2006.9.1(金)制動
そうだ、なんだか許可が必要なんだよ〜。指示待ちというか。
なにかやるとき。
会社なんかの仕事だと、「それをやれ」ってのが前提だから面白いアイデアも出てくるし、なんとか実現して楽しかったり。
いや、職場を替わると「許可」を待つ人になって、なんにもできないこともあったな……。
許可……だれの? だれでもいいのかな。とりあえずはダンナに「○○していい?」ってよく訊ねてるな。母もそんな感じだったっけ。父にお伺いを立てて……。おばーちゃんもおじーちゃんにいつも聞いてたみたい。おじいちゃんの葬式の段取り、「どうしようか」っておじいちゃんに聞こうとして探して、「あ、いないんだって気づく」と言ってた。
自分で自分に許可をだす習慣を獲得できればいいな。
いっつも誰かの許可がなくてドキドキしてやるのやめちゃう。日常から逸脱したこと……どんな些細なことも。外回りの掃除。電車で行く買い物。苗を植えたり。映画いったり。贈り物。病院行き。……なんでも冒険。石橋を叩いてやめる。
おっきなブレーキをいつも踏んでるようなものだもの……。
2006.9.3(日)支配するもの
命令されると腹が立つのは、思わず命令に従ってしまうからなんだろう。
イヤだとかなんとか抵抗しつつ、気づくとその通りと思っていたり、そうしていたり……。結局は自分に腹を立てて、相手に転嫁してるんだね。八つ当たりだぁ。
♪♪♪♪♪♪♪
わたしの行動を制限しているもの。
怒り、暴力、恐怖、不安、絶望、疎外感、孤立感……。もっともっと微少で些細なものたち。とても微妙で自分では気がつかなくても、そういうものにコントロール、支配されてるんだな〜〜。
あんまり自由じゃないんだ。
自分できめるようとして、実はそういうものの制限に従っている。
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理想をもつ。
いい面は、それを目標に自分を磨くこと。
悪い面は、それと違う自分を抑圧・否定してしまうこと。そうじゃない自分を見放して、切り捨てようとすること。実際には離れることはできないんだけど。
「理想をもつ」のが「いい」とか「悪い」とかじゃなくて、自分次第でそれが目的達成の役にたったり、邪魔になったりする。
♪♪♪♪♪♪♪
理想としては、恐いものなどなく、自分のやりたいことをバリバリやる自由な自分でいたい。
でも実際には恐いものだらけ。
そこに気づかないで、「恐いもんなんか、あるかい!」と強がっていたら、ボロボロになっちゃうし、どんどん理想から遠ざかっていくんだろうな〜。
2006.9.6(水)彼岸
昨日の朝刊でビックリ。
スティーブ・アーウィンが亡くなったって。44歳。おお、そんなに若いのか。
アニマル・プラネットで「クロコダイル・ハンター」を見る度「ひぃ〜〜、こんなことしてダイジョブなのか!?」とハラハラしてた。
ダンナも「よく死なないなと思ったら、死んじゃったか〜」。
彼しかできない、彼らしい人生だったのかも。ご冥福を。
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昨日の夕刊でビックリ。
将棋の高柳敏夫名誉九段が亡くなった。86歳。
渋谷の高柳道場に通っていたときは、指していただいたこともあった。わたしの指し手が進まず、じいさまが2手指されたこともあった。あはは。いい思い出だな〜〜。
あそこでじいさまの奥さん、石橋さっちゃん親子や早水ちさ坊、船戸女流、飯塚さん、大庭美樹ちゃん、たな寅、石立さん……いろんな人に会った。もう10年も前なんだな〜〜。
道場はもうなくなっちゃったけど、あそこに行けてよかったなぁ。ありがとう。
ご冥福をお祈りします。
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楽器弾くとき、あがるのは重々承知。
でも先生の前ではあがらなくなってきてたのに……。今日はどうしたんだろ〜〜。
6ページもある大曲(わたしには!)をつっかえつっかえでも、弾いていて、そしたら恐怖が押し寄せて来た。ぼろぼろ。
……あがったっていうか? 恐怖って、なんの……??? 先生恐くないし、聴衆がいるわけじゃないし……?? なんじゃこりゃ〜〜??? 自分の中にたくさんの恐怖があることは自覚してるけど、わけわかんないなぁ。
……まぁいいや。そのうちわかるだろう。
必要なら……。
2006.9.7(木)新しい人
嫌いな政治家の記事を読むと、「ま〜た、こんなことしやがって!」と思う。
あれれ、でも見出しを読んだだけで中身はちゃんと見ていない。理性が曇って、することなすことけなしてるだけなんだな〜。
ありのままを見ていない。
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「それって、美穂ちゃんらしくない」と言われて、反発を感じたことがある。「わたしらしい」ってなによっ。それはあなたの勝手なイメージの「わたし」でしょ! その中に納まってろっての!?
「やっぱり美穂ちゃんなら、○○だと思った!」。言われて悪い気はしなくても、それもその人の勝手なイメージ……。そこから逸脱することを許されないみたいな……。
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これって、嫌いな政治家にわたしがしていることでもあるのね。
自分がされてイヤなこと、傷つくこと。かなりの確率で他人にしている……。
「魂への旅──宇宙でさえもあなたの一部」(マイケル・J・ローズ著)で「誰であっても新しいひととして見ること」というのは、こういうことを避けるってことなんだな。
じゃないと、わたしもその人も変わっていくのが大変だものね。
2006.9.14(木)涼を痛めつけてた
中高生のころ、勉強してるフリして物語を妄想していた。
主人公は女の子。「中村涼」という名前。家が火事になり両親は死亡、自らは顔に大火傷を負う。火事は放火で、両親は正義を追い求めて巨悪を暴こうとしたため、謀殺されてしまったのだ。
天涯孤独の身となった彼女。
しかし彼女は理科数学の天才で、若くしてある研究所に勤めることになる。しかし顔の火傷をいやがる人もいて、研究所でも虐められる。虐めにめげず、明るく生きる彼女を影ながら支え、思いを寄せるイケメンの男性。
彼女は彼の思いに気がつかないが……?
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「チャングムの誓い」、途中から見てるのでよくわからず、公式ホームページで粗筋を読んだ。ヨンセンやクミョン、チェ一族となにがあったのかわかってきた。
中村涼のハナシとなんとなく似てるなぁ〜〜。両親が殺されてたり、試練の連続だったり、チョンホ様がいたり。
わたしが妄想していたときって、自分の中の憎しみを涼にぶつけてたような気もする。これでもか、これでもかって。とにかく虐め抜きたいような欲望があった……。
実人生でだれかにぶつけるとヤバいから、その補償だったのかね。
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するとダンナが三島由紀夫にも似たようなのがあるよって。すごくムキムキの主人公がこれまた苦難の連続で……。
なんかそういうのって……多くの人がもってるキモチなのかしら。
「チャングム」は「おしん」と同じく、いろんな国ですごい人気なんだって。今週も見逃せない!