本の感想 

三人寄れば虫の知恵
養老 孟司、奥本大三郎、池田清彦 著 洋泉社 1,800円 1996年

「あとがきに代えて」に「三人寄れば馬鹿話という感がある」「読み返しては笑う」とある。
あはは、そんな感じ。

実際によく知っている知識、体験したことに伝聞、推測憶測も混じる。
おしゃべりって、こんなだよなぁと思う。気楽で、放言も混じるし、ふっと話が飛んだり。

虫はそんなに嫌いじゃないけど、詳しくない。
集めようとも思わない。売買するのはどうなの、と思う。

でもこの方たちは、「売買するとどうして攻撃されるんだろう」と言う。

どうしてって、言われると……。
実態も知らずに批判してるんだわね。誰かの受け売り。鵜呑み。
自分では何も考えてなかった。すまない。

96年だから、いまほど温暖化は言われてないのかな。
温暖化したって、地球は困らないって箇所があった(ような気がする)。

それもそうだ。
地球は寒冷化したり、スーパープルームで炎熱地獄になったり、それでも存続してる。
困るのは生き物だ。人間だ。
いままで数回(6回?)、生き物は大量絶滅してる。

とすると「地球に優しい」は、なんか変。
地球はなにがあってもへっちゃら。

「地球に」なんて、他人事(ひとごと)っぽい。

「生き物に優しい」「いのちに優しい」「人間に優しい」のほうが的を射てるのではなかろうか。
というか、自分たちを、命を滅ぼすようなことはやめようよ、と言った方が。(2007.12.9)

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