2006.11.30 更新

2006.11.1(水)いいんだよ

「苦しむ必要なんかないのに」

「しがみつくから、苦しい」

♪♪♪♪♪♪♪

あるマスターが授けてくれた智恵の言葉。

♪♪♪♪♪♪♪

「なんでも知ってなくちゃ」という思いにしがみつくと、「知らない」と言えなくなって苦しい。

「オトナのふりしなくちゃ」に縛られてると、動揺を隠しちゃって、悲しみを泣けなくて苦しい。

「やせて、きれいな体型を維持しなくちゃ」と思ってると、太る恐怖に苛まれる。

♪♪♪♪♪♪♪

「わたしはわたしでいい」とわかってたら、そういう苦しみはないだろうな〜〜。

♪♪♪♪♪♪♪

たくさんの人が「わたし、これでいいの?」「子育て、これでいいの?」「片付けられないけど、これでいいの?」と、自分のありように不安なのかも。

だから不安をあおる情報はお金になるのね。

「そのままじゃ病気になりますよ!」「老後、お金に困りますよ!」「臭くて嫌われますよ!!」「そんなニキビじゃ人生不幸ですよ!」「ぼけちゃいますよ!!」……などなど。

♪♪♪♪♪♪♪

そのままのわたしで、そのままのあなたでいいのに……。

♪♪♪♪♪♪♪

友だちと会って気がついた。

抵抗なく話しはじめるまで、ちょっと時間がかかる。気分とかエネルギーとかテンションの違いを、調整しているみたい。

気難しい、機嫌が悪いと思われたらどうしよう!? ……って、不安だ〜。(ほら、やっぱり不安があるのよね)。

♪♪♪♪♪♪♪

話していて、また気がついた。声の高さ、話すスピード、間の取り方、当然ながらわたしと友だちとは違う。

その違いを心の奥底で「わたしは劣っている」と、とらえているようだった。

「この人みたいにしゃべらなくちゃ」と焦って、真似しよう、合わせようとしてるみたい。

♪♪♪♪♪♪♪

そうだったのか!

それで、誰に会うかによって、喋る速さが著しく違ったりしてたんだ。なんでだろ〜と長年、不思議だったけれど……。

それほどまでに「あっちが善、わたしは悪、だめ〜」って思ってたのね。

そんな風に思っていたなんて、かわいそうだったね。大変だったね。ひとりぽっちだったね。いままで気がついてあげられなくてごめんね。

このままのあなたで、いいんだよ。

私の腕の中で、小さいわたしが泣いている。声をあげて。

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2006.11.2(木)建て前も本音のうち?

「装っている人」って、なんか苦手だった。

不安だから賑やかにしてる人、ビクビクしてるから明るくふるまってる人。なにかが怖いからしゃべり続ける人。

いや〜、まさに自分そのもの……。

そうか、そういう自分を見たくなかったから、だからか。

その人から漂ってくる「不安」と、表面のはしゃぎようとのギャップに戸惑っていた。わたしはひとに合わせようとする「いい人」だから、どっちに焦点を当てればいいのか、ほとほと困った。疲れる〜〜。

本音と建て前を「相反する別個の情報」として受け取っていたんだな。

♪♪♪♪♪♪♪

でも、やっとふたつが繋がってきた。

不安だから、それを押し隠そうとする。けむに巻こうとする。正体を見破られたくないと思う。

そういうことだったんだ。一体なんだ。つながっていることなんだ。

からくりがわかったから、苦手感はこれから消えていく、……かな??

♪♪♪♪♪♪♪

「人のせいにする」ってなにか、考えていた。

きっと、いままでふたつのことをごっちゃにしてた。

ひとつは真相を解明すること。全体像をはっきりさせること。

そして、もうひとつはだれかを悪者にして、なにが起きたかをうやむやにすること。

♪♪♪♪♪♪♪

なにかトラブルが起きたとき……って、毎日のようにいろんな報道があるけど……。

いじめ自殺を例にとると、学校、担任、いじめた子……だれか悪モノをつくりあげて、つまりだれか「ひとのせい」にして――、批難して終わり?? そりゃ、わかりやすい。

けど、ひとひとりが死ぬって、そんなに単純じゃない。

……どんなに複雑でも全体像、真相がわかれば、ほんとの再発防止につながる。

ただ、真実は痛みを伴うから、やっぱりカクゴはいるな〜〜。怖いかも知れない。それで「だれかのせい」にして、お茶を濁しちゃうことが多いんだろうな。

♪♪♪♪♪♪♪

セラピーでいじめ体験を思い出す人は多い。

わたしも虐められっ子&苛めっ子だったから類は友を呼ぶのか?

