

でも、すこし考えが変わりそうな予感。

「なにかをする」のは、ひょっとすると楽しかったり嬉しかったりするのかもしれない。

子どもたちって、自分でやろうとしたがるし、できると嬉しそう。そんな日がわたしにもあったのかも。

でも「うまくやんなさい」「失敗しちゃいけません」「さっさとやりなさい」「丁寧に」「手早く!」「効率を考えてっ」「違う、こうでしょ!」 「ぐずぐずしないっ」「ばか」「不器用ね」というプレッシャーに、

イヤ、いや、イヤ〜っ(>_<)。やめて〜〜!!!

って切れてしまった気がする。実際に言えればよかったんだけど、封印して内に向かった。そして喜びややる気から遠ざかってしまったのかもね。

わたしのペースで、楽しみながらやりたかったの……。

「無気力が辛い」というより、喜びのない人生が辛い。

♪♪♪♪♪♪♪

ニートや子育て拒否の人たちの増加、カップ麺や冷凍食品の改良工夫進化、「手抜き」料理本の流行……私に似た人がい〜っぱいいるんだろうな、っ て気がする。

♪♪♪♪♪♪♪

母は「ナルニア国物語」が好きだった。学校の図書館で借りた本を毎晩わくわく寝しなに読んでくれた。

「子どもの想像力ってすばらしいわね」みたいなことを言っていたかもしれない。

わたしは「よい子」なので、調子を合わせて楽しんでいたが、こころの奥底で「目の前にいるふたりの子ど もに目を向けてほしいものだ」と意地悪に、あるいは悲しく考えていた。

♪♪♪♪♪♪♪

なんてゆーか……目の前の現物より、添付してある解説文を読んでわかった気になる、鵜呑みにする傾向。

母にあって、わたしにもあるもの。受け継いだ(?)もの。

わたしはどこまで「目の前にあるもの」を見ているだろう。

自分で「なにかをする」のを避けているから、よく見てないんだろうな〜。それって危ういかも。地に足がついてないかもね。

文明は「便利」を追い求めてきたけど……ね。

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2006.3.9(木)

本棚に「進化の隣人 ──ヒトとチンパンジー」を加える。うう、アイちゃんの子になりたかったよ(!?)。

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2006.3.13(月)感情と自由

もし私がひとの涙にたじろいだり、腹をたてたり、オロオロするのだったら、誰でもわたしを涙でコントロールすることができる。泣けば、わたしは 振り回されてしまう。

もし私が人の不機嫌にびくびくする人だったら(実際そうだケド!)、不機嫌に振る舞いさえすれば、誰でも私を意のままに扱うことができる。わた しは機嫌をとるために、なんでもするだろう。

そうか、ひとをコントロールするって、そういうことか。

♪♪♪♪♪♪♪

涙を見ても平気だったら、涙はコントロールの威力を失う。不機嫌でも一向に気にならなければ、べつになにを言われてもされても「あ、そうな の?」ですんでしまう。わたしを差し出す必要はないのだ。

そうか〜、そうなんだ。

それを目指して自分のワークをしてるんだ。自由になるために。

♪♪♪♪♪♪♪

鍼の先生が「そりゃ、僕だってイライラすることも不機嫌になることもあるけど、一晩寝れば忘れちゃうんですよね」。

ええ〜〜っ、ほんとにそんな人いるんだ!?

くよくよ悩んでなんにちも眠れない、なんてわかんないんだろうなぁ……。いいな〜。

♪♪♪♪♪♪♪

ひとたび誰かをイヤだと感じたり、憎いと思うと、一生憎み続けるのがデフォルトだと思ってた。

だってテレビで見る事件の被害者もたいていは「一生許すことはできません」「憎んでも憎み足りないです」と言う。

一生どころか、「新八犬伝」(古い(^^;)の怨霊なんか「孫子の代まで祟ってやる、呪ってやる〜〜」だし、「七代先まで」とか「七たび生まれ 変わっても」とか言うし……。

ずるずると感情をひきずってるとそうだよねぇ。

それが当たり前で、フツーに思えるよね。

♪♪♪♪♪♪♪

でも本来なら、感情は数秒で(諸説あるが、瞬間に)消えるものなんだってさ! だけど、感じるのを拒否したり、渋ったり、しがみついたりしてる といつまでも消えない。

きちんと感情をその瞬間に感じきれば、一瞬、憎いと思い、次の瞬間には愛しいと感じ、また次には悲しかったり、空しかったり、喜びだったりって ことになるんだろうな。

そしたらどの瞬間にも、誰に対しても、ニュートラル? 「永久に憎いやつ」「一生許せないやな奴」がいなくなるのかも? 怒ってもすぐ忘れて、 2秒後にはニュートラル?

