2002.4.12 更新

2001.12.11(火)カラオケの強要!?

マルコさん、あきこさんと22号添いの中華バフェに行く。奥の方に教壇みたいなステージがあって、カラオケが置いてある。食べていると、お店の人が"Is everything okay?"と聞きに来る。これはどこでもそうなのだが……そのうちいろいろ話し込んで、「日本から来たのね。私は台湾」なんておしゃべりを始めた。ここの従業員って、フレンドリーな人が多い。

また彼女やってきて、「日本語のカラオケがあるから、歌って!」と言い始めた。「ええ〜、いいよ〜」と言ってるのに、「店長もいいっていってるから」とカラオケのスイッチを入れちゃった! 流れてくるド演歌。実は演歌を歌うのは大好きだけど、まっぴるまの明るい店内で、お酒もないし(といっても、最近は1滴も飲まないのだが)、ほかのお客さんもいるのに〜!

店長までやってきて、「いいからいいから、歌って」! 3人で必死に断った(^^;。ああ、なんて強引なの! ああ、おかしかった〜。

マルシアの家に寄る。辛いことがあって、ものすごく暗くなっていた。これがマルシアに必要なことだとしても、早く楽な気分になりますように。

夜は星居ご夫妻とブルワリーに出かける。やっぱりこのお店はおいしいなぁ。ウェイトレスさんが、ビールをダンナにこぼしてしまった。すると「お詫びです」と、デザートが出てきた。さんざん食べて、「く、く、苦しい!」と言っていたときなので……ありがたいけど、さらに苦しむことに……(^◇^;)。

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2001.12.12(水)おわかれ

きらきらふだんは時計をしていないのだが、これから移動したりがあるので、時計の電池を入れに行く。宝石屋さんで入れてくれると聞いて、初チャレンジ。ふだんは足を踏み入れることのないお店なので珍しくてキョロキョロ。お店の人も感じがよかった。

マルコさんご夫妻はもうホテルに移っている。車も返したので、一緒に晩ご飯を食べた後、空港そばのホテルに送っていった。かれらはカリフォルニアに行くの。いままでありがとう。バイバイ。また会おうね。

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2001.12.13(木)クリスマス・ツアー

もうマルコさんたちは、飛行機に乗っちゃったかな〜……。

ここNJではクリスマスを控えて、家々の飾り付けがとてもきれい。もちろん全部の家がしているわけではないけど、凝っているところはすごい! 夜はそういう電飾を見るのが楽しみ。

ところがマンハッタンは、住居といってもアパートしかないせいか、そういう飾り付けはないらしい。留学しているお友だちが、そう言った。もちろんSaks Fifth Avenueやロックフェラー・センターはクリスマス・ツリーを飾って話題になったりするけど……。

そーか、せっかくアメリカに来ているのに、こういうのあんまり見てないんだ……。では、ということで夕方、マンハッタンから電車で来てもらった。きれいな場所を選んで車を走らせる。ふふふ、喜んでもらってうれしい。お金持ちそうな新築の大きな家が建つ一画にも行く。うわ〜〜、なんだ〜!? これはやりすぎ! げらげら笑っちゃうほどすごい! トナカイとサンタご一行が空を飛んでいたり……ね。 クリスマスをすごく楽しみにしてるんだなぁ。こういう遊び心はいいなぁ、と思う。

引越屋さんは、植物は運んでくれない。いくつかある鉢植えはもらってもらうことにしていた。すると彼らももらってくれると言う。緑は高いから、我慢していたんだって。よかった〜! ちょっと大きめの鉢を持っていってもらった。そうそう、これは帰国したお友だちから受けついたんだった。元気でいてね〜♪

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2001.12.14(金)また、おわかれ

午前中、アキコさんに来てもらって、調味料などもらってもらう。蓋を開けた調味料は、これまた持っていくの不可だったの。でも、捨てるのももったいないし〜。アキコさん、使ってくれてありがとう〜。すごく嬉しかった!

ダンナも合流して、お昼を食べにBean Curdに行く。会社には簡単なデリしかないので、ダンナたちはみんなでお昼は外食だったの。で、月曜日はどこ、火曜日はそこ、とローテーションが決まっていた。Bean Curdは木曜日のお店。毎週行くので、店の人は誰がなにを食べるかまで覚えていてくれたんだって(毎回、同じものを食べていたらしい)。そういう思い出があって、しかもおいしいお店。

「実はコロラドに行くことになって、これが最後なんだ」と伝えたら、店を出るときにみんなが挨拶してくれた。「またマーポートーフ、食べにおいで〜!」。ありがとう〜。また、来たいよ!