あまりにも辛い思い出だから、きつく封印する。それは当然。

だけど、大人になったひとりひとりが、ちょっと勇気を出して、いじめられてた、あるいはいじめてた、傍観してた、見てみぬフリしてた、尻馬に乗っちゃった時の自分を思い出すと、いじめの正体が見えてきて、世の中のいじめもちょっと減るかも……。

ヒトゴトじゃないから〜〜。

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2006.11.3(金)気持ちが言うのよね

テレビのニュースキャスターって、あんまり好きじゃない。なんかエラソーなんだもん。「自分は正しい、だれそれが悪い」って態度が鼻につく。

いじめの報道でも、「あんたのその言い方がイジメだよっ!!」て感じ。

なんであんなに他人事(ひとごと)なのよっ!!

腹がたつな〜。

♪♪♪♪♪♪♪

ああ、でもそうか……。

だれだってトラブルはいやだもの。巻き込まれたくないものね。できれば関りあいになりたくない。痛い思い出に触れるようなことは避けたい。

ニュースは読んでも、それ以上はやだから、できるだけ他人事にしておきたい。

……のかもしれない。だから、あんな態度に?

そうだったら、わたしも……だ。そういう気持ちある。同じ穴のむじな。

同類だから、その姿に腹を立ててるのかもねぇ……。悔しいけど。

評論家、批判屋でいれば安全……という錯覚?

♪♪♪♪♪♪♪

ダンナがオケの練習から帰ってきて、「おなじパートに芸大の学生がいて、『こう弾いたほうがいいですよ』って」。

ふむふむ。

「芸大生のくせに、オレに指導するなんて!! ……あ、おかしくないか。いいのか」。

でしょ〜!!

アタマでわかる、理屈では当然のことだって、気持ちは納得できないことって、あるでしょ〜〜!! 悲しかったり、悔しかったりするでしょ〜。

むふふ、わかってくれた??

そんで、気持ちの方が大切なんだよ〜ん。

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2006.11.4(土)つながって

物干竿に産みつけられた卵から、幼虫が続々誕生。

満月だから、かな〜。

「月満ちて子を産んだ」って、満月の時、って意味もあるのかな〜。

自然の調和のなかで、一番のタイミングで生まれる虫たち。自然との繋がリを断たれて、人間が決めた都合で生まれさせられる人間の子どもたち。

どっちが幸せかな……。

♪♪♪♪♪♪♪

「ツレがうつになりまして。」(細川貂々著、幻冬舎)を読んだ。

お天気が悪いと、うつ症状が重くなるんだって。台風だと大変なんだって。

「大阪豆ゴハン」(サラ・イイネス著、講談社)にも、低気圧や台風で眠くなってしまう人物が出てくる。

ロシアの天気予報では、気圧の予報もする。低気圧で体調を崩す人が多いから、あらかじめお知らせするんだそうな。

そういえば、生気象(せいきしょう)学会ってのもあったっけ。気象と健康の関係を研究する。わたしは入ってなかったけど。

♪♪♪♪♪♪♪

満月に伐採した木は腐りやすく、新月に伐った木は長もちするとも言うし。

気がつかないだけで、人間もその他の生き物も、月や地球、宇宙と密接に影響しあっているのね。そういうこと、もっと大切にした方がいいかも……。

で、どうしようか?