人生がまったく違ってくるよね〜〜。

どの感情も否定しないできちんと感じる。

瞬間瞬間に生きる。……ってことか〜。それこそが自由なんだ〜。

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2006.3.14(火)後悔

「ああすればよかった」「こうすればよかった」とクヨクヨする。

「わたしはなんて未熟なんだ〜」と頭を抱える。自虐の罠に墜ちていく。

なんなんだろう、これって?? ……ふと、冷静になった。

♪♪♪♪♪♪♪

その後悔のネタを洗いなおす。御託や言い訳をいったん全部脇においてみる。結果だけ見てみる。

と、一つの目的、たとえば「ある人ともう一度会う約束をしない」方向に向かっていた。

な〜んだ〜。

もう会いたくなかったんだ。一緒にいて違和感があったんだ。

♪♪♪♪♪♪♪

「みんなと仲良くできない自分」、「ひとを選り好みする狭量な自分」を正直に受け入れられない。そこから目をそらすために、あーだこーだとグダ グダくよくよ、「後悔」にフォーカスしていた。「ああ言えばよかった」「これは言わなければよかった」……と際限なく。

済んだことなら、いくらでも評論できるもんね。

そうやって、またもや、「ありのまま」を誤魔化そうとしたのね。

♪♪♪♪♪♪♪

それが無意識に起きている。

意識の上でなら「みんなと仲良く、なんてあり得ない。そんなのおかしい」って言うくせに、まだ無意識の領域では「みんなと仲良くしなくてはいけ ません」が幅を利かせている。

♪♪♪♪♪♪♪

「会いたくないから、会わない」。

こんな単純なことなのに、「天気が悪いから」「寒いから」「用事ができたから」「体調がすぐれなくて」「電話がくるかも知れないから」「配達が くるから」「○○をやってからじゃないと」「だれそれに悪いから」……と理由をゴマンと並べて粉飾してる。

「会いたくなかったんだね。それでいいじゃん」と自分を許せば、粉飾と言い訳に人生を費やして自分を見失ったりしなくてすむんだろうな。

人生がもっと単純でスッキリしたものになるんだろうな〜。

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2006.3.16(木)どむ(怒夢?)

なんだか寝つけなくて、いろいろな人のことを考えていたら、憎い人の存在もありがたいと思えてきて、「どうもありがとう、ありがとう」と言って いた。

みんな、どの人とも繋がってるんだ、などと夢うつつに思い、ぽたぽたと涙をこぼしてるうちに眠ったらしい。

♪♪♪♪♪♪♪

変な夢を見た。

中学の時、技術を教えてくれたシスターのカウンセリングを受けていた。

年賀状交換をしてるシスターでもなく、交換日記(?)をしていたシスターでもなく、どっちかというとなじみのない人。

その人の前で、わっと泣き出し、怒鳴っていた。

おろおろする相手。

「わたしが怒ると相手はこういう反応をするのか」と実は観察もしてるわたし。ふ〜ん、こっちが主導権を握ったな、などと思っている。

♪♪♪♪♪♪♪

場面が変わる。

そのシスターのいた学校から転校する(現実に転校した)。

新しい学校の教頭が(タヌキみたいな奴だ)、わたしのことを前の学校のスパイだと疑っている。疑われて立腹した私は教頭を問いつめる。

「いや、子どもじみた馬鹿げた考えだとわかってはいるんです。でも、打ち消しても打ち消してもスパイじゃないかって思ってしまうんです」。

あっさり白状する教頭。

「なんだと! こんな学校やめてやる。慰謝料はいくら払う?」と詰め寄るわたし。

すると教頭は駅のキオスクの雑誌を運ぶカート一杯に札束を積んでもってくる。

「おお、こんなに出すとは思わなかった!」と驚くが、平静をよそおう。22億円くらいあるかしら(半端な額だな)??

タクシーを拾って、帰ろう。でも、タクシーがつかまらなくて歩き回る……。

♪♪♪♪♪♪♪

いろんな意味で「怒り」が苦手なわたし。毛色の変わった経験。

なんか転換点?