アキコさんともさよなら。いままでありがとう! また会おうね。

夜はウェンディ一家が迎えに来てくれて、22号にあるMax Buffetへ。道の途中で、いままで空いていたお店が、開店準備をしているのが見えた。ながらく潰れていたけど、借り手がついたのね。ターバンを巻いたインド人らしき人が、作業をしてる。すると、ウェンディが「あ、見て! オサマ、オサマ」と、楽しそうに言った。え、ビン・ラディンに見える(^◇^;)? 違う国の人だよ〜(9.11直後には、インド人を撃ち殺してしまった人もいた)。

Max Buffetは初めて。どこにもChineseと書いてないから、アメリカ系のお店だと思ってたの。でも、やっぱりRoyal Buffetがぴかいちだけどね!

ウェンディたちは、私たちが住んでいたコンドミニアムを売ることにしたんだって。ミテたちが最後の店子。子どもたちの大学入学にもお金が必要だし、ということだった。「あなたたちが最後で最高のテナントだったわ」。そう? どうもありがとう! ミテたちもウェンディとジョンに会えて、すごく嬉しかった。

「きっとまた会えるわ。そういう気がするの。私の勘は当たるのよ」とウェンディ。中国で死に別れたおかあさんだったウェンディ。ありがとう。また会おうね!

一家を見送った後、ホテルに移動した。さよなら、お家。初めて住んだ外国の家。いままでありがとう。さよなら、中国風の調度品たち。さよなら!

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2001.12.15(土)さいごのレッスン

NJ最後の日、ヴァイオリンのレッスンに出かけた。先週のサード・ポジションに続いて、セカンド・ポジションを教わる。あ、そうか、こういう仕組みなのか、と腑に落ちる。

さよなら、ヴィクトリア。あなたに会えて、ほんとによかった。ハグして、住所交換してお別れ。もしかしたら、コロラドを訪れることもあるかもしれないって。また会えるといいな……。ネイサンにもよろしくね。いままでありがとう!

Soloist Music楽器屋さん"Soloist Music" (=写真)にチェロの弓の毛替えをお願いしてあったので、取りに行く。コリアン系の人がやっている工房。笑顔のとてもステキな人なの。レッスンもやっているらしく、奥からきーきーと子どもが弾いているらしい音が聞こえてくる。うふふ。

毛替えは50ドルだった。せっかくいいお店を見つけたのに……残念。

おいしいとうふフォート・リー最後の食事はやっぱり韓国豆腐料理ソコンドウで。ばってんラーメンも捨てがたいけど、ラーメンなら日本でも食べられる。こんなにおいしい豆腐料理はそうそうないだろうしね。

ミツワで髪を切る。引っ越すことを知っているので、短くして徹底的に梳いてくれた。しばらく切らなくてもいいようにって。ありがとう!

そこからマンハッタンに行って、カーネギーホールでコンサート。最後のマンハッタン。最後のカーネギーホールね。ところが、帰りの車の中で気がついた。ダンナがなんか怒ってる。ミテが音楽に合わせて体を動かしていたから、集中できなかったんだって。

たそがれ自分では抑えてるつもりだけど、どうしてものってくると身体が動いちゃうんだよね。ロック・コンサートや沖縄系のコンサートではオッケーなのに、どうしてクラシックはダメなの? バレエのお稽古はクラシック音楽にあわせて踊るのだし、ジッとしてるのは難しいんだよ〜。

最後の最後でケンカするとはね。頑張らないと集中できない演奏会なんか、クソ食らえ〜っ、と思ったけど言えなかった(でも、これ読むだろうな(^◇^;))。

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2001.12.16(日)さよなら、NJ

朝6時20分にホテルを出て、Newark空港に向かう。この高速を走るのも、最後か〜。いつかこの日が来ると、なぜか半年ほど前から考えていた。予感、だったのかもね。でも、その日は日本へ帰る日だとばかり思ってたのに。米国内をお引っ越しすることになるとは。おもしろいな。

あさ空港でレンタカーの日産アルティマくんを返す。どうもありがとう。自分が運転して初めて、けっこう日産カーが走っているのに気がついた。それまではスバルしか目に入ってなかったのね〜(スバル、多いんだもん。雪が積もるところだからかな)。

今日の航空会社はユナイテッド。……と誰かに言ったら、「えっ!」って言われたけど、かまうもんか(9.11にハイジャックされたエアライン)。相変わらず、セキュリティが厳しい。搭乗口で、数人だけ荷物を開けさせられる。ヤナ感じ〜。外国人だから?? 白人も何人かやられてるけどさ。宝くじには当たらないのに、こういうのには当たるんだ。

楽器ケースも開けて、弦をベタベタさわられてしまった。わ〜、駒にさわるな〜とは言えなかった。珍しいらしくて、嬉しそうだし……。あーあ。

離陸の時は、さぞかし胸に迫るものがあるだろうなぁと思っていた。泣いちゃうかも、って。でもその時、「そこにもわたしはいる」という声(?)が聞こえた。すると気持ちがすごく落ち着いて、「さぁ、新しい始まりだ」っていうワクワクした気分になった。神さま、ありがとう!