まぁ、そのうちわかってくるだろう。

♪♪♪♪♪♪♪

今日生まれた虫さんたち、誰だか知らないけど、地球にようこそ。

♪♪♪♪♪♪♪

男をやめる ──人生をもっと豊かに生きるために」(宗像 恒次 著、ワニブックス)を本棚に加える。

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2006.11.10(金)いじめ後遺症

いじめ自殺に関する記事が増えてる。

でも「頑張って生きて」「戦え」って主旨のを読むと、「死にたい脱力モード」が蘇ってきて思うんだよね。

なんだ、この人、全然わかってくれないんだって、心が閉じちゃう。背を向けちゃう。

もうずっと頑張って生きて、自分なりにずっと戦ってきたんだよ。もう疲れちゃったんだよ。それをわかってよ。

♪♪♪♪♪♪♪

でも、それで救われるタイプの人もいるのかもしれないけどね……。

全然大丈夫じゃないのに、相手に気を遣って元気になったフリ(自分自身も騙しちゃう)をすることもあるかも。

♪♪♪♪♪♪♪

「あと一日でいいから、生きてみようよ」っていうのは、ちょっといいかもって思った。

♪♪♪♪♪♪♪

mixiで「子どもが怖かった」と書いたら、約30歳の男の子が「そんな恐怖だなんて」とコメントをつけた。

そのコメントを読んで、ショックを受けて落ち込んだ。低空飛行になっちゃった。

なにが起こったのかは、何日も経ってから徐々にわかってきた。

♪♪♪♪♪♪♪

「そんな恐怖だなんて」

  ↓

子どもを怖がるなんて、女として、人間として変だよって言ってるんだ!

  ↓

わたしは変なんだ。また仲間はずれにされる!

  ↓

いじめられて、爪弾きにされる!!

  ↓

もういじめられるのはイヤだ。生きるのは辛い。

……って具合に連想してしまったんだった。一瞬のうちに。自動的に。

(自動で起こる心の動きをここまで把握できるようになったなんて、すごい! 精進の賜物!)

♪♪♪♪♪♪♪

幼稚園や小学校のころ、仲間はずれにされた。いじめられた。

辛かった。

その辛さ。

優等生だったのは、いじめられないためもあったんだな。

♪♪♪♪♪♪♪

でも、それより前、母にいじめられたの。

「○○(マーマレードとか、納豆とか、レーズンとか……)が嫌いなんて、変な子!」と言うのが母の口癖で。無意識なんだろうけど。

その後、弟に向かって「ねぇ?」と同意を求めるの。

すると私は「おかあさんは、弟がいいんだ。わたしはダメで、変なんだ。仲間はずれなんだ。ひとりぼっちなんだ。生きていちゃいけないんだ」って思っちゃう。

それを後生大事にというか、なんというか、まだしっかりもってる。ひきずってる。

♪♪♪♪♪♪♪

弟は弟で、「おかあさんは美穂ちゃんが好きなんだ」と絶望していたらしいから、弟にも母はおんなじことをしていたのね。

母にとっては「単なる癖」で、子どもを虐めてるなんて思わなかったんだろう。

虐めてる側は冗談のつもり。そこまで深刻だとは、気づかない。

♪♪♪♪♪♪♪

子どもがだれかにいじめられたら、親は全力でその相手と戦うのかも知れない。でも、はじめにいじめたのは親でした……。

みんながみんな、そういう図式ではない……といいけどね。

母もね、仲間はずれにされた痛み、あるいは変と言われた痛みをどこかに隠しもっているのでしょう。

(ちなみに父は母方の多数の親戚から「変人」と呼ばれて、かなり傷ついている(^^;;;)。

(コイズミも変人呼ばわりされて、実はマジ傷ついているのではないかと思う)。

♪♪♪♪♪♪♪

「あんた変」というニュアンスがちょっとでもあると、その痛みがいまでも蘇っちゃうんだな〜〜。

ある友だちは「おもしろいね〜」って言う癖があって、「美穂ちゃんっておもしろいね〜」って、肯定的な意味で言うんだろうけど、でもわたしはそう言われるとダメで……。

いじめようと思ってるんじゃないんだって、頭ではわかってるけど、気持ちが激しく拒否しちゃって。「なんでなんで?」とつっこんでくるトコも苦手だから、しばらくは会わないことにしちゃった。

彼女は、「人生はおもしろい」と思いたくて、努めて「おもしろい」を連発してるのかもしれないな〜。だとしたら、かわいそうなことをしてる……わたし。

♪♪♪♪♪♪♪

セラピーを受けるかどうか、とりあえず会いに来てくれた人がいて、いい意味で「ほかのセラピストさんと違う」と言ってくれたんだけど、やっぱりあり得ないほどショックを受けて、お断りしたこともあった。