ガンダム見てるせいでもないだろうな〜。

しばらく沈潜しそう。

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2006.3.19(日)ありのまま?

眠れなくて、ひとり寝返りばかりうつような夜。

あれこれ考えて堂々回りで眠れない、てのはお馴染みだけど、胸苦しさだの、胸や目がいりいりするような、わじわじするようなからだに強烈な感覚 が襲ってきて眠れない、ってことがあった。

なんなんだ、苦しい、苦しい、苦しいっ!

♪♪♪♪♪♪♪

すると、「これは全部自分で封じ込めてきた、感じないように封印してきた感覚だよ」と、声がしたと言うか、わかったというか。

「いま、ここで感じちゃいなさい。感じ切れば消えていく。いま、お布団に横になっていて別にやらなきゃいけないこともないから、すごく都合がい いでしょう。とても幸運ですよ」。

そうか〜〜、んじゃ、感じるか。感じるしかないか。

でも苦しい……と、そのうち眠りにおちた。

♪♪♪♪♪♪♪

イヤで感じたくない感情。感覚。

たくさんある。山ほどある。目をそらしたい。

で、感じないようにするため、あらゆる工夫をこらす。

なにか別のことで紛らす。

「相手だって、これこれで大変でイライラしてたんだよ」と、相手の立場を思い遣るようなことを考えて、自分自身から目をそらす。

「だって、私は○○だから△△で……」と分析することで、なまの感情から遠ざかる。

「わたしは悪くない」とか言い訳、善悪、だれが悪者かと考えることに逃げる。

♪♪♪♪♪♪♪

よくもいろいろなテクニックを編み出したものだ。あっぱれ。

♪♪♪♪♪♪♪

だけど、いくら気をそらそうとしても、どうしてかそのことに思考が還っていく。いつまでもくよくよと思い煩う。

ほんとうの感情を感じるまで。

♪♪♪♪♪♪♪

運良く時間がたって、うまいこと忘れたと思っても、そうは問屋がおろさない。

人生で何度も、何度でもおんなじパターンの出来事が起きて、引き戻される。

ほんとうの、ありのままの感情を感じるまで……。

♪♪♪♪♪♪♪

感じてみた。骨が折れた。

まだいっぺんに全部は無理だった。

でも、何度もくり返してみると、随分消えていったらしかった。

それでも1週間とか2週間とか、それくらいの時間はかかったな。これからも練習だ。上手になっていくだろう。

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2006.3.20(月)封印

バレエのお稽古で、先生になにか言われて内心、凍りついた私。

なんだ、この過剰反応は?

しかも、この感覚はなんかお馴染み……前にもこういうこと、なんかいもあったような気がする。

うーむ、これはプチPTSD……、ということは、トラウマちゃんがいるのね。

♪♪♪♪♪♪♪

子どものころ、バレエのお稽古はすごくイヤだった。けど、大学生になってディスコで踊って、またダンスの授業をとって、「踊りって好き」と気が つき、ふたたびバレエ学校に通った、というのがわたしの顕在意識のストーリー。

いやしかし、「ありのまま」はちょっと違うらしい。まだ「バレエはいや、大嫌い」がたっぷりこころの中に残っているみたいだ。

♪♪♪♪♪♪♪

バレエに関する思い出をたどる。

大門教室のちとせ先生は優しくて、お稽古が終わると毎回みんなにアイスを買ってくれた。おしゃべりして、一緒のバスで帰って……。初めてトウ シューズをはいたのは、ちとせ先生のときだった。

あれ? それから本校に行くようになった? 「大門教室だと、発表会で一曲しか踊らしてくれない」と母が不満を言って(いつも不満だらけな人だ のぉ)……いきなり知らない生徒たちの群れに放り込まれて……。

そのときの先生は? ……!?

思い出せない!

最後はアンヌ先生で、先生は好きで、だけど先生がジュリアードに留学中は、だれだった? なにも思い出せない! そんなばかな!

思い出せない先生と、なにかあった?