9:50 Newark発、11:50 Denver着。4時間のフライト(時差が2時間)。なんと〜、雪つもってるよ〜(この冬、NJは暖冬で、雪降らなかったの)。空港(=写真右:空港周辺。なんにもない♪)のPanda Expressでお昼を食べて、レンタカーでホテルへ。着いたら、疲れて寝てしまった。

夜は既にコロラド入りしていた黒川さん(仮名)ほかとご飯を食べた。

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2001.12.17(月)アパートの契約

アパートのオフィスに出向く。外にニュージャージー・ナンバーの車が停まっていた。ああ〜、もうすでに懐かし〜〜♪ ディレクターのアンネ・フランスは接客中。なんとおなじようにNJから引っ越してきた望月さん(仮名)ご夫妻と契約している真っ最中だったのだ〜。じゃあ、外の車は望月さんのなのね。なんとNJから運転してきたのだと判明! うわぁ、お疲れさま!

がらん彼らが終わって、ミテたちの番。実は黒川さん(仮名)も同じアパートなので、日本人が3組もいるのだ♪ 「私も日本語をしゃべらなくちゃね〜」とアンネ・フランス。禁止事項、ゴミの出し方、などなどの説明を受けて、サインをしていく。壁はくぎを打ってもいいんだって。絵とか飾れるね!

アパートのカギを受け取って、早速部屋に行ってみる。開かない……(~_~メ)。とって返すと、新しいカギをつくってくれた。オフィスがいろんな修理もしてくれるから、ラクチンだな。

でもまだホテル暮らし。荷物届いてないしね。

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2001.12.19(水)荷物搬入

この前来たときより、コロラドがイヤじゃない。ちょっとワクワク。

たくさんだな朝起きたとき、疲れている。環境の変化……? いや、わりといつもそうなんだなぁ。寝ていても緊張しているようで、眠りが浅い。大学生の時に、母がミテの歯ぎしりを発見したのだが、両親を本当に許すまで、歯ぎしりは治らないのかもしれない。歯ぎしりね……、なんか悔しがってるのかも?

10日にNJから搬出した荷物が今日届いた。エレベーターのない3階だけど、黙々と運んで下さる人たち。すごい〜。午前中で終わった。ソファなどの大物は梱包も解いてくれた。

白い壁のわがアパートに、白い箱が積み重なっている。美しいけど、ちょっと寂しい。殺風景。今日もホテルに泊まる。

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2001.12.20(木)洗濯機おもちかえり!?

アパートに移る。

今日は洗濯機が来る。普通はどこでも洗濯機、乾燥機、冷蔵庫はついているものだけど、この部屋に限って洗濯機も乾燥機もない。乾燥機はいらないや、ってことで、洗濯機だけ買った。

Home Depotというチェーン店で買ったんだ。この店は倉庫のようにでかくて、釘や電球からバスタブ、玄関の扉まで売っている。天井まで届く棚に(2階だてくらいの高さがある)、商品がストックしてある。われわれが「あの洗濯機を買いたいんだけど」と言ったら、「オッケー! 棚からおろすから、ちょっと待ってね」。

これには驚いた! アメリカの洗濯機は巨大なのだ。重ったいのだ。設置も自分ではできそうにない。これを自分の車に積んで、3階まで運ぶなんて絶対ムリ!

「ちょっと待って〜! 配達してほしいの!」「え? 配達?」と今度はあっちがちょっとビックリしたもよう。手続きをしながら聞いてみた。「自分で持ち帰る人が多いの?」「そうね。ほとんど」。うーむ、アメリカ人おそるべし! でかい車、好きだし〜。まぁ、洗濯機を買うのは一軒家をもっている人ってことか。それにしても……(^◇^;)。

配達は午前8時から12時の時間帯ってことだった。もうすぐ正午って時に到着。屈強な男性が二人係で運んできた。そして設置もしてくれた。ああ、よかった。チップを上げたものかどうか、わからなかったので、なにがしかをあげた。すごく喜んでくれた。こっちがびっくりするほどの喜びよう! 普通はいらないのかな〜?

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