ほんとに悪いことをした。ごめんなさい。

わたしのトラウマを教えてくれた貴重な存在なのに。

だけど、その人にとって「安全な空間」を確保できないだろうから、お引き受けするのは倫理にもとるわけだけど。

♪♪♪♪♪♪♪

同様に「約30歳の男の子」が悪い訳じゃないんだけど、逆鱗を直撃されて、しばらくの間、ちっとばかし恨み憎んでしまったよ。

すまないね。

だけど、トラウマをはっきりさせてくれてありがと。

もう恨んでないよ。たぶん!? ……いや、やっぱキレイゴトかも??

♪♪♪♪♪♪♪

私にどんな傷があるかなんてわかんないから、地雷を踏んでしまう。それで恨まれるのって理不尽だよね〜〜。

わたしもそうやっていろいろと恨まれているから、お互いさま。世の中ってそういう仕組みなのね〜。

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2006.11.11(土)モノと想い

落ち込んでるときって、

楽器弾かない。

散歩しない。

庭、やんない。

大雑把な掃除しかしない。

瞑想もしない。

魂や身体によさそうなこと、しなくなっちゃうんだな〜。

♪♪♪♪♪♪♪

そういうこと避けちゃうのは、この際、とことん、行くとこまで行っちゃいましょう、ってことかも。

♪♪♪♪♪♪♪

それもよい。

落ち込んだり、不安定になったりって、急速に新しい自分になっていく可能性大ありだものね。

♪♪♪♪♪♪♪

楽器屋さんとおしゃべり。

楽器、とくに古いものって(200年とか300年前につくられたものなんか!)、持ち主の思いをすごく吸収しちゃうんだって。

持ち主が落ち込んでると、響かなくなる。なんかどんよりする。

それがその楽器職人さんにはわかるんだって。

調整する必要はどこもないのに鳴らないときって、持ち主さんが元気をなくしていたりするので、楽器を「お祓い」するんだって笑ってた。

(お祓いってどうやるんだろう!?)

♪♪♪♪♪♪♪

可愛がってあげれば、楽器も喜んで鳴るようになるって。

わたしのジョヴァンニ(バイオリン)、なんだか変な音が混じる。それで楽器屋さんに持ち込んだんだけど、不具合があるわけじゃないそうな。

わたしのドンヨリをなんとかしたいの? ここんとこあんまり弾いてないから……ごめんね。

弓を替えてほしいの?

楽器屋さんのあの言葉を聞かせたかったの??

どれも大事そうだね。

自分の思いが身の回りのものに影響してる。いろんなものと、思いをやりとりしてる。思いのもつ力を再認識させてもらった。ここんとこ、なおざりになってたね。

これはジョヴァンニが仕組んだこと??

石たちももっと大事にしてあげようっと。

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2006.11.13(月)逃げるぞ!

いじめ自殺報道で「学校から、いじめっこから逃げていいんだよ」って言葉を聞いて、わたしがホッとしてる。

「立ち向かえ!」「戦え!」ってのが骨の随まで染み付いてるから、最近、新戦略(?)「逃げる」をときどき実践していながら、これでいいのかって、どっか不安だったんだもん。

よかった……。

逃げるぞ!!

だって、これって、自分の気持ちからは逃げてないもの。自分の気持ち、だいじ。

♪♪♪♪♪♪♪

「立ち向かう」「戦う」のも、悪じゃない。

だけどね、そのときは「戦う力」もチャージしなくちゃね。

のだめみたいに「じゅうでーん」。

抱き締める。甘える。共感してもらう。わかってくれる相手に話す。

♪♪♪♪♪♪♪

ひとがいっぱいいる会合などは苦手。

だけど、わたしのような人がいっぱいいるとわかってきて(ホームページやセラピーのおかげです)、不安がっている人もいるはず、という目で見ると見えてくる。

所在なげな人。不安そうな人。どう振る舞えばいいのかと思ってる人。

なんだ、こんなに仲間だらけなんだ。

「みんなは自然にできるのに、わたしはできない〜、だめ〜」と思ってると、同類の存在に気がつかないのね。

♪♪♪♪♪♪♪

そういうとき、なにをしゃべったらいいんだ、って焦る。

「緊張のあまり」だけど〜。

まさか、ひょっとして、母や先生や小説やマンガの登場人物が気まぐれに「そんなこと言うんじゃないの!」って言ったのを全部記憶していて、緊張してるときはそれが全部無意識のなかに甦ってきて、それに抵触しない話題ってことになると、数少なくて、話題が思い浮かばない!?