♪♪♪♪♪♪♪

そういえば、「バレエのお友だち」ってもんがいない。

黙って教室に行って、ひとこともしゃべらずにお稽古して、先生に怒られて、無言で帰ってきていた、のかもしれない。いや〜、そうだなぁ。覚えて いる限りでは。

なんて暗いんだ。

「学校ではお友だちともしゃべれるのに」と、ひとりで悩んでいたんだった。

大学のときは、しのぶちゃんとお友だちになって、帰りにお茶したりもしたけど……やっぱりほかの人とはしゃべれなくて。吉田都ちゃんがよくレッ スンに来てたのに、ひとことも口きいたことなくて。しのぶちゃんは話しかけてて、「こうなんだって!」って教えてくれたのに。

♪♪♪♪♪♪♪

思ってた以上に、暗くていやな思い出なんだ。バレエって。

お稽古着(むかしはこう言った!)を着て、バーの前に立つだけで、恐怖や怒り、悲しみが騒ぎだして、知らず知らず、からだが緊張するのかもしれ ない。

それじゃ〜、踊れないよ!

でも、だからって生涯、踊りやバレエをさけるのではなくて、バレエに関連する恐怖、怒り、悲しみにたっぷり愛情を注いで、解放してあげたい。

「バレエはすてき、楽しい、好き」って気持ちにしてあげたい。

♪♪♪♪♪♪♪

「音大出たあとも、演奏してるのは1/4くらいかな」と友だちが言った。

辛い思い出がありすぎて、音楽から遠ざかる人が多いのかも。きっとわたしのバレエと同じ。「もったいないな」って思う。

だからこそ、わたしも再びバレエを好きになりたい……。まっさらな気持ちで、楽しみたい!

社会人やおばちゃんになって始めた人は、憧れや「好き」って気持ちから始められて有利だよね。わたしのバイオリンも? そうかな?

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2006.3.25(土)

本棚に「鍼灸の挑戦 ── 自然治癒力を生かす」 「森の旅人」を加える。

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2006.3.26(日)別世界

なんだろう。

被害者意識から抜けて、クヨクヨから抜ける瞬間がある。

とても楽で豊かな気持ちを、一瞬体験できたりする。

いままで「○○せねば」「××であらねば」と苦闘していたことがよくわかる。それだけ辛くてもがいていたんだ、とハッキリ気づく。ゼリーとか葛 湯の中で動こうとしていたんだ、そりゃ大変なことだ、と思う。

たくさんの呪縛――呪い、縛り、しがらみ、こうしなきゃ、ああしなきゃ、だめだめだめ……にがんじがらめだったんだ。

そこから抜けた意識のときは、自然に優しい気持ちになる。自然にしていて前向きだ。

♪♪♪♪♪♪♪

ああ、こんな世界もあったんだ……。

可能性を垣間見せてくれたことに感謝!

♪♪♪♪♪♪♪

鍼のぴっころ先生と話していたとき。

ミ「で、わたし高校、大嫌いなんですよ。何十年もずっと憎んでいるんです」

ぴ「憎しみをもち続けるのも、大変なんだろうねぇ」

ミ「……そうなんですよ。持ち物が多すぎて……」。重たくてかさ張る荷物を運んで、消耗するような人生なんですね。荷物が重くて肩凝り、腰 痛……? で、鍼灸治療へ。

荷物を手放しはじめて、呪縛が解けていって、新しい世界に出会った……のかも……。

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2006.3.30(木)夢の曲り角

なんだろう。

夢の中で、わたしは主演女優である。主役を射止め、周り中から応援されている。だけど、交通渋滞で劇場になかなか着かない。

どうしよう……。

そういえば、まだ台詞も覚えてない! どうしよう。

♪♪♪♪♪♪♪

次の日の夢。

舞台に加えて、ダスビ(ダンナが入っているアマチュア・オーケストラ)に出ることになっている。しかもチェロで(なんだそりゃ。チェロ弾きはダ ンナだろ)。

まだまだ劇場に着きそうにない。それにわたしはチェロ弾けないし。そういえば譜面読めないし。チューナーないと音がわからないし……。

い〜や、ダスビには出なくても。楽器弾きはほかにいっぱいるんだし。

とりあえず演劇に集中しよう。まず台詞ぐらい覚えよう。

♪♪♪♪♪♪♪

起きたら疲れちゃってた。

表舞台に出るときがきたけど、まだ準備不足で、自信がないってとこなのかしら……。なんかやだよ〜〜と、落ち込んで西友とユニクロとヨーカドー をさまよってしまった。

このごろ夢見が変だ〜〜〜。

サビじょんで出てくるおみくじも変なんだよ〜〜。

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