なんつーか……「口に出しちゃイケナイ」って思うこと、けっこう多いからな〜〜。

♪♪♪♪♪♪♪

セラピーやってると、ひとの記憶ってすごく不思議って、毎回思うもんなぁ……。

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2006.11.14(火)逃げればよかった!

いじめ自殺報道で「なにかあったら、親や教師に相談しましょう」って先生が子どもたちに言ってる場面があった。

子どもの時の私が顔を出して「相談なんかするもんか!」と悪態をつく(^^;;。

相談してもらうためには、おとなも「言い付け口するな!」「言い訳するな!」と子どもの口を封じるのをやめよう。

ひとの話を聞く人が増えるだけで、変わってくるよね。

♪♪♪♪♪♪♪

テレビで政治家や評論家が討論(と言えるのかわかんないが)してるのを見てると、この人たちには聞くって難しいのねと思う。

いじめられてる子がこの人たちに相談したら、全然聞いてもらえなくて、説教なんかされて、絶望して、すぐにも死んでしまうかも知れない……。

「聞くのは敗北」「言ったもん勝ち」くらいに思ってるのかな。

逆なのに。

聞く能力を育てるのは、自分と向きあうことだから難しい。覚悟がいる。

自分から逃げてると、ひとの話、聴けない。

♪♪♪♪♪♪♪

自分から逃げるのはやめよう。

いじめっ子やいじめる先生やいじめる上司やいじめる教授やいじめる医者や……からは、できる限り逃げよう。

♪♪♪♪♪♪♪

ひさびさに散歩をする気持ちの余裕ができて、歩いてみると気持ちいいものだなって思う。

気持ちよくないと、快くないと続かない……。わたしにとって続かないもの……って。

そう、瞑想もなかなか続かない。とくにはじめのころは瞑想が苦痛だった。いまもちょっと?

「瞑想って気持ちいいですよね」ってメル友に言われて、うう、そうなんだ、わたしはちっとも……わたしって変(常に「わたしって変!?」が顔を出す)……って劣等感を感じたことがあった。

♪♪♪♪♪♪♪

「仕事をするのは金輪際イヤ」っていう気持ちもあって(だから転職ばっかしたのか!?)、この場合の「仕事」って、すごく漠然とした概念なんだけど、とにかく辛いもの、苦痛、すべきもの……とマイナスイメージが湧いてくる。

実際には東販(本の取り次ぎ会社)のバイトや、ワインハウスのウェートレス、取材や記事を書くことは大好きでやりがいもあったのに、それでも払拭できない「やなもの」っていう思い込み。

セラピーは感動も多いのに、それでも……。

ダンナに仕事をさせて専業主婦(セラピーはそんなに多くないし)してるわたしは鬼嫁だって心の奥底で思っていたりもする。

月曜日の朝は「仕事だ」「学校だ」と思ってドンヨリしながら起きる。(いまは行ってないのに!?)

♪♪♪♪♪♪♪

世界遺産の番組でシトー会の修道院が紹介されていた。

修道士たちが「瞑想と労働の暮らし」をしていたんだって。

ぴきーん。

ここかどっか、修道院にはいたと思うんだよね。そこで厳しい暮らしをして、懲りちゃった? 逃げ出さないで踏ん張ってたから、「労働や瞑想は苦痛だ!!」と記憶に刻み付けたまま転生してる??

人生は喜びだ、なんて思えない? 人生は地獄の責め苦、修行なんだって信じこんでる?

そうかもしれないな〜。

そういうことにしよう。

♪♪♪♪♪♪♪

NHKのドラマ「ウォーカーズ」での会話。

「なんじゃ、あの人は? うっとおしいな〜」

「いわゆる、団塊の世代です」。

団塊の世代ってそう? よくわかんないけど、ひょっとして「僕には価値がない」と心のなかで恐れてる人なのかも……。

♪♪♪♪♪♪♪

自分に価値がないと感じてる人(それは勘違いで価値のない人などいない。だけど、わたしも勘違いしてる)は、自分の価値を上げなくちゃと奮闘して、余計なことしちゃって、気をまわしてるつもりで、「うっとおしい人」「うざったい人」って思われちゃうのかも〜。

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2006.11.15(水)新しい目標

庭にいると、いろんな生き物がいるのはいいなぁ〜って思う。名前もわかんない、初めてみたような虫がいっぱい。蜂の類いだって、何種類いるんだろ〜??

種類が多いのは健康で豊かな証拠。

ムズカシク言えば、多様性。

種々雑多、猥雑、バフェ、アソート、ミックスチョコレート(だんだんそれてる!! それでバフェが好きなのか!?)。

♪♪♪♪♪♪♪

「わたしって変!?」と思ったときには、「多様性!」と唱えることにしよう。

わたし自身でいると、世間的には変かもしれない。少なくとも少数派。

でもいいことだから。多様性だから、ね。ね。

♪♪♪♪♪♪♪

いまはお砂糖やお塩だって、超精製された純度の高いものより、いろいろ混じってるものが売られるようになってきたもんね。

単色、一種類だけ、ひとつの価値観、独占、横並びの時代から、脱出しつつあるんだ。きっと!

生物種の減少も止めなくては。

♪♪♪♪♪♪♪

のだめを見て、峰くんの演奏に笑い転げるダンナ。

滅茶苦茶でもなんか楽しい!

清潔で上手で、真面目で、きちんとしてて音もキラキラ、……って演奏は結構つまんないよね、と先生と話す。

どのCDを聴いてもおんなじ、に聞こえる。正直いうとね〜〜。

そうです。聞き分ける耳などもっていませんの。

めざせ、変! 峰くんが目標だ〜。天満さんとか、フジコ・ヘミングさんとか、ベンゲー♪とか。

♪♪♪♪♪♪♪

きちんと真面目に、を金科玉条としてきたのに、方向転換。

骨は折れそうだが、いつかそのうち身につくことだろう……。

ここんとこ、靴ひもがよく解ける。こころのなかのなにかも解けてるのかな〜〜。

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2006.11.16(木)のばす

ソルトレイク・シティ・オリンピックのフィギュア・スケート。DVDを買ってあったのを初めて見た。採点の対象となった滑りと、エキシビション。

エキシビションはいいな〜〜。みんな、生き生きしてのびのびして、見ていて楽しい。

もてる力を存分に発揮してる。

「採点」「順位」「競争」「戦い」より、「リラックス」「自由」「のびのび」がいいな〜。

♪♪♪♪♪♪♪

プレッシャーがかかると、どんなに萎縮するか。

楽器の発表会ごとに苦汁をなめているワタシにはよくわかる!!

期待、ストレス、緊張、完璧主義、理想との比較ばかりして落ち込むこと、「○○であるべき」の弊害。

それ、もうやだもん。

♪♪♪♪♪♪♪

みんなが自分の力を十分に発揮して生きていたら、もっと世の中、楽しくなりそう。ラクチンになりそう。

「いやいやいや」「わたしなんか、ダメです」「そんな差し出がましい」「どうせ、うまくいきません」。

それじゃー、だれかに負担がかかりすぎて、社会がストレスと歪みだらけに。

♪♪♪♪♪♪♪

そう、わたしは「いえいえいえ、わたしなんか……ダメなんです」となんでも断るタイプ。

気がつくと「自分はダメっ」て、自分を虐めてるもんね。

自分虐めに気がついたら、「よしよし、どうしたの? なんかストレスがあるの? 悲しいの? 怒ってるの?」って聴いてあげよう。

のびのびしていいんだよ、って自分に教えてあげよう。

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2006.11.17(金)ためらい

庭にちょっとした目隠しがほしいな〜と思っていたら、ちょうど思い描いていたのとドンピシャのを100円ショップで見つけた。

で、即買った。

……わけじゃなくて、「こんど買おう」と思った。

ほしいものが目の前にあって、十分買える額で(だって105円!)、軽いし持ってくのも楽チン。

なのに躊躇しちゃうんだねぇ。

と、いうことに気がついて、不思議だねぇとちょっと感心して、それならばと自分と会話してみて、大丈夫そうだったし、買った。

庭に置いてみたらうれしかった。

♪♪♪♪♪♪♪

「ほんとにそれでいいのぉ〜??」って問いかけてくるモノが、心の中にいつもいるから、失敗しちゃったらどうしようって怖くなって、なかなか決められない、のかな?

♪♪♪♪♪♪♪

ここんとこ、楽器の弓を買おうかどうしようか、迷ってる。

結婚記念日(もうすぎたけど)に、ゴチソウを食べに行く予約の電話をためらってる。

この際だから、両方、片付けた。電話して予約。

なんだ簡単……。

なのに、実行に移すまでに時間がかかるんだよね〜。

♪♪♪♪♪♪♪

何年かぶりでカラオケに行った。

いつも酔っぱらって歌っていたのに、シラフで歌だよ〜〜!!

歌うテンションになるのに、ちょっと勇気(?)がいった。心の切り替え。

楽器弾くときもそうだ。

フォルテんとこ、勢いのあるとこ、テンション上げるのが億劫というか、面倒というか、そんな感じ。で、やめたり、ときにははじけてのれたり。

たいていは、無難に、おとなしい曲を弾こうとする……。

♪♪♪♪♪♪♪

討論番組が苦手なのも、似てるかも。

見てて腹立てて、チクショー、バカヤローと簡単に叫ぶことができたらいいんだけど……。なんだかブレーキをかけてしまって、それが苦しい。

奮起する、奮闘する、エネルギーを放出するのを抑えていて、抑制を解くのに抵抗がある。

♪♪♪♪♪♪♪

そーか、昔はディスコやバレエやお酒でもって、抑制/呪縛を解いていたのか〜〜。

それを素面でやるっつーのが、いまの課題??

はじけなきゃ、ってなにかがささやく。

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2006.11.18(土)わけわからん

自分に関して不思議なこと。

お菓子ばっかり食べてる。お菓子ばっかり買って、恥ずかしいって思うことがある。

甘いものが好きだから、はもちろん。お菓子はすぐ食べられる……、なら、お惣菜を買えばすぐ食べられるわけだけど、自分一人用にスーパーやコンビニのお惣菜を買うのはなんか罪悪感(?)/抵抗がある??

「お菓子なら食べてもいい」ってどっかで思っている節がある。

「ごはんを食べる資格はない。だけど、お菓子なら……」。

なんなんだろ?

小さいころは小食で、いつもトロトロ食べていたらしい。イライラした母が、「もう食べなくていい!!」と叱ったのを、「おまえなんか、ご飯を食べるな!」と勝手に翻訳しちゃったのかしら。そしてその言い付けを守ってる?

だれかと一緒なら、抵抗なくご飯を食べられるのよね。う〜ん、謎。

♪♪♪♪♪♪♪

だれかが無意識にポロリと言ったことをぜんぶ真に受けてるとしたら、ずいぶんと厄介な子どもだっただろうな〜。わたしにとっても、周囲にとっても。

でもそういうのが気的過敏体質ちゅーもんかも。

♪♪♪♪♪♪♪

もうひとつの不思議。

庭で野菜をつくろうと種を蒔いたり、苗を植えたり。

だけど育てる割には収穫しないし、食べないんだよね〜。たまに食べると、「おいし〜」って感激するのに、日記に書いたりするのに……気がつくと実ったまま放置されてる。

なんなんだ??

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2006.11.24(金)太陽はあったかい

いままで自分に向けられてきた言葉を、(ぜんぶ?)ばか正直に実行しようとしている自分に気づく度に、われながら驚いてしまう。

しかもその度に、また「親のせい」にしてるのか、それでいいのか、と揺らぐ。

だけど、こう思って癒しを先延ばしにしてる人がいっぱいいるんだろうな〜。

全部を知って解決することこそ、孝行だよね。ねね、ね。

♪♪♪♪♪♪♪

セラピーでは、わたしと同じく親の言葉や親の怒りに苦しんでる人にいっぱい出会う。

「わたしもそうだけど、怒られることに怯えている人がすごく多いんですよ〜」と鍼のぴっころ先生に話す。

「怒られてケロっとしてる人、それをバネにする人もいるけど、腎経(じんけい)が弱いと恐怖に怯えるようになるからね〜」と先生。

「腎経が弱い人、多いんでしょ? 整体の先生や指圧の先生が書いた本を読んでると、最近になって(80年代とか)、ひとのからだが変わってきて治療法も変えざるを得なくなったなんて記述があるんですよね。これって、関係あるのかな」。

「スパルタが通用しない世の中になってきてるのかも」。

♪♪♪♪♪♪♪

厳しく叱ったり、禁じたりすれば、よい方に向かうっていうのは、前世紀の遺物なのかも知れない。それは幻想だったのかもしれない。

ひとのからだが変化して、気持ちや考え方も変化して、もうニューエイジに突入してるのかもね。少なくとも、始まりかけてる♪

効果をあげるには、いままでとは違う新しい方法を工夫しなくちゃ。

北風はやめて太陽。

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2006.11.25(土)自分でできるはず

いじめ自殺が頻発したので(それとも、連続して報道されたので?)、こどもとどう接すればいいのかというセミナーに出席する親も増えているらしい。

それはいいことだと思う。

「自殺でもすれば、親はわたしに目を向けてくれるのか」と思いつめていたこともあるから。

♪♪♪♪♪♪♪

ぴっころ先生は「でも、なんでもひとに教わろうとして!!」と。

まぁね。たしかに、ね。

自分の子どもと向きあうこともできない、なんて……ね。

自分で解決策を練る力、考える力も失っちゃってるなんて、ね。

いまの社会や教育は、そこまで人間を壊してしまっているのね。

♪♪♪♪♪♪♪

こどもが自分の意見を言うと、「生意気」「わがまま」って封殺される。ばかみたい、って笑われる。

そしたら、言うのをやめちゃう。そうこうしてるうち、自分の意志がわからなくなる。自分が考えたり感じたりしたことを信用できなくなる。自分を大切にできなくなってしまう。

だからひとのことも大事にできない。

ひとりひとりの命が軽い。だからストレスがたまり、他に辛く当たる。それが自分に返ってくる。

だからもっと、当り散らす……。悪循環。

大人同士がいじめてばかりだから、子どもはそういう大人をお手本にする。

♪♪♪♪♪♪♪

自分の力をとりもどす。

わたしの目標だけど、社会全体にもよいことなんだと思う。

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2006.11.30(木)自分しだい

人を批判するクセ、ちょっとはマシになってきたかな〜。

「やはりなんでもかんでも批判する人」と日々接しているある人と話してた。うう、わかる。きっと母と似てる人。でもって、ちょっと前のワタシ(いまもか?)と似てる人〜。

で、閃いた。

♪♪♪♪♪♪♪

なんでもくさすと、人生つまんなくなるだろうな〜。

だって、つまんないものにばかり囲まれてルンだもん。「あら」とか「ボロ」とか「くだんないもの」にばかり目が行くわけだから……。

♪♪♪♪♪♪♪

人生は愉しいって、なかなか思えなかったわけだ!!

合点。

こんな簡単なことにも、気づくまでは気がつかないもんなんだなぁ。

♪♪♪♪♪♪♪

いろんなもののいいところ、かわいいところ、素敵なところ、あたたかいところに気づくようになれば、人生180度かわっちゃう!!

♪♪♪♪♪♪♪

ひとのことも、「敵だ」と思ったら、敵になる。

敵意をもてば、相手はその敵意に反応するもの。

味方だ、仲間だ、友だちだと思ってれば、相手にもそう伝わる、よね。

敵だと思っている自分に気がつかなくて、「仲間」だと思っていると自分で勘違いしてるときはだめだけど……。

うーん、自分次第……なんだな〜。

それでもって、心はころころ変わるし。簡単なようで難しいかも。なにかと紛れやすいかも。

でもって、こんなこともなかなかわかんなかったんだ〜〜。

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